【SOTO ステンレスダッチオーブン】使ってわかった長所と短所

SOTOステンレスダッチオーブン

アウトドア料理で人気のある調理器具「ダッチオーブン」は、たくさんの種類があります。

僕が選んだのは伝統的な「鉄製」ではなく、少数派の「ステンレス製」ダッチオーブン(SOTOステンレスダッチオーブン10インチ)を選びました。

ステンレスダッチオーブンでアウトドア料理

ステンレスダッチオーブンを購入してから3年経ちますが、現在に至るまでキャンプやキッチンで快適に使用し続けています。

今回のブログでは 愛用している「ステンレスダッチオーブン」について、以下の5つのポイントを詳しく解説していきます。

  1. ダッチオーブンとは?
  2. 鉄とは違うのだよ鉄とは。「ステンレス 3つの特徴」
  3. 実際に使って感じた ステンレスダッチオーブンの長所
  4. ステンレス製の「短所」
  5. サイズの選び方と、便利な道具

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ダッチオーブンとは?

ダッチオーブン料理

ダッチオーブンとは「分厚い金属でできている フタ付きの鍋」のことで、別名「魔法の鍋」とも言われています。

鉄製のダッチオーブン

鉄製のダッチオーブン

なぜならダッチオーブンは「焼く、蒸す、煮る、炊く、揚げる、スモークする」など思いつく限りの料理をこなしてくれる万能調理器具だからです。

ダッチオーブン料理

調理方法はとても簡単で、食材を入れて「じっくり火をかけるだけ」で出来上がります。

ダッチオーブンの素材について

ダッチオーブンの素材に使われている金属は「鉄(鋳鉄)製」がほとんどで、僕が選んだ「ステンレス製」は少数派です。

鋳鉄(ちゅうてつ)とは、溶かした鉄を鋳型に流し込んで、冷やして固めて取り出す製法でできたもの。鋳物(いもの)とも言います。

「鉄とステンレス」特徴の違い

ダッチオーブンの素材「鉄製とステンレス製」、いったい何が違うのでしょうか?

