1人分のホットサンドを美味しく手軽に作ることができる「4w1h ホットサンドソロ」を、我慢できずに買ってしまいました。
今回は、4w1h「ホットサンドソロ」について、以下のポイントを詳しく”正直に”レビューいたします。
- 4w1hホットサンドソロの特徴
- 旧タイプとの違い
- 使ってわかった「良い点と注意点」
- 調理のちょっとしたコツ
- 向いている人・向いていない人
4w1h ホットサンドソロの「特徴とサイズ感」
まずは、4w1hホットサンドソロの「特徴」について簡単にお伝えしていきます。
(特徴1)今までなかった!食パン”1枚用”のホットサンドメーカー
食パン1枚で完成するホットサンドメーカー
「ホットサンド」というと、今までは食パンを2枚重ねて作るのが、ホットサンド界の常識でした。
4w1hホットサンドソロは、食パン1枚だけでホットサンドを作ることができます。
作り方は「具材を食パン1枚でグルっと巻くように折りたたんで作る」という新しい発想。
材料は食パンを1枚と具材だけなので、1人分にはちょうど良い分量です。
(特徴2)上下のプレートが取り外せる”着脱式”にリニューアル
2つ目の特徴として、今までの旧タイプと違って上下のプレートが取り外せるタイプになったことが挙げられます。
旧タイプとの違いは?
旧タイプの4w1hホットサンドソロは、上下のプレートが一体化していました(プレートが分解できい仕様)。
出典:4w1h公式
よって旧タイプは、「分解して洗えない」「出来上がったホットサンドをお皿に移しにくい」など、不便さを感じる点がありました。
2022年1月〜 リニューアル版が登場!
2022年1月から、上下のプレートを取り外しできる新しい仕様にリニューアルされました。(サイズ感は旧タイプと同じです)
プレートを外せることにより、使い終わった後の洗い物も分解して水洗いできるようになりました。
上面のプレートを外して、お皿を乗せてひっくり返せば、熱々ののホットサンドを触ることなく盛り付けることができます。(熱々の本体に触れてヤケドするリスクが減った)
プレート単体で、小さめのフライパンとしても使うことができます。(ソーセージサンドなどを作るときに、事前にソーセージを焼いておくことができて便利です)
現在、販売されているものは全てリニューアル版(新型)ですが、メルカリやヤフオクなどで中古品などを購入する場合は、新型か旧型かを確認することをおすすめします。
4w1hホットサンドソロの「サイズ・重量・材質」は?
ホットサンドソロは、従来の(食パン2枚を使う)ホットサンドメーカーよりも一回り小さいサイズ感です。
サイズが小さめだから、持ち運びやすくて便利だね。
4w1hホットサンドソロの「サイズ・寸法」
- 横幅:14cm
- 奥行き:28.5cm
- 高さ:4cm
参考に、カセットボンベ缶(CB缶)や、ペンと比べると画像(↓)のようなサイズ感になります。
重量は実測407g
実際に測ってみた重量は407g(カタログ値は405g)。実際に手に取ってみると「全然軽いな」と思える重量です。
女性の方やお子さんでも(具材を入れて)軽々と持てる重量だね。
各パーツの材質
4w1hホットサンドソロの各パーツごとの材質は以下の通りです。
- 本体:アルミニウム合金(表面フッ素樹脂加工)
- ハンドル:フェノール樹脂(合成プラスチック)
- 金具:ステンレス
- リベット:銅
素材は本体にアルミニウム合金を使っていて軽量です。
アルミニウムは熱伝導が良いので(鉄の3倍)、素早く具材に熱を通してくれるのでホットサンドが早く出来上がるメリットもあります。
本体の表面には”フッ素樹脂加工”がされており、焦げ付きにくくなっています。
「4w1h」ってどういう意味?
商品名の4w1hってなあに?
