キャンプに持っていく火器類(バーナーやコンロ)って、どれが良いのか迷うよね。
永遠のテーマよね。
先日、キャンプに持っていく一軍アイテムに、イワタニの「タフまる」が加入したことにより、我が家の「バーナー・コンロ論争」にとりあえずの終止符が打たれました。(今のところですがw)
とっても気に入って使ってます(もっと早く買えば良かった)
今回のブログでは、お気に入りのイワタニ「タフまる」について、以下の点を詳しくレビューしていきます。
- イワタニ「タフまる」とは?
- 実際に使って手放せなくなった「タフまる」9つの良い点
- 購入前に知っておきたい「5つの注意点・イマイチな点」とその対策
- タフまるJr.との違い
- 知っておくと便利なTips
- タフまるが「向いている人・いない人」
イワタニの「タフまる」とは?
「タフまる」って何?
簡単に言っちゃうと「とにかくタフなカセットコンロ」ね。
カセットコンロの生みの親「イワタニ」
カセットコンロ「タフまる」について語る前に、まずはカセットコンロの生みの親である「イワタニ」について少しだけ説明させてください。
現在、カセットコンロは色々なメーカーからたくさんの種類が販売されています。
50年前にイワタニからカセットコンロが誕生した!
カセットコンロの歴史は、今から50年前(1969年)イワタニが「ホースノン・カセットフー」を業界で初めて開発したのが始まりです。
出典:イワタニ公式
イワタニはカセットコンロの産みの親なのね。
その後、イワタニは数々のカセットコンロのヒット商品を連発して業界シェアNo.1に君臨し、それまでのノウハウを活かして2018年に「タフまる」が誕生しました。
アウトドアでの調理を追求した「タフまる」
カセットコンロの生みの親であるイワタニから登場した“タフまる”。
タフまるの特徴をひと言で表現すると、「アウトドアでの調理を、とことん追求したカセットコンロ」と言えます。
そんなカセットコンロ”タフまる”の「3つの特徴」を、まずは簡単にご紹介します。
(特徴1)風で炎が消えない
従来のアウトドア用バーナーやコンロは、屋外で風が強ければ「風よけ(ウインドスクリーン)」をコンロやバーナーの周りに設置しなければなりませんでした。
わざわざ設置するのが面倒なんだよね。
それに対して、タフまるは屋外の使用で強風が吹いても炎が消えにくく、風よけが無くても炎が消えることはほとんどありません。(風で炎が揺れるので火力は弱くなりますが)
(特徴2)ダッチオーブンOK
さらに従来のバーナーやコンロは、ダッチオーブンや大きめのスキレットなどは”使用禁止”とされていることがほとんどです。
重さに耐えられないし、輻射熱の心配もあるからね。
しかし、タフまるは「ダッチオーブンOK」と堂々と謳っています。
出典:イワタニ公式
実際にタフまるでダッチオーブンを使ってみると、しっかりとした安定感があり、全く問題なく使用できます。
(特徴3)ピッタリな専用収納ケース付き
おまけに、タフまるには本体にぴったりな専用収納ケース(キャリングケース)が付属しています。
このキャリングケースのおかげで、楽々持ち運ぶことができるので屋外に気軽に持っていくことが可能です。
タフまるの「サイズ・寸法と重量」は?
タフまるってどのくらいのサイズ感なの?
タフまる本体のサイズ・寸法
タフまるの本体サイズは以下の通りです。
- 幅 :34.1cm
- 奥行:28.3cm
- 高さ:12.9cm
2リットルのペットボトルを2つ横並びにしたのと同じくらいのサイズ感です。
専用収納ケースに入れたサイズ・寸法
専用ケースに入れると寸法は、
- 幅 :37.6cm
- 奥行:34.1cm
- 高さ:13.6cm
です。
縦置きのペットボトル3本と同じくらいのサイズ感です。
タフまる本体の重量・キャリングケース込みの重量
- タフまる本体のみの重量:約2.4kg
- キャリングケースに入れた時の重量:約3.6kg
重量は決して軽くはありませんが、収納ケースの取っ手や形状がしっかりしているので、持ち運びを煩わしく感じた事はありません。
カラーは「ブラック」と「オリーブ」の2種類
タフまる本体のカラーは「ブラック」と「オリーブ」の2種類があります。
出典:イワタニ公式
(オリーブは2021年10月に新登場しました)
ちなみに付属のキャリングケースのカラーも、本体の色によって違います。
- 本体:ブラック → キャリングケース:ブラック
- 本体:オリーブ → キャリングケース:カーキ
タフまるを手放せなくなった「9つの良い点」
「タフまる」を実際に使って手放せなくなった「良い点」を全部で9つ、順番にあげていきます。
(1)とにかく無骨で男前なデザイン
タフまるの外観は、真っ黒で角ばったまるで甲冑のような屈強なイメージ。
まさに「無骨」という言葉がふさわしい、唯一無二の男前デザイン。
「黒くてデカいラスボス感」あるね。
購入後、まずは本体に貼られているシールをはがして、スッキリしたデザインにしてしまうのがおすすめです。(ドライヤーを当てながらはがすと綺麗に剥がれます)
好みのステッカーでカスタマイズしても楽しそうだね!