SOTOステンレスダッチオーブン

鉄とステンレスの違いは、ステンレスが持つ「3つの特徴」に表れています。

ステンレス「3つの特徴」

  1. 錆びにくい
  2. 強度が強い
  3. 保温性が高い

僕がステンレスダッチオーブンを選んだ「理由と長所」

僕がステンレスダッチオーブンを選んだ理由は、上記ステンレスの持つ「3つの特徴」から派生する利便性(長所)が鉄製よりも多いからです。

使用していて実際に便利だと感じる「ステンレスダッチオーブンの長所」は以下の7つです。

【長所1】使用後のメンテが楽

ステンレスダッチオーブンは「錆びにくい」という特徴があるため、使った後のメンテナンスが鉄製と比べてとても楽です。

・洗剤でゴシゴシ洗える

鉄製ダッチオーブンは中性洗剤を使って洗うことができません。お湯を使ってタワシで汚れをこすり落とします。

洗剤で洗ってしまうと、鉄製ダッチオーブンの(錆止めの)油皮膜が取れてしまうからです。

ステンレスダッチオーブンは、家の鍋と同じように中性洗剤でゴシゴシ洗えます。

・最後のオイル仕上げが不要

鉄製ダッチオーブンの場合は、毎回使い終わったら火をかけて水分を飛ばし、錆びないように鍋全体にオリーブオイルを塗らなければいけません。

そして鉄製ダッチオーブンを次回また使うときは、事前にお湯で軽く洗い流さないと、前回塗った酸化した油の臭いが気になるし、汁物などの料理に油が浮いてしまいます。

ステンレスダッチオーブンは洗剤が使えて、使い終わった後に油を塗らなくてもいいので、メンテナンスが簡単かつ清潔です。

【長所2】残った料理を鍋に入れたまま保管できる

鉄製ダッチオーブンで作った料理は、鍋に入れたまま保存することができません。

鉄製の場合、ダッチオーブンが冷めてから早ければ1時間で錆が浮いてきてしまうので、早めに別の容器に移し替えなければなりません。

時間が経つと、せっかく作った料理が鉄臭くなってしまいます。

ステンレスダッチオーブンは(錆びないため)残った料理は鍋に入れたまま保管することが可能です。

次の日もダッチオーブンに入れたまま温め直して食べることができます。

自宅でも、おでんやカレーを大量に作ったあと、ステンレスダッチオーブンに入れたまま保管ができて便利です。

【長所3】鍋の保温性が高い

水筒や魔法瓶などにステンレス素材がよく使われているように、ステンレスは「保温性が高い」という特徴があります。

これはステンレス素材が、熱を伝えにくい特性があるためです。

このことを専門的には「熱伝導率が低い」と言います。

「熱を伝えにくい」という事は「温まりにくく、冷めにくい(蓄熱性がある)」と言い換えることができます。

つまり、一度ステンレスダッチオーブンに熱を加えて温めてしまえば、ダッチオーブンもその中の食材も温かさが長持ちするというメリットがあります。

【長所4】落としても割れない

ステンレスは鉄と比べて衝撃に強い素材です。

鉄製ダッチオーブンは、誤って落としてしまうと割れてしまうことがありますが、ステンレスは(キズは付きますが)割れてしまうことはありません。

また加熱して熱くなったダッチオーブンを水で急激に冷やすと、激しい温度変化により鉄が割れてしまう(ヒートショック)ことがあります。

ステンレスは急激の温度変化にも強く、ヒートショックで割れてしまうこともありません。

【長所5】「慣らし作業(シーズニング)」がいらない


鉄製のダッチオーブンは、初めて使う時に「シーズニング」という慣らし作業(*)が必要です。

(*)シーズニングとは、新品のダッチオーブンに付いている錆止めワックスを洗い落として、火にかけ、錆止めの代わりにオイルを全体に塗りこむ作業のことです。

ステンレスダッチオーブンはこの作業は必要ありません。

初めて使うときは、普通の鍋のように軽く洗えば、そのまますぐに使用できます。

【長所6】鉄製よりも「鍋の保管」が楽

鉄製ダッチオーブンの保管場所は、湿気が多い場所は(錆びてしまうので)厳禁です。

ステンレスダッチオーブンは、保管場所にそこまで気を使う必要なく、キッチンのシンク横に置きっぱなしでも問題ありません。

【長所7】IHでも使える

ステンレスダッチオーブンは、IHクッキングヒーターが使用できます。

電源サイトや、キャンプコテージなどでもIHが使用できたり、自宅でも気軽に使えて便利です。

鉄製ダッチオーブンにもIHが使えるタイプもあります。

ステンレスダッチオーブン「3つの欠点」

たくさんの長所を持つステンレスダッチオーブンですが、ステンレス製であるが故の「欠点」もあります。

【欠点1】鉄製と比べて値段が高い

ステンレスは鉄と比べて単価が高く、製造コストも上がります。

ステンレスダッチオーブンは鉄製と比べると、値段が倍以上します

【欠点2】鍋を「育てる」楽しみがない

今まで述べてきたように鉄製のダッチオーブンは手間がかかります。

使用後には加熱し、水分を取り、オイルを全体に塗り込む。

その作業を繰り返していくと、だんだん黒く光ってきます。

黒光りした鉄製ダッチオーブンは「ブラックポット」と言われ、なんとも言えない無骨な雰囲気があります。

手間はかかるけど愛着を持って自分の鉄製ダッチオーブンを黒く育てていく…

…というような楽しみ方が、手間がかからないステンレスダッチオーブンにはありません。

【欠点3】熱による変色が目立つ

ステンレスダッチオーブンは何度か使っていると、熱で変色してきます。

左側が新品、左側が使用後の状態です。

左側が新品、左側が使用後の状態です。

使用には全く問題ありませんが、この変色が気になる人もいるかと思います。

3年間使うとこのような変色がありました。

3年間使うとこのような変色がありました。

ピカールなどの研磨剤で磨くと綺麗になりますが、また使用すれば同じように変色してしまうので僕はやっていません。(これはこれで味わいがあると思っています)

昔は製造元であるSOTOが有料でクリーニングサービスを行なっていましたが、現在は残念ながら終了しています。

SOTOステンレスダッチオーブン「4つの種類」の選び方


SOTOのステンレスダッチオーブンは「8インチ、10インチ、12インチ、10インチハーフ」と4つの種類を販売しています。

左側が12インチ、右側が10インチです。

左側が12インチ、右側が10インチです。

選ぶサイズはキャンプ人数やスタイルによって選ぶ大きさは様々です。

僕は10インチの大きさを使用していますが、使用経験からサイズ選びのヒントをお伝えします(^^)

