究極のコットと名高い、ヘリノックス「タクティカル コット コンバーチブル」を(2つ)購入して、キャンプがより快適かつ充実したものになりました。
買ってよかった!(満足)
今回は、ヘリノックス「タクティカルコット」について、以下の点を詳しく解説させていただきます。
- ヘリノックス「タクティカルコット コンバーチブル」の特徴
- タクティカルコットが最強たる「7つの長所」
- 組み立てと分解の「手順とコツ」
ヘリノックス「タクティカルコット コンバーチブル」の特徴
まずは、「ヘリノックス タクティカルコット コンバーチブル」の特徴について説明させていただきます。
「ヘリノックス」とは?
そもそも「ヘリノックス」って何なの?
「ヘリノックス」とは、軽さと強度の両方の機能を持ったコットやイスで有名な、アウトドア総合ブランドの名称です。
僕は「タクティカルコット」以外のヘリノックス製品も、キャンプで愛用しています。(↓参考記事)
ヘリノックス「タクティカル」シリーズとは?
タクティカルコットの「タクティカル」って何?
「タクティカル」とは、ヘリノックスブランドのシリーズ(種類)の1つです。
出典:ヘリノックス公式
「タクティカル」シリーズは、ミリタリー調な(軍用っぽい)カラーと、ミリタリーな機能(カラビナ等を付けるループやポケットなど)を採用しているラインナップです。
タクティカルシリーズのミリタリーな感じは、キャンプシーンに馴染むので、個人的に好みです。
「コンバーチブル」の意味とは?
タクティカルコット コンバーチブル の「コンバーチブル」って何のこと?
コンバーチブル(convertible)は直訳すると、「型を変えることができる・交換できる」と言う意味。
タクティカルコットは、コットの高さを「コンバーチブル(交換)」できます。
初期の状態で使用する時は、低いコット(ローコット)ですが、別売りのコットレッグ(脚)を取り付けることで、高さのある「ハイコット」として使用することもできます。
カラー展開は全部で7種類
タクティカルコットのベッド生地は、バリエーション豊かで、全部で7種類のカラー展開があります。
出典:ヘリノックス公式
材料費の関係でカモ柄(迷彩柄)の方が、値段が高く設定されています。
僕は、単色の「コヨーテ」カラー(茶色)を選びました。(ブログの画像も全て「コヨーテ」カラーです)
「コットワン」シリーズとは、生地とデザインが異なる
同じヘリノックス ブランドのコット「コットワン」シリーズは、タクティカルコットと似ていますが、細かいデザインや生地が異なります。
出典:ヘリノックス
コットワンの方が、値段が少し低く設定されています。
どちらも同じヘリノックス製品ですが、日本での輸入代理店も異なります。
- タクティカル → エイアンドエフ
- コットワン → モンベル
今まで使ってきたコットの不満点とは?
タクティカルコットは、僕にとって3代目のコットになります。
それまでは、ケシュア(ハイコット)や、クオルツ(ローコット)などのコットを使用してきました。
地面の上で寝るより良いけど…
今まで使用してきたコットは、凹凸のある地面の上で寝るツラさから解放はしてくれましたが…
寝心地がイマイチ
設営が面倒くさい
車への積み込みが大変
…など、手放しで「快適!」とまでは残念ながら言い切れず、さらに快適なコットを探し続けていました。
そして、全ての不満点を解消してくれる「ヘリノックス タクティカルコット」に出会ったのでした!
ヘリノックス「タクティカル コット」7つの長所
「ヘリノックス タクティカルコットが最強」である理由について、タクティカルコットの長所を全部で7つ、順番に解説していきます。
【長所1】最高の寝心地
まず、タクティカルコットは、寝心地が最高です。
余裕のあるベッドサイズ感
タクティカルコットは、縦幅190cm、横幅68cmと、コットとしては余裕のあるベッドサイズ。
身長が高い大人でも、ゆったり寝ることができます。
抜群のハリ感
ピシッとテンションがかかったコットの生地は、まるでトランポリンのような抜群の弾力とハリ感です。
今まで使用してきたコットとの「質の違い」が、コットの生地にさわった瞬間にわかります。
しっかりと熟睡できる
このコットを使ってからは寝つきも良く、しっかり熟睡できています。
キャンプ場で朝起きた時に、いつも感じるカラダの痛みも、タクティカルコットではありませんでした。
ちなみに、僕の奥さんは…
家でも、このコットでいい!