(2)風に強い(火が消えにくい)
先述しましたが、タフまる最大の特徴の一つは「風に強く、バーナーの炎が消えにくい」ことです。
実際に、風が強い海沿いのキャンプ場や、山間のキャンプ場などで使用してみても炎が消えることはありませんでした。
ちなみに扇風機の「強モード」の風をタフまるの真横から長時間当ててみても、バーナーの炎は消えません。
なんで「タフまる」の炎は風で消えないのかな?
タフまるには「炎が消えない理由」が2つあるんじゃよ。
【消えない理由1】二重で風を防ぐ「ダブル防風ユニット」
タフまるは風を防ぐ仕組みとして、イワタニ独自の「ダブル防風ユニット(特許)」を搭載しています。
出典:特許第5174947号
「ダブル防風ユニット」とは、バーナーから出る炎を風から守るため、本体の外側と内側に2つの風防で風をさえぎる仕組みのことです。
内側風防の下側から空気を引き込んで、燃焼に必要な空気を安定して供給する構造にもなっています。
出典:イワタニ公式
空気は通しても風は通さないのね。
バーナーに二重の風防を設置することで、ゴトクの上に載せる調理器具の大きさや形状を選ぶことなく、風をしっかりと遮(さえぎ)ってくれます。
【消えない理由2】炎が消えにくい「多孔式バーナー」
タフまるの中央部に位置するガスバーナーには、炎を出すたくさんの孔(あな)が付いています。
たくさんの”あな”があるね。
タフまるは燃焼時に、このたくさんの孔のひとつひとつから力強い炎を出します。(この形状を多孔式バーナーといいます)
風の影響でバーナーの炎が煽られても、多数の孔(あな)から出る炎が全て消えない限り、(元の状態に戻るため)全ての炎が消えていまうことはほとんどありません。
(注意点)風が吹くと火力は弱くなる
これは注意が必要なポイントなのですが、風が吹いても火は消えませんが、火力は弱くなります。
(3)弱火の調理がしやすい
キャンプで使うバーナーやコンロの用途は、お湯を沸かしたり、強火で炒めたりするだけではありません。
アウトドアこそ「弱火」が大事
実は、アウトドアで使うバーナーやコンロの重要な要素は「弱火が調整(保持)しやすいかどうか」です。
アウトドアで「とろ火(弱火)の調整」がうまくできると、お肉をじっくり焼き上げたり、鍋でスープをコトコト煮たり、ホットサンドを焦がさずに焼いたり、など、食材の旨味をより引き出す調理が可能です。
タフまるは弱火も得意
先述した「タフまる」の多孔式バーナー(たくさんの小さな穴から炎が出るタイプ)は、弱火の状態が保ちやすい仕組みになっています。(火も消えにくい)
また、一般的なバーナーと比べて、バーナーの直径が比較的大きいため、ゴトクに乗せた調理器具を均等に温めることができます。
タフまるは、焼きムラが出にくいのよね。
(4)抜群の安定感
下の画像は、タフまるに12インチ(鍋底25.5cm)のステンレスダッチオーブンを乗せたものです。
とても安定しているね。
小型バーナーには無い「安定感と安心感」
小型バーナーに大きめの鍋底が広い調理器具を置くと、どうしても不安定になりがちです。
タフまるは、小型バーナーと比べて安定した状態で大きめの調理器具を乗せることができます。
うっかり鍋を倒してしまう心配もないわね。
ちなみに本体を支える脚も、熱に強くて頑丈なアルミダイキャスト製スタンドを採用しています。
耐荷重20kgは、他のコンロには無いメリット
タフまるは耐荷重がなんと20kgもあります。
20kgというと小学校低学年の児童くらいの重さだよね。(驚き)
耐荷重20kgなので、10kg以上あるダッチオーブンに石を敷き詰めて石焼き芋を作ってもタフまるはビクともしません。
汁物の代表格である「おでん」を大量に鍋に入れて調理しても安定感はバツグンです。
家族キャンプやグループキャンプにもタフまるは最適だね!
