鉄フライパンの「turk(ターク)」をキャンプでも自宅でも ほぼ毎日使っています。
フライパンをタークに変えてから、ちょっと面倒に思っていた 料理の時間が楽しくなりました。
もっと早く買えば良かった!
パパ、タークを買ってから料理することが増えたよね!
今回は、今年の買って良かったアイテムNo.1 候補の鉄フライパン「Turk(ターク)」について、以下のポイントを詳しくレビューさせていただきます。
- タークのフライパンとは?
- クラシックとプレスパン(ロースト)の違い
- だから毎日使ってる「ターク 9つの良い点」
- 買う前に知っておきたいターク「7つの注意点」
- 購入前の「不安点・疑問点」こうして解決したよ
- 正規品と並行輸入品の違い
- 誰でもできる「ターク・シーズニング(焼き慣らし)の手順」
- タークで料理するちょっとしたコツ
- タークが「向いている人、向いていない人」
タークのフライパンとは?
タークって何?
まずはタークのフライパンについて、その特徴を簡単に説明させていただきます。
鍛治職人の手作りフライパン「ターク」
タークは、ドイツの鍛治職人が手作りで作る「こだわりの鉄フライパン」として有名です。
出典:ターク公式
タークのフライパンはコアな愛好者が多く、タークの本まで出ています。
タークのフライパンは、高温で真っ赤になった鉄の塊を、何度も何度も手作業で叩いて伸ばす「鍛造(たんぞう)」という工程を経て、一つずつ製造されています。
出典:ターク公式
160年以上も同じ製法で作り続けている
タークの創業は1857年(つまり江戸時代末期)。創業者はアルバート=カール・ターク氏。(創業者の名前をとって「ターク」です)
出典:ターク公式
日本でいう江戸時代末期から現在に至るまで160年以上も変わらない製法で、鉄フライパンを作り続けています。
出典:ターク公式
現在は、160年前から同じ製法で作っている「クラシック」と、機械生産の「プレスパン」という2種類の方法で製造しています。(次項でくわしく解説します)
ターク「クラシック」と「プレスパン」の違い
現在、タークは主に製造方法を以下の2つのシリーズに分けて、フライパンを作っています。
- ハンドメイドで作る「クラシック」シリーズ
- 機械生産で作る「プレスパン」シリーズ(ローストとも呼ばれています)
クラシックとプレスパン、どんな違いがあるの?
2つのシリーズには、以下のような「違い」があります。
手作りの「クラシック」シリーズ
ターク クラシックシリーズは、高熱で真っ赤になった鉄の塊を手作業で叩き伸ばしていく昔ながらの製法で作っていきます。
出典:ターク公式
つなぎ目のない「一体型」が特徴
ひとつの鉄の塊からフライパンを作り出していくため、本体と取っ手に「つなぎ目(溶接箇所)」がありません。
手作りだからこそ可能な、つなぎ目のない一体型の構造と、手作業による鍛造(鉄の塊を叩いて伸ばす作業)で作り上げられたクラシックタークからは、無骨なハンドメイド感がビシビシ伝わってきます。
機械生産の「プレスパン」シリーズ
手づくりのクラシックシリーズに対して、「プレスパン」シリーズは機械生産によって作られた製品です。(表記はpresspanや、ローストシリーズと表記されて販売されていることもありますが、プレスパンと同じ製品です)
出典:ターク公式
プレスパンは、シート状の鉄板から機械成形するため、クラシックシリーズと比べて安い値段で販売されています。
種類が豊富なプレスパンシリーズ
プレスパンシリーズは、種類も「浅型、深型、ベントハンドル型」などバリエーションも多く、調理の用途に応じてたくさんの中から選ぶことができます。
出典:ターク公式
いろんな種類が欲しくなるね!
網目模様(スリット)が特徴
プレスパンシリーズはクラシックシリーズと区別するため、全ての商品にデザインとして網目模様(スリット)が入っています。(※「機能による理由では無い」と公式ページに記載あり)
またプレスパンには持ち手と本体に溶接箇所があります。(クラシックシリーズは一体型で溶接箇所がありません)
出典:ターク公式
ちなみに僕は、クラシックシリーズ(26cm)とプレスパンシリーズ(グリルパンタイプの36cm)の両方を使っています。
サイズと構造がそれぞれ違うため、どちらも用途に応じて使い分けができるので重宝しています。
どちらもそれぞれ使いやすいよ!