「4w1h」は、ブランドのコンセプトを表現しています。
コンセプトは5w1hからWhere(キッチン)を除いた4w1h。「そもそも」 「いつ」 「だれが」 「なにを」 「どのように」 というキーワードから、キッチンツールを再編集していきます。新しい道具、自由な食事、最適な習慣と出会ってください。
(公式ページより抜粋)
つまり「キッチン用品を基本から見直して、新しく作っていくよ!」ってことかな(ドヤ顔)
このホットサンドソロは、このコンセプトで生まれた一つ目の4w1h製品です。
現在もこのコンセプトによって、いろんな魅力的なキッチンツールが続々と登場しています。
出典:4w1h公式
いろいろ欲しくなってくるわね。
実際に使って感じた「5つの良い点」
4w1hホットサンドソロを実際に使ってみて、僕が感じている「良い点(買ってよかったポイント)」を全部で5つ順番にあげていきます。
(1)やっぱり「食パン1枚」はちょうど良い分量だった
4w1hホットサンドソロを購入する前までは、食パン2枚を具材にはさむタイプのホットサンドメーカーを使用していました。
食パン2枚分のホットサンドもとっても美味しく出来上がるので気に入っているのですが、1人で全部を食べるにはボリュームがありすぎるので、2人以上で食べる時しか使う機会がありませんでした。
それに比べて、4w1hホットサンドソロは食パン1枚で具材をクルッと包み込んて作ることができます。1人分で食べるのにちょうど良い分量です。
4w1hホットサンドソロで作ったホットサンドの出来上がりサイズ感は、ちょうどエクレア1つ分くらいの大きさ。
片手で持ってパクパク食べられるサイズなので、朝ごはん、軽食、おやつ、夜食などにちょうど良いです。
使用頻度も多くなって、1週間に5、6回ほど使っています。
(2)”味”も”見た目”もバツグン
出来上がりがカワイイ
4w1hホットサンドソロで調理したホットサンドは、”ふち部分”が波型になって可愛い出来上がりになります。
パリッと焼けたパン耳も美味い
ホットサンドが出来上がると、加熱により圧着されたパンの耳部分が”カリカリのふち”になります。
一口食べると、カリッとした食感と香ばしさが、口いっぱいに広がって幸せを感じます。
この食感がクセになるのよね!
美味しくなる仕組みは「波型デザイン」にあり
パンの耳がしっかりと圧着されるのは、本体が波型を形取るようにデザインされているため。
この形状に行き着くのに、何度もプロトタイプを作って試行錯誤したんだろうなぁ
この波型のおかげで、プレートを閉じるときに、パンのふちがはみ出すことなく収まってくれるのも見逃せないポイントです。
具材がこぼれにくい(合わせ目がピッタリ)
他社のホットサンドメーカーと違って、波型の合わせ目がピッタリと閉じるため、調理中に具材がこぼれてくることはほとんどありません。(もちろん具材を入れすぎると溢れてきます)
さすがは歴史ある金物の町「新潟・燕三条」で作られたプロダクツ。高精度なギミックがジワります。
(3)気軽に、負担なくホットサンドが作れる
食パン1枚で作ることができるので、ちょっと小腹が空いた時に気軽に作ることができます。
出来上がりまでの時間は、食パンと具材を用意してから、たった数分間で出来上がります。
ホットサンドを作る手順は(↓)
- 食パンを本体にセット
- その上に好みの具材を載せる
- 上下のプレートで挟み込んでコンロに載せる
- 弱火で1分置きに3回ひっくり返して出来上がり
たった4つの手順(時間にして10分前後)で出来上がってしまいます。
パンの耳を切りそろえなくていい、油を塗らなくていい「手軽さ」
ホットサンドを作ろうと思ったら、今までのホットサンドメーカーで面倒に思えていた作業(パンの耳を切る、本体に油やバターを塗るなど)がありません。
それに比べて4w1hホットサンドソロは、具材を用意してすぐに調理できる。
食パンに具材をのせて弱火にしてひっくり返すだけ、という手軽さがこのホットサンドソロにはあります。