タフまるは輻射熱にも強い
コンロやバーナーを使用する時間が長ければ長いほど、調理している鍋に当たる炎から反射されて、テーブルやガス缶に熱が伝わり危険です。(これを輻射熱と言います)
タフまるは本体に厚みがあり、テーブルに熱が直接伝わりにくい設計です。
しかも、炎が出るバーナー部分とガス缶の位置に距離があるため、輻射熱がガス缶に届きにくい安全な構造になっています。
万が一、カセットボンベが加熱されて温度が上がってしまった場合も、自動的にカセットボンベが外れて火が消える安全装置が働いてくれます。
万が一の時も安心ね。
(注意点)調理器具によっては五徳が滑りやすいことも
鍋底が平らで24cm以上の調理器具は五徳の突起部分に当たってしまい滑りやすくなるため、大きめの鍋などを置くときにちょっとした対策が必要です。
(5)専用の収納ケースが便利すぎる
無駄なスペースが無く、持ち運びしやすいキャリングケース
購入時に付属しているタフまる専用のキャリングケース。
ケースに持ちやすい取っ手があり、持ち運びも楽々です。
持ちやすい取っ手のおかげで重さを感じないわ。
ケースの内部は、無駄なスペースが無く本体を隙間なく収納できます。
直方体のカタチをしているので、自宅での収納もちょっとした隙間スペースに収納できます。
また、ケース自体が硬くて平らな形状なので、ケースの上に荷物を重ね置きできます。
車に荷物を積む時にも便利だよ。
(6)分解して洗える(メンテしやすい)
タフまるの五徳部分はホーロー加工されているので、汚れや油の飛び散りなども拭き取りが簡単です。
吹きこぼれの汚れが隙間などに入り込んで、拭き取りにくい場合は、五徳を分解して細かい場所を掃除できます。
五徳は、クリップで固定されているので簡単に外して分解ができます。
出典:タフまる 取扱説明書
五徳の裏側にピンが付いてるよ。
(7)火力が強い
バーナーやコンロは、火力の強さがそれぞれ違います。
タフまるの最大火力(最大発熱量)は、3.3kW(2,800kcal/h)。カセットコンロやバーナーの中では火力の高い部類に入ります。
火力が高いと、お湯が早く沸かせたり、炒め物などの強い火力が必要な調理もスムーズです。
湯たんぽも早く温められるわね。
先述したように、バーナーの直径が大きいため、鍋やフライパンを均等に炎を当てることができ、スピーディーに温めることができます。
熱効率がいいんだね。
タフまると比べて、サイクロン式のバーナー(スノーピークのHOME&CAMPバーナーなど)は鍋の真ん中に炎が集中してしまい、均等にバーナーの炎が当たらない(一箇所に集中して炎が当たってしまう)という欠点があり対策が必要です。
(8)CB缶(カセットボンベ)が使える
アウトドアバーナーを代表するシングルバーナーやツーバーナーなどは、OD缶(アウトドア缶)を使うことが多いですが、タフまるはCB缶(カセットボンベ缶)を使用します。
カセットボンベ缶は、アウトドア缶に比べて値段も安いし、スーパーやコンビニなど場所を選ばずどこでも手に入る利点があります。
タフまるはCB缶を本体に入れたまま持ち運びできる
タフまるは(下の画像のように)CB缶を(フタをした状態で)逆方向にして収納できます。
上記画像(↑)のように、ガス缶を本体に入れたままの状態で持ち運びができるので、省スペース化にもなります。
(疑問点)イワタニ製のガス缶しか使えないの?