クラシックとプレスパンの「違い」まとめ
今まで述べてきた「クラシック」と「プレスパン」の相違点をまとめると以下のようになります。(↓)
- 価格設定(手作りのクラシックシリーズの方が、値段が高いです)
- つなぎ目の溶接の有無(クラシックは継ぎ目なし、プレスパンは溶接箇所あり)
- 網目模様の有無(クラシックは無し、プレスパンは有り)
- 鉄板の厚みはほぼ同じ(どちらも2.5mmだがクラシックは手作りのため均等ではない)
- プレスパンの方が種類がたくさんある(浅型、深型、ベントハンドル型)
だから毎日使ってる「ターク 9つの良い点」
ほぼ毎日のように使っているタークのフライパンですが、その理由となる「タークの良い点」について、まずは順番にあげていきます。(全部で9つあります)
【良い点1】美しいデザイン
タークのフライパンには装飾が一切ありません。
溶接箇所、リベット、持ち手の断熱仕様、刻印、模様など、タークには通常のフライパンにある「装飾部分」が全くありません。
余分な装飾を無くして、ムダのない形や構造を追求した結果、自然にあらわれる美しさである「機能美」を体現したデザインと言えます。
どの角度から見ても、独特な美しい表情をしています。
タークを眺めるたびに、ニヤッとしちゃいます。
また、ハンドメイドで1つずつ作るため、全く同じものは2つとありません。
出典:ターク公式
自分だけのフライパンとも言えるね。
タークを使っていると、ハウルの動く城のカルシファーがフライパンで 卵とベーコンを焼くシーンを思い出します。
【良い点2】 半永久的に使える
タークは「100年使えるフライパン」とも呼ばれています。
適切な手入れ(使い終わったら水洗いして乾かすだけ)さえすれば、100年と言わず、半永久的に使うことだってできます。
自分の使ったフライパンが子供や孫の代にも使ってもらえるかもって想像すると、ちょっとうれしいね。
さらに(クラシックシリーズは)本体と取っ手につなぎ目がない一体構造なので、ガタついたり、持ち手が取れてしまう心配もありません。
自宅でもアウトドアでも毎日ハードに使い続けることができます。
空焼きしても劣化しない
鉄フライパンは、一般的なテフロンフライパンでは厳禁とされる「空焼き(食材などを何も入れないで焼くこと)」をしても表面加工が剥がれたり傷ついたりすることがありません。
一般的に使われているテフロン(フッ素樹脂加工)フライパンの上限温度は 260℃。空焼きをするとたった5分で350℃に達すると言われています。
出典:日本化学工業協会
フッ素加工のフライパンは、350℃を超えると熱分解が始まり、有害なガスや微粒子状物質が発生してしまいます。
うっかり空焼きし続けたら大変ね。
鉄フライパンであるタークは、350℃を超えて熱しても全く問題ありません。
テフロンのフライパンでは難しい焚き火料理も、タークは大の得意分野です。
ついキャンプに持っていきたくなります。
金属ヘラで擦(こす)っても傷つかない
テフロン加工フライパンは、表面コーティングがそれほど強く(硬く)ありません(鉛筆のB〜2Hくらいと言われています)。よって金属ヘラなど使うとすぐにコーティングが剥がれてしまいます。
タークは、金属ヘラはもちろん、フライパンの上でナイフを使ってお肉を切り分けたり、金タワシでゴシゴシこすり洗いしても傷つくことはありません。
スキレットを超える「頑丈さ」
アウトドアで活躍するスキレット。ニトリや100円ショップでも格安で販売されていて人気があります。
スキレットは熱した鉄を型に流し込んで製造します。
鋳造(ちゅうぞう)というよ。
鉄を流し込んで製造されるスキレットは、急に温度が下がったり(熱々の状態のまま水で洗ったり)、落としてしまうと、その衝撃で割れてしまう可能性があります。
それに対して、鉄の塊から叩いて伸ばして鍛えながら作る「鍛造フライパン」であるタークは、急激な温度変化や落下によって割れてしまう心配がありません。
熱々のフライパンをいきなりシンクで水洗いしても平気です。
スキレットよりも重量が軽いのもメリットだよね。
【良い点3】手入れが簡単
使用後のお手入れも、テフロンフライパンと比べて超カンタンです。
調理した後は、いちいち洗剤を使って洗う必要はありません。ただ水洗いをしながらタワシでこすって汚れを落とし、1分間ほど火にかけておくだけ(空焚き)で完了です。
空焚きをすれば、フライパンについた水滴は蒸発してしまうので、布巾などで拭き取る必要もありません。
調理でソースなどが焦げ付いてしまっても(↓)、
金タワシで軽くゴシゴシすれば、すぐ元に戻ります。
ちなみに、火にかけたあとは油を塗る必要はありません。
湿気を避けて保管するといいよ。
【良い点4】コスパが良い
値段は高いけど結局は安くつく
タークは半永久的に使えます。なので、一度購入した後はお金がかかりません。
テフロン加工のフライパンの寿命は2年〜3年。30年間で10回〜15回は買い直す計算になります。
フライパン1つ2000円として、2万円〜3万円はかかるわね。
それに比べて、タークは一生モノ。
値段はテフロンフライパンより高いけど、一度買ってしまえば後はずっと使い続けられるので長い目で見るとコスパが良いと言えます。
アウトドアでも自宅でも ほぼ毎日使える
タークは、アウトドアでも自宅でも、ほぼ毎日使えます。
毎日使って劣化がほぼ無く(逆に味が出て風合いが増す)、半永久的に使えるなんて、こんなコスパのいい製品は他に無いのではないか?とさえ思います。
キャンプ道具って、値段は高くても「自宅でも使えるし」と思うと、急にコストパフォーマンスが良く思えてくるので不思議ですよね(キャンパー目線の錯覚?)
