【レビュー】低温調理器ボニーク、購入前に知っておきたかったこと

低温調理器ボニーク

肉や魚などを美味しく調理できる低温調理器「BONIQ(ボニーク)」を1年前に購入してから、もはや今では手放せない存在となっています。

低温調理したローストビーフ

もっと早く知りたかった!

今回は、テレビや雑誌などで話題の低温調理器BONIQ(ボニーク)について、以下のポイントを詳しくレビューしてまいります。

  • 低温調理器具「ボニーク」とは?
  • 使ってわかった「ボニーク 9つの良い点」
  • 気をつけておきたい注意点
  • ボニークを使った誰でもできるオススメ料理
  • キャンプで「ボニーク」を賢く使う方法
  • 便利な道具と調味料
  • ボニークとボニークProの違い

低温調理器BONIQ

スポンサーリンク

お肉の調理は火加減が難しい

肉や魚をフライパンやオーブンで火加減を見極めて調理するのは、初心者の僕にとってハードルが高いと感じていました。

お肉の調理は火加減が難しい

焼いてるうちに固くなって、パサついちゃうんだよね。

お肉はなぜ焼くと固くなるのか?

お肉はなぜ焼くと固まるのか

お肉が焼いてるうちに固くなってしまう理由は、肉を加熱して70度を超えると、肉のタンパク質がだんだん固くなって縮んでしまうから

出典:ボニーク公式ページ

フライパンやオーブンの温度は200℃を軽く超えるから、お肉が固くなりやすいのね。

おまけに旨味と栄養を含んだ肉汁もお肉から流れ出してしまい、パサついてしまいます。

スポンサーリンク

低温調理器「ボニーク」とは?

低温調理器ボニーク

最近話題になってる”低温調理”ってどんなものなの?

お肉が柔らかくなる理想の温度

お肉を加熱する際、一番やわらかい状態にできる理想の温度は、科学的に55℃〜58℃の温度帯だと言われています。

ローストビーフ 低温調理

この温度帯で調理することを「低温調理」と言うのですが、熱々のフライパンやオーブンでは、55℃〜58℃温度をキープしながら調理することは不可能です。

低温調理 ステーキ

熱々のフライパンは200℃以上の温度になっちゃうもんね。

低温調理器ボニークは理想の温度で調理できる

低温調理器ボニークは、科学的にお肉が一番やわらかく調理できる55℃〜58℃の温度を常にキープしながら調理してくれる、いわば「魔法の調理器」です。

ボニーク温度設定

じっくり低温で調理することによって、お肉をはじめとする食材を「柔らかくジューシーな仕上がり」にしてくれます。

低温調理でステーキを作る

調理中は真空状態で湯煎するため、肉汁が出にくく「栄養と旨味を逃しにくい」というメリットもあります。

ボニークの使い方

スポンサーリンク

ボニークを使い続けてわかった「9つの良い点」

それでは、僕が低温調理器「ボニーク」を使い続けて、実際に感じた「9つの良い点」について順番に紹介していきます。

ボニークの調理方法

【良い点1】安い肉が高級肉に生まれ変わる

ボニークで調理することによって、スーパーで特売されている安い赤身肉が、やわらかく肉汁あふれる高級肉へと生まれ変わります。

タスマニアビーフ

まるでレストランに出てくるような本格的な料理が、自宅で驚くほど簡単にできてしまいます。

ローストビーフ

しかも、調理方法は「お肉をジップロックに入れて、スイッチを押すだけ」です。

ローストビーフ 低温調理

【良い点2】操作が超簡単

ボニークは、とても簡単な操作方法で調理ができます。難しい操作は一切ありません。

ボニークの操作方法

使い方は「たったの3ステップ」

ボニークは、下記のたった「3ステップ」で簡単に調理ができます。

【ステップ1】

塩で下味をつける

肉や魚などの食材に塩や胡椒などで下味を付けて、ジップ袋に入れます。

低温調理ジップロック

この時、食材を入れたジップ袋の空気を抜いて真空状態にしておきます。

ジップロック空気の抜き方

空気を抜くことで、熱を全体的に行き渡らせることが出来るんだね。

ジップロックで真空状態にするコツ

ある程度ジップロックの空気を手で抜いた後に、ボニークを設置した鍋の水に入れながら、その水圧で空気を抜いていくと、上手く真空状態にできます。

ジップロックで真空状態にするコツ

【ステップ2】

ジップ袋に入れた食材を水を入れた鍋に沈めて、ボニークで時間と温度を設定し、スタートボタンを押します。

ボニークの使い方

時間と温度は、調理する食材と方法によって変わるよ。

時間になったらアラームで知らせてくれるので、鍋から袋を取り出します。

【ステップ3】

最後にボニークで調理した食材をフライパンにのせて、表面に焼き目をつければ完成です。

表面に焼き目を付ける

すでに火が通った状態なので、表面だけをササっと焼けばOKだよ。

日本語の説明書もあり

ボニークの操作方法については、くわしい取り扱い説明書も付属しいています。

ボニーク 取扱説明書

くわしいレシピ本も付いてるよ!