取扱説明書などには使用するカセットボンベ缶は、イワタニ製が指定されています。
しかし、日本国内で製造されるカセットボンベ缶は阪神大震災後、JIS規格(日本工業規格)により仕様が統一されたため、イワタニ以外のどのメーカーのものでも基本的に使用できます。(海外製だと使用できないかもしれません)
僕はスーパーなどで一番安いカセットボンベ缶を探して購入しています。
(注意)5℃を下回る低温だと使用できない場合も
冬キャンプなどの低温状態では、一般的なガス缶では使用できない場合があります。(5℃を下回ると気化しにくくなり、0℃以下になると使用できなくなります)
そんな時は、低温でも使えるプロパンガスが入ったパワーのある寒冷地用CB缶を使いましょう。
(9)燃焼音が静か(家でも使える)
タフまるはバーナーの燃焼音がとっても静かです。
シングルバーナーは「コォぉォォォォォーーーーーーー」っていう燃焼音が気になって、自宅ではちょっと使いにくいよね。
タフまるは、自宅使いも気軽にできて便利です。
(その他)細かいけど地味に良い点たち
その他、細かいことだけど気に入っている地味に良い点について箇条書きしていきます。
- 防災対策としてコンロが1つあると安心(屋内でも屋外でも使える)
- 安心の日本製(メーカーの対応も素晴らしい)
- ツーバーナーよりも場所を取らない(タフまるとシングルバーナーの組み合わせが最強のツーバーナーになる)
- もともと黒いので汚れが目立たない。
- 時間とともに火力が低下しない「ヒートパネル」搭載。
- ガス缶の交換を、鍋を五徳から移動せずに可能。
- ガス缶の取り外しがマグネット式で楽。
購入前に知っておきたい「注意点・イマイチな点とその対策」
タフまるを購入する前に知っておきたかった注意点やイマイチな点、それを補う対策を紹介していきます。
(注意点1)調理器具によっては五徳の安定性がイマイチ
まず、使い始めた時に「ん?」と思ったのは、調理器具によって五徳に置いた調理器具がツルツル滑ることです。
ゴトクの形状に難あり?
ツルツル滑る原因の一つは、タフまるの五徳の形状が平行でなく傾斜が付いていることです。(五徳の端の方がだんだん高くなっている)
よって、鍋底の形状によっては、五徳と鍋底とが面ではなくて点で固定されてしまうため、安定性がイマイチな場合があります。
特に、五徳の形状が変化する端から端までの距離が24cmのため、直径24cm以上の底面が平らな調理器具だと顕著に「点」で固定されてしまいやすく、調理器具が滑りやすくなります。
さらに、タフまるの五徳はホーロー仕上げのため、余計にツルツル滑ります。
ダッチオーブンや大きめの鍋のように重さがある調理器具は、その重さでしっかりと固定されて滑りませんが、鉄板系(鉄フライパンとか)は滑りやすいです。
ツルツル防止の「対策」
五徳の滑りやすさを解消し、安定感をアップするためには、タフまるの五徳ラインを平行にする必要があります。
試行錯誤した結果、一番しっくり来たのが「パール金属の鉄製ミニ五徳」を2枚重ねて使用する対策です。
この鉄製ミニ五徳を、2枚重ねてタフまるの五徳の中央に設置すると(五徳のラインが平行になって)どんな調理器具でも安定して置くことができます。
セットした時の見た目もデザイン的に美しく、気に入っています。
キャリングケースに下画像のように置けば、タフまる本体と一緒にケースに収納できます。
他の方法として、五徳を平行にさせるために五徳のサイズにあった鉄網(角網22cm〜)を下敷きにする方法もあります。
(注意点2)風が強いと火力は弱まる
前述しましたが、風が強いと火は消えませんが火力は確実に弱まります。
強風が吹き続く環境で、強火を維持したければ風よけ(ウインドスクリーン)を設置する必要があります。
僕は、サイズがタフまるの奥行幅にピッタリのEPI(イーピーアイ) ウインドスクリーンA-6502を使っています。
EPI(イーピーアイ) ウインドスクリーン A-6502は、スクリーン自体がそのまま自立するので、向かい風で倒れてしまうこともありません。
弱火だと風で炎が消えることもある
強火では炎が消えてしまうことは滅多にありませんが、弱火の状態だと風で炎が消えてしまうことがあります。
(対策)風が強い時は「強火」にしよう!
