パンダTC(テンマクデザイン)の「スカート」部分を自作する方法について詳しく解説していきます。
テント「パンダTC」とは?
パンダTCは、ポリコットン素材のワンポール型テントです。
デザインがシンプルで、設営も手早く出来きるので、とても気に入って使用しています。
パンダTCの欠点は「隙間からの冷気」
ずっと気に入ってパンダTCを使用しているのですが、寒い季節には致命的な欠点があります。
その欠点とは、テントと地面の間に「数センチの隙間がある」ことです。
暖かい季節はこの隙間のおかげで、風通りが良く快適です。
しかしながら、寒い季節はこの隙間から冷気が入り込んで、幕内の温度が下がってしまいます。
別売りのフルクローズ式のインナーテント(メッシュ式でないタイプ)を使用する事で、インナーテントに入る風を防いではくれますが、根本的な解決にはなりません。
冷気の遮断には「スカート」が有効
幕外から入り込む冷気の遮断には、地面とテント幕の間に「スカート」というパーツがあると、冷気をシャットアウトしてくれて有効です。
残念ながら、パンダTCには「スカート」が付いていません…(冬は寒い)
スカート部分は簡単に自作できる!
しかし心配にはおよびません。
パンダTCの「スカート」は、市販されているモノを使って簡単に自作することができます!(しかも予算は1500円くらいで)
パンダTCのスカート自作に「必要なもの」と「手順」を順番に説明していきます。
自作スカートの作成に必要なもの
【1】 ブルーシート(自然色がおすすめ)
まずはブルーシート。(色はブルーで無いものがおすすめです)
このシートを切り分けて「スカート」のパーツにします。
個人的な見解ですが、一般的な青色の「ブルーシート」(下画像↓)は、パンダTCのポリコットン幕の色と馴染みません(^^;
パンダTCと相性が良い「自然色(ダークブラウン)」のシートが販売されているので、こちらの方がおすすめです。
しかも、このブルーシートのサイズは「270cm×180m」。
パンダTCテント本体の横幅(270cm)にピッタリです!
【2】ダブルクリップ
書類等をまとめておく「ダブルクリップ」を使ってスカートを固定します。ダイソーなどの100円ショップで売っているものでOKです。
クリップ幅は32ミリのタイプが、しっかりとシートを挟んで固定できます。
ダブルクリップの必要個数は30個あれば十分です。100円ショップ(ダイソー)だと10個で100円だったので、30個だと300円ですみます(^^)
【3】その他 作業道具
以下の道具を使ってスカート制作の作業をするので、事前に準備しておきましょう。
- メジャー(3mあるもの)
- カッターナイフ
- 油性ペン
- (シートを固定するための)ペグ
スカート作成の手順
スカート作成の手順を解説します。
【手順1】ブルーシートを広げる
まず購入したブルーシートを広げます。
風で飛ばないように四隅のハトメ(穴)にペグを打っておきましょう。
【手順2】油性ペンで線を引く
横270cm 縦180cmの広げたブルーシートを5つに切り分けるために、目安となる線を油性ペンで引きます。
さきほど紹介した自然色ブルーシートの縦幅は表記では180cmですが、折り返した部分があるため実寸は172cmほどです。
よって172cmを5等分すると「172cm ÷ 5 = 34.4cm(約34cm)」。
34cmのところに油性ペンでシートに印をつけて、カットする目安となる直線を引きます。(線を引くのはシートの裏側に引いた方が目立たず綺麗に仕上がります)
【手順3】シートを切断する
カッターナイフやハサミなどで、引いた直線に沿ってゆっくり切断していきます。
シートを5等分すると、こんな感じになります。
【手順4】ダブルクリップでシートを固定する
パンダTCの幕の端からダブルクリップで、カットしたシートを固定していきます。
テントの辺一つ当たりに、ダブルクリップを7個〜8個くらい使って固定します。
固定したシートがめくれる事はありませんでしたが、強い風が吹くときなどはシートのハトメ(穴)にペグダウンしてもいいですね。
【スカート完成!】
この手順でパンダTCのスカート完成です!
下画像のように、パンダTCの欠点であった「地面とテント幕との隙間」が、自作したスカートによって無くなりました(^^)
隙間が無くなった事により、冷気の侵入を防ぎ、幕内の暖かさを保つことができ、寒い季節でも問題なく使えるようになります。
スカートの撤収・保管方法
寒暖の差が激しいと、テントと同様スカートにも、たくさんの露が付着します。
その場合は、スカート部分をテントから外して、テントとスカートを別々に乾かすと、両方とも効率良く乾かせます。
ダブルクリップも忘れずに水分を拭き取ってから収納します。(濡れたままだと金属部分がサビてしまいます)
外したスカートは、一つにまとめて収納しておくと便利です。
スカートをまとめるために、僕は100均のゴムバンド(ダイソーの「べんりベルト」)を使っています。
まとめ
パンダTCの「スカート」を、簡単に自作する方法について説明させていただきました。
このスカートの自作方法は、スカートがないパンダTC以外のテントにも応用ができます。
簡単に出来るので、ぜひ試してみてくださいね(^^)/
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