【良い点3】調理中は「ほったらかし」でOK

ボニークで調理をしている間は、何もすることがありません。

ボニーク調理はほったらかしでOK

ほったらかしで良いので、調理中に他ごと(別の料理や洗い物など)ができ、時間を有効に使えます。

ボニーク調理

【良い点4】たくさんのレシピがある

ボニークを使った低温調理のレシピが、冊子やネット上にたくさん用意されています。

ボニークレシピ

購入時に付属している、ボニークを使ったレシピ本。(とても詳しいです)

ボニーク レシピ本

ボニークの公式サイトにも、300以上のレシピが公開されています。

出典:ボニーク公式ページ

料理初心者でもレシピに困ることなく、たくさんの本格的な料理にチャレンジすることができるようにサポートされています。

お肉だけでなくて、いろいろなレシピがあるのね。

また、温度設定は0.5℃単位で細かい設定ができるので、自分の好みの柔らかさなどを追求することもできます。

ボニーク温度設定

【良い点5】メーカーの対応が良い

ボニークは製造販売を日本の会社(葉山社中)が管理しており、しっかりとした対応をしてくれます。

出典:ボニーク公式ページ

実際に、使い方についてサポートセンターに質問したことがありますが、日本人スタッフの方が親切に教えてくれて好感が持てました。

メーカーの「1年保証」もある

購入してから1年の間はメーカー保証もあるので、万が一の時も安心です。

ボニーク1年保証

【良い点6】使う場所を選ばない

コンセントがあればどこでも調理が可能なので、調理場所を選びません。

ボニーク設置場所

キッチンはもちろんのこと、コンロが必要ないのでコンセントがある場所ならどこでも調理が可能です。

電源があれば、屋外でも調理可能です。

電源があれば、屋外でも調理可能です。

電源コードは1.5mあるので、余裕を持って配置することができます。

ボニークのコンセント形状

コンセントの形状は日本仕様になってるよ。

【良い点7】あと片付けが楽

ボニークはジップロックに入れた食材を、鍋に入った水(お湯)に入れるだけなので、汚れはほとんど付きません。

ボニーク後片付け

使い終わった後は、簡単にすすぎ洗いをして拭き取るだけなので、あと片付けも簡単です。

ボニークすすぎ洗い

余分な洗い物も出ないのがいいわね。

コンセントのコードも本体に巻いて収納できます。

ボニークコードの処理

【良い点8】美しいデザイン

スタイリッシュなデザインなので、キッチンに置きっぱなしにしても違和感がありません。

出典:ボニーク公式ページ

僕の場合、キッチンに縦置きで収納(放置)しています。

ボニーク収納方法

ボニーク専用のスタンドも販売しています。

ボニークスタンド

スタンド

【良い点9】外食が減った結果、節約できた

ボニークがあると美味しい料理が簡単に作れるし、家族にも好評です。

ボニークで作ったローストビーフ

以前よりも外食に行く回数が少なくなって、おうちごはんが多くなりました。

ローストビーフ

結果、外食費が少なくなり節約もできました。(元は取った感じです)

気になる電気代は?