・3人〜5人家族なら8インチか10インチで十分

お子さんが1人から3人までの家族であれば、8インチか10インチを選ぶと良いでしょう。

お子さんがたくさん食べるのであれば10インチ、少食ならば8インチで十分だと思います。

6人以上の大人数で食事をすることが多いのであれば12インチを。

1〜2人でのキャンプなら8インチがぴったりです。

・自宅で多めに作って保存するなら10インチ

自宅で多めに作って作り置きするならば、8インチよりも10インチをお勧めします。

12インチは大きいので、キッチンでの保管場所を大きく取ってしまいます。

・本格的なピザが作りたいなら12インチか10インチハーフ

ダッチオーブンをピザ窯のように加熱してピザを焼きたいなら、10インチでは少し狭く感じます。

10インチで作ったピザ。底が狭いので、小さめのピザしか作れません。

10インチのダッチオーブンで作ったピザ。底が狭いので、小さめのピザしか作れません。

本格的なピザを作りたいのであれば、12インチ、もしくは底が広い構造の10インチハーフがオススメです。

10インチハーフでピザを作っているところです

また鶏を丸ごとダッチオーブンに入れるローストチキンなどの料理は10インチか12インチを。8インチと10インチハーフは入りません。

・「10インチハーフ」は蓋がスキレットになる!


SOTOステンレスダッチオーブン(10インチハーフ) ST-910HF

10インチハーフは、10インチダッチオーブンの鍋の深さを浅くしたタイプ。

食材を入れるカサは少なくなりますが、通常の10インチと比べて「底が広い」ため使い勝手が良い構造になっています。

蓋がスキレットとして使用できるのも特徴です。


個人的に二つ目にコレを狙っています(笑)

ダッチオーブンを快適にしてくれる便利アイテム

【1】無印良品「まな板スタンド」

ダッチオーブンの蓋を外してテーブルの上に寝かせて置くと、結構なスペースを取ってしまいます。

無印良品の「まな板スタンド」を使うと、フタが縦にピッタリ置くことができるので、テーブルを有効に使えるスペースが広くなります。

テーブルを有効に使えます。

テーブルの面積が有効に使えます。

僕はこの「まな板スタンド」をキャンプでも自宅のキッチンでも愛用しています。

【2】専用収納ケース

キャンプに持っていく時は、専用の収納ケースがあると持ち運びに便利です。

メーカー純正の専用ケースなので、ピッタリと収まります。

しかも内側にポケットが付いていて、付属品を入れておけるので キャンプに忘れることがありません。

【3】シングルバーナーSOTO「ST-301」

ダッチオーブンは重く、底の面積も広いので、シングルバーナーで調理する場合は、種類を選びます。

オススメはステンレスダッチオーブンと同じメーカーSOTOの「ST-301」というシングルバーナーです。

ST-301 オススメの理由

  1. ゴトクが広く、バーナーの重心が低いのでダッチオーブンが安定する。
  2. 火力が強い。
  3. ガス缶が熱源から離れているので安心。
ST-310についての詳しい解説はこちらの記事(↓)をご覧ください。
新富士バーナー(SOTO)のダッチオーブンも使える個性的なシングルバーナー「ST-301」の「6つの長所」と「6つの短所(とその対策方法)」について、たくさんの写真とgif動画を使って分かりやすく解説・レビューしています。

【4】専用ゴトク

通常のシングルバーナー(上の画像はST-310)はゴトクが小さく、ダッチオーブンは安定して置けません。

ST-301のようなゴトクが広いタイプではないシングルバーナーを使用する場合は、別に専用ゴトクを用意すると便利です。

別のゴトクに置けば、シングルバーナーのゴトクに負担がかかりません。

別のゴトクを使ったとしても、長時間ダッチオーブンを加熱する調理にシングルバーナーを使う場合、真下にあるガス缶に熱が当たり続けると危険です。注意しましょう。

まとめ

鉄製ダッチオーブンの良い部分を踏襲しつつ、普通の鍋感覚で使えるステンレスダッチオーブン。

キャンプでのメイン料理を美味しく作り上げてくれて、メンテナンスも超簡単!しかも自宅でも使用できる優れものです。

ダッチオーブンを検討されている方にオススメです(^^)

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