【良い点 5】作った料理が美味しく感じる
タークで調理すると、いつもに増して料理が美味しく感じます。
お肉はジューシーに、野菜はシャキッと仕上がるよ。
タークで調理すると美味しくなる理由
タークで調理すると、なんで美味しいのかな?
美味しくなるのは、理由があるんじゃよ。
(理由1)一般的なフライパンよりも鉄に「厚み」がある
一般的なフライパンは1.3mm〜1.6mmの厚さですが、タークの厚みは約2.5mm。タークの方が1.5〜2倍の厚みがあります。
薄いフライパンだと、炎が直接当たる部分だけに熱が集中してしまい、食材に焼きムラができてしまいます。
鉄に厚みを持たせることで、熱の温度差をいったん鉄板に吸収させて、鉄に蓄積された熱を食材に均等に当てることができます。(焦げ目も均等に付けることができます)
だから鉄板焼屋さんとかお好み焼き屋さんは分厚い鉄板を使ってるんだね。
鉄板が分厚いほど「肉の中心に熱が素早く届く」というメリットもあります。
タークは厚みのあるお肉を上手に(肉汁たっぷりに)焼くことができるよ。
鍛造は鉄の密度が高く、冷めにくくなる
タークは、鉄の塊を何度も何度も叩いて伸ばす「鍛造」という製造方法で作り上げます。
鍛造で作ったフライパンは、鉄の密度が高く 蓄熱性に優れます。フライパン全体が冷めにくく、適切な温度を一定に保ち続けることができるのです。
(理由3) 料理の見映えが良くなる
タークで調理した料理は、出来上がりが美味しく見えます。
タークの無骨な黒い鉄板に置いた料理は、ただそこに置くだけで不思議と「見映え」がレベルアップします。
【良い点 6】(皿に盛り付けずに)食卓にそのまま出せる
タークで調理するようになってから、出来上がった料理を(お皿に盛り付けずに)そのままテーブルに出すことが多くなりました。
タークは蓄熱性が高いため料理が冷めにくく、熱々の状態が長く続くので家族にも好評です。
料理が温かいまま最後まで食べられるわね!
洗い物も減るし、助かるわ〜
テーブルの上にタークを置く場合は、直接置かずに熱を遮断するコルクボードなどの敷物を使うと便利です。
【良い点 7】愛着が湧いてくる
タークは半永久的に使えるので、使えば使うほど(タークと過ごす時間が経つほど)愛着が湧いてきます。
使い込んで育てていく楽しみがある
タークは使うほどに油が馴染んで鉄の色合いが深くなっていきます。(焦げ付きにくくなっていきます)
どんどん使い込むことによって、フライパンを育てていく楽しみがあります。
【良い点 8】料理の時間が楽しくなる
愛着が湧く道具で料理をすると、調理の時間が楽しくなります。
ほんと実感しています。
「次はタークを使ってあんな料理を作りたいな」と考えることも楽しみの1つです。
【良い点 9】持ち手が熱くなりにくい
タークは他のフライパンやスキレットと比べて「持ち手が長い」ことが特徴です。
タークで調理していても、持ち手が熱くなるまでに時間がかかるので、素手で持っていてもしばらくは熱さを感じません。(火加減によりますが5〜10分は素手で持てます)
取っ手が長いと 焚き火で調理する時も、焚き火から取り出す時に便利です。
買う前に知りたかった「ターク7つの注意点(悪い点)」
実際にタークを毎日使ってみて、できれば購入する前に知っておきたかった注意点や悪い点について、いくつか述べます。
【注意点1】万能な調理器具ではない
クラシックタークは、なんでも調理できる万能なフライパンとは言えません。
タークには「得意な調理」と「苦手な調理」があります。
いろんな料理をタークで作ってみて、導き出した結論は、以下の通りです(↓)。
- 焼く : ◎ (得意中の得意。他に敵なし)
- 炒める: ◎〜○ (得意なんだけど、周りに食材が飛び散る)
- 揚げる: △〜× (底が浅いので油が飛び散りやすい)
- 煮る : × (底が浅いのので不向き)
以下に補足説明をさせていただきます。
タークで「焼く・炒める」
ステーキやソテー、餃子、お好み焼きなどシンプルに焼き上げる料理は最も得意です。
外はカリッと中はジューシーに焼き上がるよ!