とまで言っています(笑)
(いや、家ではベッドの方がいいやろ…)
【長所2】超コンパクトに収納可能
組立後のサイズと比べて、かなりコンパクトに専用袋に収納できます。
今まで使用していたケシュアのハイコットと比較すると、
組み立て時は大きさは変わりませんが…
収納時の大きさを比べると、こんなに違いが出ます。(↓)
車への積み込みも楽勝
このコンパクトさなら車にも入れやすく、積載問題も解決します。
他のキャンプ道具も積み込みやすくなりました。
おまけに、袋に入れた重さはわずか2.5kg。車からの持ち運びもとっても楽です。
【長所3】コットの高さを変更可能
別売りの「コットレッグ」でハイコットに変更可能
タクティカルコットは、コットレッグという専用の脚を使用することによって、コットの高さを変更することが可能です。
「コットレッグ」の使い方
「コットレッグ」は、ハイコットにするためのオプションパーツ(別売り)です。
タクティカルコットに、下図のように差し込んで使用します。
コットレッグは全部で12本あります。
組み立てたコットを裏向きにして、1本ずつベースフレームに差し込んでいきます。(押し込むとカチャっとハマります)
12本すべて差し込むと、画像(↓)のような状態になります。ガタつきも無く、非常に安定しています。
コットの高さは「16cm → 38cm」へ
タクティカルコットの通常の地上高は16cmです。
コットレッグでハイコットにした時の高さは38cmになります。
16cm → 38cmに変わるので、ローコットの状態よりもハイコットの方が22cmほど高くなる計算です。
ハイコットにするメリット
ハイコットだと、地面の上に直接コットを置いても、寝ていても草や芝が気になりません。
寒い季節には、地面からの冷気を和らげてくれます。
ハイコットの方が、コットから「起き上がりやすい」というメリットもあります。
ローコットとハイコットの使い分け方法
僕の場合は、タクティカルコットのローコットとハイコットを、以下のように使い分けています。
- テント内(床あり)で使用する場合 → ローコット
- 地面に直接置いて使用する場合 → ハイコット
1台のコットで、簡単に使い分けができるので、とっても助かります。
コットレッグは本体の袋に収納可能
ちなみにコットレッグは、コット本体の収納袋に余裕で収まります。
コットレッグを購入しても、本体に一緒に入れておけるので、荷物が余分に増える心配はありません。
〈注意点〉コットレッグは「12ピース」を!(16ピースでは無い)
脚の長さを高くする「コットレッグ」は、12本入りのタイプと、16本入りのタイプが販売されています。
タクティカルコットに必要な本数は12本です。購入するときに間違えないようにしましょう。(16本のコットレッグは、別シリーズのヘリノックスコット用です)
【長所4】とにかく軽い!(移動も楽)
重量はたったの2.4kg
僕がタクティカルコットを使用する前に使っていたコット(ケシュア製)の重量は、7.5kgもありました。
ヘリノックスのコットはなんと2.4kg!今までのコットと比べて、重さはわずか3分の1。
しかも、この軽さで耐荷重は145kgもあります。
今まで組立後のコットの移動は、2人がかりで持ち運んでいましたが、タクティカルコットは1人でラクラク持ち運べます。
ローコットで軽いタイプは他にもありますが、ハイコットにもなるタイプで、この軽さを実現しているのは本当に驚きです。
〈注意点〉移動時は風に注意
組立終わったコットを運ぶ時は、風にあおられないように気をつけましょう。
一度、コットの場所を移動している時に強風が吹いて、コットが飛んでいきそうになった経験があります(汗)
【長所5】デザインも素晴らしい
ヘリノックスの「タクティカル」シリーズは、いわゆる軍用をイメージしたミリタリー調なシンプルデザイン。
キャンプシーンにもバッチリ映えて、思わずウットリしてしまいます。
「ずっと大切にしたいな」と思わせてくれる、美しいデザインです。
【長所6】簡単に組立と分解ができる
タクティカルコットは、組立と分解が簡単です。
ゆっくり組み立てても、3分前後で完成します。
分解も簡単にできるので、撤収時間も早くすみます。
【長所7】寝ること以外にも大活躍
タクティカルコットは、寝る用途以外にも大活躍してくれます。
〈1〉キャンプ道具の置き場所に最適
生地にたるみが無く、耐荷重も145kgあるので、コットを使わない時は、キャンプの荷物を置いておくのに最適です。
キャンプ道具を地面に置きたくない時って、意外に多いよね
ハイコットにした時の高さ(38cm)は、ユニフレームの焚き火テーブルとほぼ同じ高さ。
高さが同じなので、焚き火テーブルをコットの横に並べて置いても違和感がなく、たくさんのキャンプ道具を置くことができます。
〈2〉シェラカップなどを吊るせる
キャンプでは、いくつあっても助かるシェラカップ。
タクティカルコットに付いているループ部分に、たくさん吊るせます。
必要な時に、サッと取り出せて便利だよ
他にもコット側面のループには、カラビナなどを使って色々なキャンプ道具を吊るせそうです。
〈3〉テーブルサイドストレージが置ける
同じヘリノックス製の小物入れ「テーブルサイドストレージ」も、コット横に設置できます。
コットのすぐ横にある小物入れから、必要なモノが取り出せて便利だよ
取り付け方法も、ループに通してボタンをはめるだけなので簡単です。
〈4〉コット背面にはメッシュポケットも有り
コットの背面には、メッシュポケットも付いています。
ポケットの使い方は色々ですが、僕の場合は寝る時に(鍵やスマホなど)無くしては困るものを入れてます。
〈5〉イスとしても使用可能(ハイコットの場合)
ハイコットで使用する場合、コットの高さが38cmになります。
この高さは、ヘリノックス(スウィベルチェア)の座面とほぼ同じ高さ。
コット生地自体も、しっかりとしたハリがあるので、キャンプチェアとしても快適に使えます。
ローコットでは、イスには不向き
ローコットの状態だと、イスとして使えないことはありませんが、ちょっと低すぎます。
イスから立ち上がる時に、毎回「よっこらしょ」と体全体に力を入れなければならず、快適とは言えません。