スノーピーク「タクード」使ってわかった長所と短所【レビュー】

【注意点4】正常の燃焼状態を知っておく

ツマミを全開にすると芯が上がり過ぎて、赤い炎が出ている状態になることがあります。

このような正常でない燃焼状態の場合は、ツマミを調整して芯の位置を調整する必要があります。(芯が低過ぎても「におい」や「一酸化炭素」が多く発生します)

  • 芯の上げすぎ  →  煤(すす)や一酸化炭素が多く発生する
  • 芯の下げすぎ  →  においがや一酸化炭素が多く発生する
着火した後は、正常の燃焼になっているかどうか確認が必要です。

【注意点5】幕内での使用は自己責任で

タクードの取扱説明書には、幕内での使用は「スノーピーク製の対応シェルターのみ利用可能」と記載されています。

出典:スノーピーク公式

スノーピーク製のシェルター以外でのタクードの使用は、自己責任となるので注意が必要です。

僕は(自己責任において)、他のテントやシェルターでガンガン使っています (^^)

こまめに換気をして、一酸化炭素中毒などにはくれぐれも気をつけましょう。

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ちょっと残念なポイント(全部で4つ)

タクードのちょっと残念に感じるポイントについて、全部で4つ順番に挙げていきます。

【残念1】点火していてるかどうか分かりにくい

天板が付いている状態だと、火元が見えにくく、点火しているのかどうか分かりにくいです。

しゃがんで覗かないと、火が点いてるか消えてるのか目視できません。(もちろん手をかざして暖かければ燃焼しているのですが)

パッと見で燃焼状態がわからないので、小さな子供がうっかり触ってヤケドしてしまったり、消し忘れのリスクがあるので注意が必要です。

【残念2】片手で持ち運べない

ほとんどの石油ストーブは片手で持ち運びができるのですが、タクードは両手を使ってでしか持ち運びができません。

片手で持ち運べるフジカハイペット

片手で持ち運べるフジカハイペット

持ち運びの時に、ドアを開けるたびにタクードを一度床に置かなければならないのが面倒です。

【残念3】値段が高い

タクードは、他のストーブと比べて価格設定が高く、税込で4万円を超えます(^^;

スノーピーク製品は、その信頼性やアフターメンテナンスなど良い部分がある反面、値段が高いところが残念に思います。(その分 中古では高く売れますが)

【残念4】掃除がしにくい

表面に付着した汚れなどを落とす時、周辺のガードが邪魔で掃除がしにくいことが残念です。

掃除のためには、ストーブガードを外せば良いのですが、ネジ式なので手間がかかり面倒です。

お掃除は、時間のある時に分解してすることをオススメします。(分解はプラスドライバーがあれば簡単にできます)

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タクードを快適に使うためのコツとアイテム

タクードをより快適に使うためのコツと、僕が使っている道具を紹介します。

【1】着火には「スライド式ライター」が便利

着火の時、頑丈なストーブカバーが邪魔をして、普通のライターだと着火しにくいです。

そこで、伸縮式のスライドライターを使うと着火が簡単です。

タクード 着火方法

【2】片手で楽に持ち運びできる「収納バッグ」

タクードは両手で持ち運びしなければならず、ちょっと不便です。

以下のピッタリ収まる収納バッグに入れれば、持ち運びが楽になります。

レインボーストーブバッグ(スノーピーク)

元々はレインボーストーブというスノーピーク製の石油ストーブ専用収納ケースなのですが、タクードも入れることができます。

レインボーストーブと比べて、背が低いので余った上部には鍋などを一緒に入れておくと便利です。

タクード レインボーストーブバッグ収納

ギアコンテナ(スノーピーク)

同じくギアコンテナ(UG080)というスノーピーク製のソフト収納バッグにも、タクードを入れることができます。

ギアコンテナは、いろんなキャンプギアをまとめて入れられるので、他のキャンプグッヅ収納でも愛用しています。

スノーピーク ギアコンテナ 収納

理時における火力調整の裏ワザ

タクードはツマミを使っての火力調整はできませんが、別の方法で調整が可能です。

火力を弱めたい場合は敷物を置く

調理などで火力を弱めたい場合は、天板の上に敷物を置いて、物理的に鍋との距離を広げます。

SOTO 交換用底網 ST-910NT

鍋と天板が離れると火が弱くなり、通常の中火状態から弱火にすることが可能です。

天板に置く敷物は、ステンレス製か鉄製の物を選びましょう。

使わないときは、テーブルに敷いて熱くなったスキレットや鍋を置くのにも重宝します。

火力を強めたい場合は天板を外す

逆に火力を強くしたい場合は、天板を取ってしまうとコンロ効率が上がります。

【4】天板の調理スペースを広げる方法

焚き火用のゴトクを、タクードの上に乗せれば、天板の調理スペースを広げることができます。

ゴトクの両縁にも置くことができるので、保温ができて便利に使えます。

DOD(ディーオーディー)焚き火グリルQG5-576-SL
DOD(ディーオーディー)
焚き火やストーブに乗せて使える便利グリルです。
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まとめ

スノーピークの石油こんろ(石油ストーブ)タクードについて詳しく解説させていただきました。

コンパクトで低燃費、調理にも便利な「タクード」。

「今日の夜は寒いかな〜」って時に、気軽に車に積み込んで持っていけるところが最高に気に入ってます。

この良さは使ってみないと分かりません。「こんなストーブ探していた!」という方におすすめです(^ ^)

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