キャンプで米を炊くのは「ガス炊飯器」が最強な理由(パロマ PR-100EF)

キャンプ ゴハン

「キャンプで美味しいご飯が食べたい!」

その答えを求めて、今まで色々な「お米の炊き方」を、キャンプで試してきました。

キャンプお米の炊き方

そして最終的にでた結論は、「ガス炊飯器」!

ガス炊飯器パロマ

しかも、パロマ「PR-100EF」が最強です。

今回は、キャンプで使うガス炊飯器「パロマPR-100EF」、以下のポイントについて、詳しく解説していきます。

  • ガス炊飯器 5つのメリット
  • キャンプで使える「ガス炊飯器」リンナイとパロマ
  • パロマがリンナイより優れている理由
  • ガス缶を使用可能する「4つの道具」
  • ガス炊飯器 3つの注意点
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ガス炊飯器をキャンプで使う「5つのメリット」

パロマガス炊飯器

キャンプでガス炊飯器を使う「メリット」を5つ挙げます。

【メリット1】ガスで炊くと米がうまい

お米は「かまど」で炊くと、一番美味しいと言われています。

なぜなら、かまどの高い火力で一気に炊き上げると、お米は芯までふっくら炊き上がり、美味しくなるからです。

ガスで炊くのは「かまど炊き」に最も近い

「一番美味しい かまど炊き」に一番近くて簡単な方法が、

ガスの強い火力で、一気に炊き上げる「ガス炊飯器」で炊く方法です。

ガスの強い火力が、米に素早く伝わり、芯までふっくら炊き上げることができます。

電気炊飯器よりも美味しい

「電気炊飯器」は、電気で釜を「発熱」させて米を炊きます。

電気炊飯器

電気とガス、美味しさを比べると、

強い「直火」で米を炊く「ガス炊飯器」に軍配が上がります。

あくまで一般的な(私の家にある)電気炊飯器との比較です。10万円以上する高級炊飯器と比べたわけではありません(^^;

【メリット2】スイッチを押して待つだけ

ガス炊飯器で米を炊く場合に必要な作業は、

「点火スイッチを押して、30分待つ」

たったこれだけです(^^)

キャンプでの米炊きは、手間がかかる。

通常、キャンプ場で クッカー(鍋)と、コンロ(バーナー)を使って米を炊く場合、以下のような手順が必要です。

【通常の米炊き手順】

  1. まず風の強さを確認。必要なら風よけを設置。
  2. 米を入れたクッカー(鍋)を、まずコンロ(バーナー)で強火にかける。
  3. そのあと弱火にして、(必要なら)フタに重しをのせる。
  4. 20分待った後で蒸らす。

米が炊き上がるまで、風を気にしたり、火加減の調整をしたりで、コンロにかけた鍋の前から目が離せません。

ガス炊飯器は手間いらず

ガス炊飯器なら、手間がかかりません。

点火スイッチを押して、あとは30分待つだけ(炊けるまで15分、蒸らしで15分)で、フタを開ければ美味しいご飯が炊けています。

また、火加減は炊飯器にまかせておけば気にする必要はありません。

もちろんキャンプは、手間を楽しむことも醍醐味のひとつですが、家族キャンプ(特に子どもが幼い場合)は、そうも言ってられません(^^;;

コンロにかけてある鍋も目が離せませんが、子供たちはもっと目が離せません(笑)

米を炊く時間から解放される

炊飯器のスイッチを押してから、お米が自動的に炊けるまでの30分間、自由に時間が使えます。

子どもと遊んだり、他のおかずを作ったり、寝袋を広げたり…と、米を炊く事から解放されて、違うことができます(^^)

【メリット3】どこでも米が炊ける

ガス炊飯器は、ガス缶さえあれば、どこでもお米を炊くことができます。

電源が必要ない

ガス炊飯器は、コンセントなどの電源が必要ありません。

電源が必要ないため、キャンプ場でも「電源付きサイト」を選ばなくても大丈夫です。

カセットボンベ缶(CB缶)が使える

ガス炊飯器は、手軽などこでも手に入る「カセットボンベ缶(CB缶)」を使用することができます。(もちろんOD缶も使えます)

カセットボンベ缶(上図 右側)は、OD缶(上図 左側)と比べて 値段が安く、コンビニや100円ショップなどどこでも手に入るので便利です。

ガス炊飯器は電源が必要なく、ガス缶さえあれば、いつでもどこでもお米が炊けるので、万が一の災害時でも安心です。

カセットボンベ缶への接続方法は後述します。

【メリット4】たくさんのお米が炊ける

私の使っているガス炊飯器(パロマPR-100)は、最大で5合まで炊くことができます。

5合も炊くことができれば、大人数のグループキャンプにも、十分に対応できるゴハンの量です。

特にチビッコがたくさんいる場合は、温かいゴハンがたくさんあると、みんなに喜ばれます(^^)

