旅行やキャンプに行きたいけど、高速料金が高いんだよな〜
ETCマイレージサービス使ってないの?
旅行やキャンプに出かける時に高速道路を使うことも多いと思いますが、意外と知られていない割引サービス「ETCマイレージサービス」はご存知ですか?
なんだって! 高速料金が1割引になるの!?
誰でも簡単な登録をするだけで、高速料金が実質10%割引になる「ETCマイレージサービス」。
まだ利用していなければすぐに活用しましょう!
今回は「ETCマイレージサービス」について、以下のポイントをくわしく解説していきます。
- ETCマイレージサービスとは?
- 高速道路料金が10%割引になるまでの手順
- 気をつけておきたい注意点
ETCマイレージサービスとは?
ETCマイレージサービスを、ざっくりと簡単に説明すると以下のようになります。(↓)
- 高速利用料金の支払い額に応じてポイントが貯まる。
- そのポイントを高速料金の無料通行分として使える。
- はじめに登録するだけ(無料)年会費も無料。
次章から、さらに詳しく説明していくよ!
ETCマイレージサービス「10%割引までの手順」
どんな手順で高速道路の料金が10%割引になるんだろう?
ETCマイレージサービスはどのように使えばいいのか? その手順について解説していきます。
(1)ETCカードと車載器を準備
まずは、ETCカードとETC車載器が必要です。
(2)登録手続きをする
ETCマイレージサービスを利用するには、インターネットもしくは郵送で登録手続きをする必要があります。
出典:ETCマイレージサービス
ちなみにインターネットで手続きすれば、申込み当日の走行からポイントが付きます。
登録は無料、年会費も無し
登録は無料で、年会費もかかりません。
一度登録してしまえば更新の手続きなども必要なく、ずっと無料で使えます。
(3)支払額に応じてポイントが貯まる
登録したETCカードで対象の道路を利用すると、通行料金の支払額に応じてポイントが貯まっていきます。
ポイントは翌月20日に道路事業者ごとに貯まります。道路事業者間での合算はできる場合とできない場合があります(NEXCO東・中・西日本および宮城県道路公社は合算されます)
ポイントの付き方は道路事業者によって異なりますが、主要高速道路であるNEXCOは全て10円につき1ポイント付きます(ポイントの付き方については後述します)。→これが実質10%割引のキモになります。
出典:ETCマイレージサービス
(4)貯まったポイントは還元額に交換して通行料金の支払いに!
貯まったポイントは、高速道路の通行料金に利用できます。
貯まったポイントをETCマイレージサービスのウェブサイトで交換できますが、面倒なので「自動交換」にしておくことをお勧めします。(詳しくは後述します)
(5)これで高速料金が実質「1割引き」に!
支払った高速料金の10%分ポイントが付くので、具体的に例を挙げると(↓)のようなポイントが付与されることになります。
- 高速料金 1000円 支払い → 100ポイント付与
- 高速料金 5000円 支払い → 500ポイント付与
- 高速料金 10000円 支払い → 1000ポイント付与
ここまでで、合計1600ポイント貯まっていることになります。(=100+500+1000)
この合計ポイントを5000ポイントまで貯めていくと(支払った高速料金の合計が5万円になった時)、5000円分の高速料金に還元される、という仕組みです。
これが実質10%割引ということなのね!
使えば使うほど得をする
僕の場合、キャンプ、旅行、仕事などで高速道路を使っていているので、年間トータルで15万円くらい高速料金を払っています。
高速料金15万円の還元額は15000円になります。ただインターネットで登録しただけで15000円還元されるなんて、なんだか得した気分です。
高速道路を使えば使うほど、10%還元のありがたみが出てくるね。
気をつけたい「ETCマイレージの注意点」
ETCマイレージサービスを利用するのに、ちょっとだけ気をつけておきたい注意点が2つあります。
(注意点1)全ての高速道路が対象では無い
ポイント対象外の高速道路もある
実質10%割引対象の主な高速道路は以下の通りです。
- NEXCO東日本
- NEXCO中日本
- NEXCO西日本
- 宮城県道路公社
- 本州四国連絡高速道路株式会社
出典:チューリッヒ保険
全国の主要な高速道路網を持っているNEXCOが対象になっているのが大きいですが、ポイント対象外の道路もあります。
ポイントがつかない高速道路は?
首都高速道路、阪神高速、名古屋高速などは対象外です。
そのほか地方の高速道路も対象外の道路があるので注意が必要です。気になる方はチェックしておきましょう。
首都高速しか使わなければ、せっかく登録してもポイントが全く付かないので意味がないよ!
還元が低い高速道路もある
ポイント還元率が低い(10%よりも低い)高速道路もあります(↓)
- 愛知県道路公社:100円につき1ポイント(+α)
- 神戸市道路公社:50円につき3ポイント(+α)
- 広島高速道路公社:100円につき1ポイント(+α)
- 福岡北九州高速道路公社:100円につき1ポイント(+α)
(+α)は、月間利用額に応じて加算ポイントが付きます。(つまり使う回数が多いほどポイントが付きます)
道路事業者間でのポイント合算は?
道路事業者間でのポイントの合算は、NEXCO東・中・西日本(および宮城県道路公社)を除いてできません。
それぞれの道路事業者にごとにポイントが貯まっていきます。(といっても、貯まっていくのはNEXCOが一番多いです)
「ポイント付く付かない」まとめ
ここまでの内容を箇条書きにまとめてみました(↓)
- NEXCO3社はポイントが付く(実質10%還元)
- 都市高速はポイントがつかないことがある(首都高、阪神高速、名古屋高速など)
- ポイント還元が10%よりも低い対象道路もある
- 道路事業者間での合算はできない(でもNEXCO同士ならできる)
主要高速道路のNEXCO3社(東・中・西)はポイントが満額10%ついて、ポイントの合算もできるのはメリットあるね!
(注意点2)忘れずに「ポイント自動交換」にしておくこと
たまったポイントをいちいち専用サイトで交換手続きをするのは面倒です。
ポイント自動交換サービスにしておけば、面倒な作業なしでポイントがたまったら自動的に還元してくれます。
小額のポイント交換は割引率が低い
1000ポイント貯まってすぐに交換してしまうと500円分の割引にしかなりません(実質5%割引になってしまう)。
自動交換にしておくと「5000ポイント→5000円分」の交換単位で自動交換が可能です(NEXCOの場合)。
(おまけ)深夜割引もお得
ETCマイレージサービスとは別に、0時~4時までの間に対象となる道路を走行すると30%も割引となる「深夜割引」もお得です。
割引の適用条件となる日時の判定は、入口または出口料金所の通過時刻で判定されます。
出典:NEXCO中日本
高速料金が3割も割引になるので、長距離旅行などを計画している場合には考えてみても良いと思います。
長距離の目的地に朝早く着きたい時に便利だよ。
僕が時々使う方法は、家を午前3時半くらいに出て、朝4時ちょっと前に料金所の入口を通過して深夜割引を使います。
ちなみに深夜割引を使ってもETCマイレージサービスの対象となります。
まとめ
意外と知られていない高速道路の割引制度「ETCマイレージサービス」について解説させていただきました。
初めに登録するだけで、高速道路を使えば使うほど自動的に得をするETCマイレージサービス。
まだ使っていない方は、すぐにでも登録することをお勧めします!
10%の割引も、塵も積もれば山…ですもんね!
得した分、キャンプ道具買っちゃおうかな〜