【欠点5】長時間使用していると火力が低下する
鍋料理などでバーナーを長時間使用しているとガス缶自体が冷えて、だんだん火力が低下してしまうことがあります。(この状態を「ドロップダウン」と言います)
暖かい季節は起こりにくいのですが、寒い季節には火力低下が起こりやすく不便を感じることがあります。
【対策1】ガス缶をパワーガスに替える
ST-310の燃料であるガス缶(CB缶)は通常「液化ブタン(LPGガス)」を使いますが、液化ブタンは気温が低くなると火力が低下しやすいので、「液化プロパン」が入ったパワーガスを使うと火力低下を防ぐことができます。
【対策2】パワーインクリーザーを設置する
キャプテンスタッグの「パワーインクリーザーCB-250(M-8816)」は、同メーカーのツーバーナーのCB缶に設置して、低温時や連続使用時に起こる火力低下を防ぐための道具です。
(出典:パワーインクリーザー取扱説明書)
パワーインクリーザーをCB缶の側面に取り付けることによって、以下のような効果があります。
・液化ガスの気化を促進させ、ガスバーナーの出力、火力のパワーダウンを防ぎ、最後まで火力がほぼ一定になります。
・より低い気温条件でのガスバーナーの使用や、残ガスの少ないガスカセットボンベでも、十分な出力を得ることができます。
(出典:パワーインクリーザー取扱説明書)
このパワーインクリーザーをST-310に流用して画像のように使用すると、同じようにバーナーの熱をガス缶に伝えることができ、火力低下を防ぐことができます。
【欠点6】専用ケースがショボい
ST-310に同封されている専用ケースは、開け口が小さめなので、出し入れが面倒な時があります。
また収納袋の生地がナイロン製でペラペラなので、持ち運びのときに外部からの衝撃に弱そうで心配です。
【対策】百均のソフトカバーケースに買い換える
百均などで売っているソフトカバーケースは、大きさも種類が豊富です。ST-310にピッタリのサイズもたくさん用意されています。
ファスナーによる広い開け口があるため出し入れがスムーズにできますし、カバー全体に厚みとクッション性があるので(持ち運びのときなどの)不意の衝撃にも安心できます。
【欠点7】点火スイッチを押しても点火しない時がある
点火スイッチを押しても「カチッカチッ」と言うだけで、火がつかない場合が(たまに)あります。
【対策】 別にライターを1つ持って行く
ガスのレバーをひねってから点火スイッチを押しても反応がなければ、ライターなどの他の点火装置で点火すればすぐに火が付くので、お守りとしてライターを一つ持って行きましょう。
屋外で使用するには、風に強いバーナー式ライターがオススメです。
【欠点8】風が吹くと火力が弱まる
これはST-310だけの欠点ではなく、シングルバーナー全てに当てはまる欠点なのですが、屋外で風が強い場合、炎に風が当たって火力が弱まってしまいます。(場合によっては火が消えてしまいます)
【対策1】ウインドスクリーン(風よけ)を設置する
対策としては、シンプルにウインドスクリーン(風よけ)を使って、火元の部分を囲ってしまうと風の影響を受けずに火力が弱まりません。
大きい鍋で調理する場合はウインドスクリーンを2つ用意して、鍋全体を囲い込むとより効果的です。
【対策2】ダイソーのクッキー型板をはめ込む
ダイソーに売っているステンレス製のクッキー型板をST-310のバーナー部分にはめ込むと、ちょっとした風防になります。
ウインドスクリーンよりは効果は薄いですが、あると無いとではずいぶん違いが出るのでオススメです。
【おまけ】CB缶の表面デザインがイマイチ(笑)
基本的にCB缶(カセットガス缶)はどのメーカーのものも使用できます。(CB缶は現在全て統一規格の形状で作られています)
よって1本250円くらいで売られているメーカー純正のCB缶でも、ダイソーなどで売っている100円CB缶でもどちらでも問題なく使用できます。
値段の安い100円CB缶はコスト的に非常に助かるので、愛用させていただいています。
ただ、、、ガス缶表面のデザインが好みでなくて気分が萎えるんです。。(勝手を言ってごめんなさい)
【対策】CB缶専用のカバーを購入
CB缶の専用カバー使うことで、イケてないデザインを自分好みのデザインに変えることができます。
僕は革製のカバーを使っていますが、他にも種類はたくさんあります。
カバーをすることによって(多少ですが)使用中にガス缶が 冷えて火力低下を起こすことを和らげる効果もあると思います。(確証はありませんが(^^;;)
画像引用:what will be will be
カバーをすることでキャンプ場での雰囲気は確実に上がります!オススメです(^^)
まとめ
シングルバーナーST-310の8つの欠点と、その欠点を補う方法を詳しく解説してきました。
欠点をカバーするそれぞれの方法は、ST-310を自分専用にどんどんカスタマイズしていくような楽しさがあります。
ぜひ皆さんもお試しくださいね!
「他にもこんな方法があるよ!」と知っていらっしゃる方がみえたら、TwitterやFacebookで教えていただけたら嬉しいです(^^)