公式ページによるとボニークの電気代は、1時間で約5〜8円

ボニークの電気代

一度の調理で、数円〜数十円の電気代ですむ計算です。

スポンサーリンク

気をつけておきたい「注意点」

続いてボニークの使用において、気をつけておきたい「注意点」について、いくつか挙げておきます。

低温調理器ボニーク

【注意点1】食中毒リスクに注意

食材によっては食中毒の危険もあるため、調理時間や温度設定には十分注意が必要です。

十分な加熱が必要

厚生労働省「食品安全委員会」の報告によると、以下の加熱で食中毒が避けられそうです。

  • 細菌性食中毒(O-157など)75℃で1分以上の加熱
  • ウイルス性食中毒(ノロウイルスなど)85℃で1分以上の加熱

心配な場合は、上記の温度をボニークで設定して(調理後にさらに)加熱処理をすると安心です。

ボニーク加熱処理 食中毒

【注意点2】深い鍋が必要

ボニークを使うには、設置するための「深型の鍋」が必要になります。

ボニークに必要な鍋

説明書によると「5〜15リットルの鍋容量まで対応」とされていますが、家庭で楽しむなら容量が5リットルの鍋で十分です。

ボニークに必要な鍋は5リットルで十分

パスタを茹でるくらいの大きさの鍋があればOKだよ。

ある程度深さがないと、ボニークの感知センサーが反応しないので、少なくとも11センチ以上の深さが必要です。(筆者調べ)

ボニーク専用の鍋も販売されています。

【注意点3】完全防水ではない

本体は完全防水ではないので、水気には注意が必要です。

ボニークは防水仕様ではない

すすぎ洗いをする時、本体上部にある操作パネルを濡らさないように気をつけましょう。

後述しますが、業務用の「ボニークPro」は防水仕様になっています。

【注意点4】テーブルの素材に注意

ボニークの加熱によって鍋が高温になるので、熱に弱いテーブルや床に置いて調理する場合は鍋敷きなどが必要となります。

ボニーク調理の注意点

熱に弱い素材の上で調理する場合は気をつけよう。

【注意点5】日本製ではない

製造販売は日本の会社(葉山社中)が管理していますが、ボニークの製造自体は中国で行われています。

ボニークは日本製ではない

付属する取扱説明書やレシピは、日本語で丁寧に書かれていますし、サポートセンターは日本にあり日本人スタッフがしっかりと対応してくれます。

僕はまったく気になりませんが、メイドインジャパンにこだわりのある方は注意が必要かもしれません。

スポンサーリンク

ボニークを使った簡単おすすめ料理

実際に調理してみて、手軽に作れて美味しいボニークを使った「オススメ料理」を紹介します。

ボニークを使った簡単おすすめ料理

チャレンジした料理は随時更新していくよ!

ローストビーフ

安価な赤身肉を使って、美味しいローストビーフが簡単に作れます。

僕はこれが作りたくてボニークを購入しました。

ボニーク ローストビーフ レシピ

誕生日などの特別イベントに調理すると、家族みんなに喜んでもらえます。

ボニーク ローストビーフ

ボニークを使う前は、オーブンや炊飯器を使って試行錯誤していたのですが、「その苦労はなんだったのか…」と思うくらい簡単で美味しく作れます。

(ボニーク設定の目安:57℃で90分)

牛ステーキ

特売セールの外国産牛肉が、本格的なステーキに生まれ変わります。

ボニーク ステーキ レシピ

お肉の旨みを噛めば噛むほど感じられます。

比較的厚めのお肉を使うと、より美味しく仕上がります。

(ボニーク設定の目安:58℃で1時間)

ローストポーク

豚ロースや豚ヒレ肉のブロックは、ローストポークにするのがオススメです。

ボニーク ローストポーク

塩と胡椒で下味をつけて、ジップロックに入れてスイッチを押すだけで調理できます。

ボニーク ローストポーク

ボニークを使うまでブロック肉を買うことなんてありませんでしたが、今ではスーパーに行くと特売のブロック肉を探しています(笑)

(ボニーク設定の目安:63℃で2時間)

サラダチキン(鶏むね肉)

最近、低糖質ダイエットで人気のサラダチキン。コンビニなどでも販売されています。

コンビニのサラダチキン

僕の場合、プロテインサプリに頼らずにタンパク質をとりたくて、様々な方法で鶏むね肉を調理していたのですが、パサパサ感が残って正直あまり美味しくありませんでした。

鶏むね肉

ボニークを使って低温調理をすることで、パサつきやすい鶏むね肉もしっとりジューシーに仕上げる事が出来るようになりました。

ボニーク サラダチキン

コンビニのサラダチキンを買うよりも安くて、美味しく仕上がるよ。

(ボニーク設定の目安:63℃で1時間)

温泉たまご・半熟たまご

ボニーク 温泉卵

ボニークを使えば、自宅で簡単に温泉卵や半熟卵を作ることができます。

市販の卵

どちらも、温度を設定して鍋の中に卵を入れるだけ。

半熟卵 ボニーク

他の食材を低温調理した後で、残ったお湯を利用して作ると手間がかからないよ。

(ボニーク設定の目安:温泉卵 68℃で30分 半熟卵 90℃で10分)