ただし、チャーハンなど激しくかき混ぜて炒める調理は注意が必要です。タークは底が浅いため、周りに具材が飛び散るからです。
タークで「揚げる・煮る」
タークは、フライパンの底が浅いため、揚げ物や煮込み料理などは向いていません。揚げ物は油が飛び散りやすいし、煮物は煮込む量が少なくなってします。
すき焼き、煮込みハンバーグなどは、底の深い「タークグリルパン」シリーズか、底深のスキレットが向いています。
また、トマトやワインなどの酸性が強い食材を入れて調理すると、鉄は酸に弱いため酸化皮膜が弱くなることがあるので気をつけましょう。(次に他の調理をすれば皮膜は復活します)
【注意点2】片手で持ち上げるとずっしり重い
タークは鉄製で厚みがあるため、(同じサイズのスキレットよりは軽いのですが)ずっしりとした重さがあります。
僕の使っている外径26cmのサイズで、重さは1.53kg(カタログ値は1.45kg)
(当然ですが、フライパンのサイズ径が大きいほど重くなっていきます)
サイズ | 重量 |
18cm | 0.76kg |
20cm | 0.91kg |
22cm | 1.12kg |
24cm | 1.30kg |
26cm | 1.45kg |
28cm | 1.50kg |
30cm | 1.80kg |
(ドイツ Turk本社より引用)
タークは取っ手が長いので、持ち上げると重心が前方にかかり、余計に重さを感じます。
調理中、食材が入ったタークを片手で持ち上げると、通常のフライパンで持ち上げる時よりも重さをかなり感じます。
タークの取っ手部分は、角(カド)が鋭角になっているため、素手で持ち続けていると手の内側に鋭角の鉄が食い込んでジワリと痛くなってきます。
長く持ち上げる場合は、布巾などを取っ手に挟んで持った方が、手のひらに負担がかかりません。
皿に盛りつける時も注意
取っ手が細くて重いので、オムレツやオムライスなど、(僕の場合)右手でタークを持って、左手のお皿に直接移し替える時は、タークと食材の重さを片手に直接感じるので結構つらいです。
【注意点3】フライパンを振るのは困難
タークと食材のダブルの重さにより片手で持つと相当な重量を感じるため、中華料理店でチャーハンを作っているシーンのようなフライパンを自由自在に振る調理は困難です。
タークを片手で軽快に振るには、相当な腕力が必要です。(僕には無理でした)
片手でフライパンを振って料理をすることがメインであれば、もっと軽いフライパンが適しています。
【注意点4】油や食材が飛び散りやすい
フライパンのフチが浅く、底面も平らなので、調理中に油や食材が周辺に飛び散りやすいです。
調理後は、コンロのまわりに飛び散った食材や油のお掃除が必要です。
食材や油の飛び散りが気になる方は、底が深い調理器具(中華鍋など)を使った方が良いかもしれません。
また、「オイルスクリーン」を使うと、油の飛び散りを防ぐことができて便利です。(他のフライパンや鍋などにも使えます)
【注意点5】持ち運びしにくい
タークは他のフライパンやスキレットと比べて「持ち手が長い」のが特徴です。
持ち手が長いことで調理時には持ち手が熱くなりにくく、素手で持っている時にとても助かるのですが、キャンプなどに持っていく場合には、長い持ち手が邪魔になります。
車に入れづらいんだよね。
僕の場合、適当な収納袋に入れて(取っ手は出したまま)キャンプ道具の隙間に入れ込んでいます。
ターク専用のフライパン収納ケース(↓)も販売されています。こだわりのある方は検討されても良いかもしれません。
【注意点6】調理面積(内径)が狭い
タークのサイズとして26cmとか28cmとか記載してあるのはフライパンの外径です。実際の調理面積である内径は意外と狭く感じます。
調理する量や食べる人数によって、外径サイズだけでなく内径サイズを確認して、選ぶことをおすすめします。
サイズの一覧や選び方については後述します。
【注意点7】キャンプでは結露によるサビに注意
アウトドアで使うときは、結露に注意しましょう。
寒暖差が激しい季節に外に出しっぱなしにしておくとフライパンに結露が発生し、そのままにしておくと錆(サビ)が発生してしまいます。
僕はキャンプの時、外にずっと置きっぱなしにして、持ち手を錆びさせてしまったことがあります(反省)。
サビが付いても、金たわしで錆をこすり落とせば元の状態に戻るよ!