【メリット5】持ち運びしやすい

クルマに積み込むモノが多いキャンプでは、コンパクトに持ち運べることが大事です。

ガス炊飯器のサイズは、そこまで大きくなく、車への積み込みはまったく問題ありません。

僕の場合、スノーピークの「ギアコンテナ(UG080)」に炊飯器を入れて収納と持ち運びをしています。

スノーピークギアコンテナ

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キャンプで使えるガス炊飯器の候補「リンナイとパロマ」

キャンプなどのアウトドア環境で、問題なく快適に使用できるガス炊飯器は2種類。

リンナイ」と「パロマ」から出ている炊飯器です。

リンナイ「こがまる」シリーズ

リンナイからは「こがまる」というシリーズ。

パロマ「PR」シリーズ

パロマからは、品番が「PR」からはじまるステンレスシリーズ。

僕は、この2つの候補から検討して、パロマのガス炊飯器を選びました。

パロマを選んだ理由は、リンナイには無いキャンプで使う「利点」があったからです。

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「パロマ」が「リンナイ」よりも優れている理由【3つの利点】

パロマとリンナイ。ガス炊飯器としての性能はどちらも素晴らしい出来です。

ガス炊飯器パロマとリンナイ

サイズ感も、どちらも同じくらいのコンパクトさです。

ガス炊飯器サイズ

しかし「キャンプで使う」という条件で考えると、リンナイよりもパロマの方がいくつかの優れた利点を持っています。

以下にパロマの持つ利点を挙げていきます。

【パロマの利点1】保温機能がある

パロマのガス炊飯器は、ご飯を常にホカホカの状態に保温してくれます。

どちらのガス炊飯器も、ご飯が炊き上がると、自動的に点火レバーが「止」の位置に戻ります。

パロマの炊飯器は、炊き上がった後、自動的に保温バーナーのみが燃焼し続けて「保温状態」になります。

残念ながら、リンナイのガス炊飯器には、この「保温機能」がありません。

せっかく炊いたお米も時間とともに冷めてしまうので、パロマの保温機能は、かなり大きなアドバンテージです。

(注意)
パロマでもPR-60EF(0.5合〜3合炊ける小型タイプ)には保温機能が付いていません。

【パロマの利点2】乾電池がいらない

リンナイのガス炊飯器は、点火装置の起動に乾電池(単2乾電池1個)が必要です。

出典:リンナイこがまるガス炊飯器 取扱説明書

つまりリンナイのガス炊飯器は、電池が切れていたら使えません。

しばらく使用していない場合は、電池の液漏れのリスクも考えられます。

乾電池

パロマの炊飯器は、乾電池が必要ありません。

キャンプ使用の場合は、乾電池がいらないシンプルなパロマに軍配が上がります。

【パロマの利点3】上下に分離できる

パロマの炊飯器は、(写真の様に)上部の取り外しが可能です。

分離ができるので、釜のある上部分だけ外して、テーブルに運ぶことができます。

よってテーブル上のスペースを取りません。

メンテナンスが楽

上の部分だけ外せるので、汚れたら丸洗いが出来ます。

また、感熱部とバーナーの手入れも、上を外せると楽にできます。

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4種類あるパロマ製、選ぶべきは「PR-100EF」

パロマ製のガス炊飯器(PRシリーズ)は全部で以下の4つの種類があります。

主な違いは「お米を炊ける量」です。

キャンプで使うなら「PR-100」を選ぶべし

キャンプでの使用を考えるなら「PR-100EF」一択です。

パロマPR100-EF

その理由は2つ。

  • 200EFと150EFは、少ない量(一合)が炊けない。サイズが大きく持ち運びが不便。
  • 60EFは、コンパクトだが「保温機能」が無い。

100EFと60EFは、サイズはあまり変わりません。(高さが2センチ変わるだけ)

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ガス缶接続に必要な「4つの道具」と接続方法

キャンプで使うために、ガス炊飯器にガス缶を接続させるには、以下の道具が必要です。

【1】LPガス用のゴム管(ホース)

まずは、ガス缶と炊飯器をつなげる「プロパン(LP)ガス用のゴム管(ホース)」。

LPガス用ゴム管

必要なホースの長さは50〜100cm

僕は、はじめに100cmのホースを買いましたが、あとで短く切って50cmにしました。

「次ページ(↓)」は、【必要な道具】の続きと【接続方法】。気をつけるべき【注意点】を解説していきます。