テントファクトリーの「オールランドキャリーワゴン」を購入して、とても気に入って使っています。
買って良かった!
今回は、テントファクトリー「オールランドキャリーワゴン」について、以下のポイントを詳しく解説(レビュー)させていただきます。
- テントファクトリー「オールランドキャリーワゴン」の特徴
- 2年間使い続けてわかった、キャリーワゴン「12の良い点」
- 残念に感じた「5つの悪い点」
- 気をつけておきたい「注意点」
- 定番「コールマン アウトドアワゴン」との比較ポイント
テントファクトリー「オールランドキャリーワゴン」とは?
アウトドアブランド「テントファクトリー」
「テントファクトリー」は、株式会社アウトサム(本社 横浜市)が手がける2012年に誕生したアウトドアブランドです。
出典:テントファクトリー公式
「スタンダード&リーズナブル」をキーワードに、幅広いアウトドア商品をプロデュースしています。
出典:テントファクトリー公式
オールランドキャリーワゴン「名前の由来」
オールランドキャリーワゴンの「オールランド」とは、「All round=万能、All land=全ての場所」の意味で、「どんな物でも、どんな場所にも運搬できる」から名付けられました。
「オールランド」のネーミング通り、様々な場所で活躍してくれます。
テントファクトリー「キャリーワゴン」5つの特徴
オールランドキャリーワゴンの特徴を全部で5つ、順番に説明させていただきます。
【特徴1】たっぷり運べる積載量
キャリーワゴン積載部分のサイズは(↓)
- 幅 50cm
- 奥行 83cm
- 深さ 25cm
積載容量はおよそ100リットル。たくさんのキャンプ道具を運ぶことが可能です。
キャリーワゴンは、丈夫な鉄製フレームで支えられています。
フレーム本体と本体カバーは簡単に脱着できるよ
なので耐荷重は80kg。重い荷物でもへっちゃらです。
ウチの子どもが2人乗っても、まだまだ余裕です(笑)
【特徴2】3秒で組み立て可能
キャリーワゴンは使いたい時に、すぐに開いて使うことができます。
コンパクトに折りたたんだ状態から、なんと3秒で使うことが可能です。
キャリーワゴンを閉じる時も、ツマミを引っ張るだけで折りたたむことができます。
【特徴3】4種類のカラー展開
キャリーワゴンは、4種類のカラーがあります。
出典:テントファクトリー公式
- オリーブグリーン
- ナチュラルブルー
- パープル
- テラコッタ(=レンガっぽい色)
ちなみに、僕が持っているキャリーワゴンの色は「オリーブグリーン」です。
2019年10月現在「ナチュラルブルー」は(完売して)欠品中。他の3色は在庫があるようです。
【特徴4】専用の収納バッグ付き
キャリーワゴンを購入すると、本体を収納する専用のバッグが付属しています。
この収納バッグは、タイヤを含めた全体が収納できる仕様になっています。
【特徴5】幅広いラインナップ
「キャリーワゴン」シリーズには、今回レビューする「ノーマル」タイプ以外のラインナップも充実しています。
底が深い「Dタイプ」
底が深い(深さ30cm)Dタイプ。カラーはカモ柄(迷彩柄)です。
出典:テントファクトリー公式
防水の「WPタイプ」
底部分に防水機能がついたWPタイプ。カラーはグリーンとブラウンの2色あります。
出典:テントファクトリー公式
実際に使って感じた「キャリーワゴン」の良い点(全部で12個)
テントファクトリー「キャリーワゴン」を実際に2年間使ってみて感じた良い点を、全部で12個(!)順番に挙げていきます。
【良い点1】利用したい時に「すぐ使える」
キャリーワゴンは、使いたいときに「すぐ使える」ことが最大の利点です。
例えば僕の場合、普段は折りたたんだコンパクトな状態で玄関に保管しています。
キャンプ道具を運びたい時や、重い荷物を運びたい時には、ほぼワンタッチで広げて荷物を入れることができます。