タークを購入する時の「疑問点・不安点」を解決してみた
僕が実際にタークを購入する時に生じた数々の不安点や疑問点。実際に使ってみたり、事前に調べたりして解決したことがたくさんあります。
高い買物だからこそ失敗したく無いもんね。
僕が購入前に疑問や不安に感じたことは、「タークを今から検討される方にとっても同じことで悩むかも」と思い、以下に書き留めておきました。
(疑問点1)どのサイズがいいのか?
どのサイズが一番良いのか迷うんだよな〜
タークのバリエーション豊かなサイズ展開が僕たちを悩ませます。
クラシックタークのサイズは14種類もある
タークのサイズ展開は、外径16cm〜45cmまで14種類もあります。
サイズ展開は以下のようになります(↓)。
サイズ(外径) | 内寸(内径) | 重量 |
16cm | 9cm | 0.56kg |
18cm | 10cm | 0.76kg |
20cm | 13cm | 0.91kg |
22cm | 16cm | 1.12kg |
24cm | 17cm | 1.3kg |
26cm | 19cm | 1.45kg |
28cm | 20cm | 1.5kg |
30cm | 23cm | 1.8kg |
32cm | 25cm | 2.1kg |
34cm | 26cm | 2.2kg |
38cm | 30cm | 3.0kg |
40cm | 32cm | 4.0kg |
45cm | 37cm | 5.8kg |
サイズ(外径) | 内寸(内径) | 重量 |
たくさんサイズがあって迷うわ〜
使いやすいオススメのサイズは「24、26、28cm」
僕の個人的なおすすめサイズは、外径が24cm、26cm、28cmです。
24cm・26cmは、1人〜2人、ソロキャンプなどで調理するのにちょうど良いサイズ。
3人以上の調理、家族キャンプなどで色んな料理を楽しみたいなら内寸に余裕のある26cmか28cmがおすすめです。
ここで好みのサイズが決まっても購入はまだ待ってください。大事な注意点があります。
【注意!】サイズ径が大きくなれば「持ち手」も長くなる
見落としがちですが、サイズ径が大きくなると、その分「持ち手」が長くなっていきます。つまりフライパンの全長が長くなります。
僕は購入前、4人家族なので4人分がしっかり調理できる大きめのサイズ(30cm以上)のタークを検討していました。
しかし、調べてみると 外径30cmのタークは全長が56cmもあります。我が家の場合、全長が50cmを超える長さは保管場所に困るため購入を見送りました。
サイズ | フライパンの全長 |
24cm | 46cm |
26cm | 48cm |
28cm | 52.5cm |
30cm | 56cm |
32cm | 62cm |
34cm | 66cm |
36cm | 68cm |
サイズが30cmを超えると、持ち手部分が極端に長くなり、保管場所や持ち運びが場合によっては難しくなる場合があります。
僕の場合は、26cmのクラシックタークと、もう一つ直径36cmの持ち手がないグリルパンを購入しました。
【おすすめ】段ボール紙でシミュレーションしてみる
失敗しないためにも、購入したいサイズを決めたら 段ボール紙を使ってシミュレーションしてみることをおすすめします。
段ボールとカッターナイフ、定規、コンパスがあればすぐに作れるよ。
段ボールで作った仮のタークを、今使っているフライパンと比較してみたり、コンロに置いたり、収納してみたりして、自分に適したサイズかどうかを判断すると、後で後悔することが無くなります。
(疑問点2)正規品と並行輸入品の違いは?
正規品と並行輸入品に品質の違いはあるのかな?(値段も違うし)
ドイツ製であるタークにも、正規代理店を通して販売されている「正規品」と、直接ドイツから輸入して販売している「並行輸入品」があります。