(補足) 間違えにくいツートンカラー
表と裏で本体の色が違う(ブラックとシルバー)のは、「どっち側を焼いていたんだっけ?」を防ぐためのデザインです。
地味にうれしいポイントだね。
(4)あと片付けも楽
ホットサンドを作り終わった後も、あと片付け(洗い物)が楽です。
フッ素樹脂加工がされている本体は焦げ付きにくいので、ほとんどの場合ただ水洗いするだけOKです。(スポンジ・洗剤を使って洗うことが少ないので面倒くさくない)
プレートが分解できるので、丸洗いできるし、細かいところまで洗いやすいので衛生的です。
(補足)食洗機の使用はやめた方がいい
公式ページによると、「食洗機は使えるけど塗装が剥がれやすくなる」とのこと。
簡単に水洗いできるので、食洗機はやめておいた方が無難です。
(5)自宅でも毎日使える
一人分にちょうど良いボリュームだし、簡単にできるので、キャンプだけでなく自宅でも気軽に使えます。
我が家では、キッチンの手の届きやすいところに常に置いてあります。
朝食はもちろんのこと、学校から帰ってきた子どものおやつや夜食などの軽い食事にもピッタリです。
購入前に知っておきたい「6つの注意点」
続いて、購入前に知っておきたい「注意点」を全部で6つお伝えします。
(1)使用するコンロの形状に注意
本体サイズが小さいので、ガスコンロの形状によっては安定してゴトクに置くことができない場合があります。
例えば、僕がキャンプで使っているガスコンロ「イワタニのタフまる」は、ゴトクとゴトクの隙間が広いため、そのままでは本体をゴトクに置くことができませんでした。
ゴトクが合わない場合の解決策
コンロのゴトクに置きにくい場合は、市販されている「ミニ五徳」を使用すると解決します。
下画像(↓)のようにミニ五徳をコンロのゴトク中央に設置します。
こうすることで、安定して本体をゴトクの上に置いて調理することができます。
シングルバーナーを使う場合
アウトドア用のシングルバーナーなど小さめのバーナーを使う場合も、ゴトクとの高低差があるため、本体が安定しません。
僕の使っているシングルバーナーの場合(SOTO ST-310)、ガス缶の上にホットサンドソロのハンドルを置いて安定を保っています。
ただし不安定(風などでひっくり返るかも)なので、調理中は常に近くにいるようにしています。
(補足)IHコンロは使用不可
IHコンロ(電磁調理器)は使用できません。ガスなどの直火専用になります。
出典:HITACHI
(2)フッ素樹脂加工を長持ちさせるために
本体に加工されているフッ素樹脂加工は「油が必要ない、焦げ付きにくい」というメリットがある反面、取り扱いに気を付けなくてはならない点がいくつかあります。
強火は避ける
まず強火での調理は避けましょう。フッ素加工の耐熱温度は260℃なので強火の状態が続くとフッ素樹脂が劣化しやすくなります。(焦げ付きやすくなります)
そもそもホットサンドは、弱火でじっくり作るのがコツです。強火にする必要はありません。
後述しますが、焚き火での調理は強火になる可能性もある(温度調節が難しい)ので注意が必要です。
空焚きもNGです。長時間、空焚きすると有毒ガスが発生する危険もあります。
急激な温度変化を避ける
フッ素樹脂加工は急激な温度変化が苦手です。調理し終わってからすぐに熱々の本体を冷水で洗うのはNGです。
本体が冷めてから、水洗いするように気をつけましょう。
洗うときは柔らかいスポンジで
洗うときは柔らかいスポンジを使いましょう。
クレンザーや金属たわし(普通のたわしも避けたほうが良い)や金属ヘラなどを使うとフッ素樹脂加工が剥がれてしまいます。
メラミンスポンジもフッ素加工を剥がしてしまうので使ってはいけません。
どんなに気をつけていてもフッ素加工の寿命はくる
どんなに気をつけていてもフッ素樹脂加工は永遠には続きません。(テフロンフライパンと同じです)
そこは割り切って、少しでも長く使えるように気をつけて使ってあげましょう。