風が強い場合は、”つまみ”をこまめに調節して「強火」の状態にすることをおすすめします。
(注意点3)収納ケースに「新型と旧型」あり
2020年9月初旬以降に製造されたタフまるのキャリングケースから、持ち手部分のデザインが変更されています。
現在のキャリングケースのデザインはこちら(↓)
2020年9月以前の旧デザインはこちら(↓)
新しいケースデザインの方がスッキリしていて個人的には好みです。
タフまるを店頭で購入しない場合(Amazon・楽天とか、メルカリで購入する場合)は、購入するタフまるのキャリングケースが新型か旧型か気をつける必要があります。
購入したものが旧デザインかもしれないもんね。
(対策)心配なら購入前に問い合わせしよう
新デザインのキャリングケースか不明な場合は、販売者にキャリングケースが新デザインかどうか問い合わせしてみると良いでしょう。
僕は事前にメールで確認して、一番安かったサイトで購入しました。
(注意点4)テーブルに置くと高さが出る
キャンプで使用するような低めのテーブル(ローテーブル)では気になりませんが、ダイニングテーブルなどに置くと、五徳の位置が高いために(他のコンロと比べて)ちょっと高さが出ます。
鍋を置くとより高さが出るため、座高の低い小さなお子さんの場合は、いつもより取りにくかったり 鍋の中身が確認しづらいかもしれません。
(注意点5)火力が強い分、ガスの減りが早い
火力が強い(最大発熱量が多い)ということは、その分燃料の消耗も早い(ガスの減りが早い)と言うことになります。
キャンプに行くときは、予備のガス缶を1つ余分に持っていきましょう。
その他「次回作は改善して欲しいポイント」
他にタフまるでちょっと気になった「次回マイナーチェンジをするときには改善してほしいポイント」をあげておきます(↓)。
- 汁受け皿の構造(吹きこぼれの汁が本体内部に落ちてしまう)
- 火力調整のつまみレベルがわかりにくい(つまみに目印があると良い)
「タフまるJr.」との相違点
ひとまわりサイズが小さい「タフまるJr.」
タフまるを一回り小さくしたサイズの「タフまるJr.」も2020年8月に登場して人気商品になっています。。(60%小型化されている)
まさに親と子の関係みたいね。
出典:イワタニ公式
タフまるとタフまるJr.の相違点
「タフまる」と「タフまるJr.」の相違点について、下記にまとめておきます。
タフまる | タフまるJr. | |
本体サイズ(幅×奥×高cm) | 34.1× 28.3 × 12.9cm | 28.6 ×19.3 × 12.2cm |
ケースサイズ(幅×奥×高cm) | 37.6 × 34.1 × 13.6cm | 32.0 × 25.2 × 13.5cm |
本体重量 | 2.4kg | 1.6kg |
最大火力 | 3.3kw | 2.3kw |
耐荷重 | 20kg | 10kg |
両者の相違点を簡単にまとめておくと、
- タフまると比べてタフまるJr.は60%小さい。
- タフまるの方が火力がある。
- タフまるJr.は、一部の専用プレートが使えない。
- タフまるJr.は、耐荷重が10kgまでしかない。
より小さめを選ぶなら「タフまるJr.」、火力や耐荷重がしっかりしてるのは「タフまる」だね。
知っておくと便利なTips
タフまるをキャンプで使用して発見した、ちょっとした便利なワザをご紹介します。
傾斜地でタフまるを設置する場合
キャンプ場などでは、設置する地面に微妙な傾斜があることも。そんな場合は、タオルなどをタフまるにかまして水平を取ると鍋の水がこぼれにくくなります。
水平を確認したい場合は、iPhoneなどのスマホアプリで水平を確認すると便利です。(iPhoneの場合は純正の「計測アプリ」が便利です)
水平になったときに、画面の色が変わって教えてくれます。
小さい鍋やシェラカップを使いたい時
鍋底の直径が五徳の端から端の幅(約10.5cm)よりも狭い鍋やフライパンは置くことができません。(画像は鍋底約8cmのシェラカップ)
対策としては、先述した金網や、ミニ五徳を置きます。
そうすることで、鍋底が狭い調理器具も調理が可能です。
なお、パール金属の「鉄製ミニ五徳」は、ケースの中にそのまま入れておくことができて便利です。
ケースに入れておけば、忘れることもないしね。
まとめ
最後に今まで述べてきたことの”まとめ”として、イワタニのタフまるが「向いている人、向いていない人」を箇条書きにしておきます。
タフまるが向いている人
タフまるが向いている人はこんな方です。
- 大きな調理器具や重いダッチオーブンなどを使って屋外で調理したい人
- 屋外で風に吹かれてもバーナーの炎が消えないコンロを探している人
- 弱火から強火まで安定した火力を保てるコンロを探している人
- 信頼できる日本製のコンロを探している人
- 防災対策にコンロを探している人(屋外でもしっかり使える)
タフまるが向いていない人
タフまるが向いていない人はこんな方です。
- デカくて重いコンロは避けたい人(タフまるは約2.4kg、ケース込重量:約3.6kg)
- 車などで持ち運びを想定していないキャンプ(バイク、登山)を想定して使用する人
さいごに
頑丈で大きな鍋なども安定して置けて、風に強いコンロを探している方には、検討に値する素晴らしいコンロだと思います!
キャンプでも家でも使える。おすすめですよ。