開閉にに時間と手間がかかると、面倒になって使わなくなっちゃうよねー
【使いたい時】
キャリーワゴンを使いたい時は、本体を固定しているバックルをはずして、本体を左右に開くだけです。
【折りたたみ方法】
折りたたむ時は、本体カバーの中央にある「つまみ」を持ち上げます。
最後にサイドベルトをバックルで固定するだけで完了です。(簡単)
折りたたんだ状態でも動かせる
キャリーを折りたたんだ状態で、(本体を持ち上げなくても)車輪を使って動かせます。
荷物の出し入れが終わったら、キャリーを折りたたんだまま目的場所まで移動できます。
本体を広げたまま移動するよりも操作も楽です。
コールマン「アウトドアワゴン」と組立スピードを比較してみた
キャリー分野では不動の人気商品、コールマン「アウトドアワゴン」。(僕も持ってます)
コールマンとテントファクトリー、それぞれの「手順とスピード」を比較してみました。
コールマン「アウトドアワゴン」の場合
- 【手順1】カバーから底板を外す(5秒)
- 【手順2】カバーを本体から外す(7秒)
- 【手順3】本体フレームを展開する(5秒)
- 【手順4】底板を入れる(3秒)
- 【完成】合計 約20秒 4手順
コールマンは底にマットを敷いて使う構造になっているので、その分どうしても手間と時間がかかります。
テントファクトリー「キャリーワゴン」の場合
- 【手順1】バックルを外す(1秒)
- 【手順2】本体を左右に開く(2秒)
- 【完成】合計 約3秒 2手順
結果を比較すると、キャリーワゴンの方が圧倒的に手間が少ない
両者を比較すると、テントファクトリー「キャリーワゴン」の方が、圧倒的に少ない時間と労力で完成します。
その代わりコールマンアウトドアワゴンは、コンパクトに収納できるという利点があるよ。
【良い点2】運ぶのに「ちょうど良い」サイズ感
キャリーワゴンの大きさは、荷物の運搬に「ちょうどよいサイズ」であることも良い点の一つです。
大きさをコールマン「アウトドアワゴン」と比較してみる
テントファクトリー「キャリーワゴン」とコールマン「アウトドアワゴン」の大きさを比べると画像(↓)の様になります。
コールマンと比べてテントファクトリーの方が、ややコンパクトなサイズです。
大きすぎない=操作が楽
このキャリーワゴンの「大きすぎないサイズ」は、「ハンドルの取り回しが楽になる」というメリットにつながります。
特にマンション住まいの僕の場合、エレベーターやエントランスの出入口などで、キャリーをぶつける回数が格段に減りました。
大切なキャンプ道具がピッタリ入る
コールマンと比べるとひと回り小ぶりですが、必要十分な積載サイズです。
小物を収納するのに便利で愛用し続けているスノーピークの「シェルフコンテナ」や「ギアコンテナ」が、ちょうどピッタリ入ります。
大きな荷物を入れた後にできた隙間には、テーブルや寝袋などを縦置きで入れていくと効率よく積載できます。
【良い点3】ハンドルの取り回しが楽
キャリーワゴンは、ハンドルの取り回しがストレスなく快適に行えます。
まず、足回りの構造がしっかりしているため、キャスターがスムーズに動きます。
タイヤも適度なサイズで、小さい段差やガタガタ道も問題なく走行できます。
ハンドルの持ち手もしっかりした構造なので、子どもの手でも安定して持つことが出来ます。
狭い場所での操作のちょっとしたコツ
ハンドル固定パーツについて
通常、キャリーワゴンを引っ張って動かす場合は、ハンドルを固定するパーツ部分からハンドルを外して使用します。
広い場所では通常の使用方法で
広い場所では、この使い方で快適に取り回しができます。
狭い場所ではハンドルを固定したまま動かす(※1)
狭い曲がり角などの場所を通過する場合、通常の方法ではハンドルの取り回しが難しいことがあります。
その場合、(本来の使い方ではないのですが)固定部分にハンドルを入れたままの状態でキャリーワゴンを動かす方法が便利良いです。
この方法だと、細かい小回りが利きやすくなり、ハンドル操作がグンと楽になります。
僕の場合、マンションのエレベーターやエントランスの出し入れの時などに、とても助かっています。
逆に、広い場所でこの方法を使うと、キャリーを引く力が伝わりにくく、通常の(ハンドルを固定部分から外した)状態の方が快適に運べます。
【良い点4】色がキャンプ風景に馴染む
「オリーブグリーン」は、落ち着いた(個人的に好みの)色合いです。
このナチュラルな「オリーブグリーン色」は、キャンプの風景とケンカすることなく(キャリーだけ目立つことなく)他のキャンプ道具の色合いと馴染んでくれるので気に入っています。
【良い点5】車輪を固定(ロック)できる
キャリーワゴンの前輪には、タイヤを手動で固定(ロック)できる簡易ストッパーがあります。
ストッパーを左右に動かすことで、ホイールを固定できるよ
傾斜がある地面でも、タイヤをロックしていればキャリーが勝手に動いてしまうことはありません。
傾斜のある場所でも、安心して荷物の出し入れができます。
【良い点6】本体カバーが取り外し可能
本体カバーを、フレームから取り外すことができます。
汚れたら取り外して、丸洗いすることもできます。
本体カバーの取り外し方
まず、フレームと本体カバーを固定している4ヶ所のバックルを外します。
次に、フレームの上部を固定しているマジックテープ(2ヶ所)を外します。
最後に中央にあるマジックテープを外して、本体カバーを取り外せます。
【良い点7】マンション住まいに超便利
キャリーワゴンは、マンション住まいの方に特におすすめします。
キャリーが無いと、マンションの自室までキャンプの荷物を運ぶのに、エレベーターで何往復もする必要があります。
家族全員でやっても、時間がかかるし疲れるんだよねー
キャリーワゴンに荷物を詰め込んで運べば、車と自宅との往復回数が激減します!
エレベーターにキャリーワゴンを入れても、まだ室内スペースには余裕があります。
キャリーをエレベーターに乗せている間、他のマンション住人の方がエレベーターを使用できなくなってしまうトラブルを避けることもできます。
大き過ぎるキャリーだと、マンションのエレベーターで気を使うよねー
【良い点8】テーブルとしても使える
前と後ろのフレーム部分に板をわたすと、テーブルとして使うことができます。
キャンプ道具の運搬が終わった後も、キャリーワゴンをテーブルとして使えるので、有効利用することができます。
キャリーに通す板は、ホームセンターなどで購入でき、お願いすれば必要な大きさにカットもしてもらえます(有料)。
僕はパイン(松)の集成材をカットして使っています。
手前と奥で本体フレームの幅が違うため、上画像の上部分が幅44cm以下、 下部分が47cm以下になるようにしました。
カットの作業などが面倒な方は、テントファクトリーから専用のウッドボードも販売されています。
【良い点10】キャンプ以外の用途にも使える
キャリーワゴンは、キャンプ以外にも大活躍してくれます。
大量のお買い物、運動会、バーベキュー、お花見、釣り、引っ越し、などにも活躍してくれます。
【良い点11】リーズナブルな価格設定
テントファクトリー「キャリーワゴン」は品質の良さの割に、リーズナブルな価格設定です。
この品質で1万円を切るキャリーワゴンの価格設定は、良心的だと感じます。
【良い点12】キャンプ場では荷物置き場としても使える
キャリーワゴンは、そのままキャンプの荷物や道具を置く場所として利用できます。
自分の大事なキャンプの荷物や道具は、直接地面に置きたくないよね
寝袋やグランドシートなどを乾燥させる時にも、キャリーワゴンを使うと便利です。