ノルディスク(コットンテント)の黒カビを取る方法【テント本体編】(※追記あり)

ノルディスク ウトガルド

大切にしていたノルディスクのコットンテント(ウトガルド)に黒カビを発生させてしまいました。。


黒いシミのような部分が黒カビです´д`;

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黒カビの原因は?

ウトガルド ノルディスク

黒カビが発生した原因は、前回の雨キャンプの時、テントの乾燥が不完全なまま撤収してしまったことです。

おそらくテントにまだ湿気が残ってしまっていたのでしょう。2週間後に気づいた時にはテント全体にに黒カビが発生してしまいました (-.-;)

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コットンテント本体の黒カビを取るために準備するもの

まずはポリコットン生地でできたテント本体の黒カビを取るために準備するものをあげていきます。

テント本体とは別に、防水加工されたテントのフロアマットの黒カビを取る方法については以下の関連記事に詳しく説明してあります。ぜひご覧ください(^^)/

酸素系漂白剤(粉末)

酸素系漂白剤。成分は「過炭酸ナトリウム」でできており、弱アルカリ性の漂白剤です。水に溶けると活性酸素を出して、そのチカラでシミや汚れを分解します。

塩素系の漂白剤(ハイターなど)と比べるとパワーは落ちますが、そのかわりにポリコットンの生地には負担がなさそうです(^ ^)

重曹

最近、お掃除などで人気の重曹。百均で購入すると安いですよ。
酵素系漂白剤に重曹を入れるとアルカリのpHが上がって漂白力がアップします。

サランラップ

サランラップ

料理の時に使うラップを用意してください。(使い方は後述します)

コップ

黒カビの大きさよりも、大きなものを選びましょう。お湯を入れるため紙コップは避けましょう。

歯ブラシ

使用済みのもので構いません。

雑巾

最後の仕上げで使用します。この雑巾でコットン生地を拭き上げるので、キレイなものを用意しましょう。

ノルディスクのフロアマットの黒カビを取るときは、カビキラーを使う方法も試しましたが、テント本体はポリコットンの生地なので、カビキラーは使いませんでした(^^;

カビキラーを使ってフロアマットの黒カビを撃退した記事は以下のリンクをご覧ください^^
(関連記事↓)

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コットンテントの黒カビを取る手順(テント本体編)

【手順1】まずはテントを2つのパーツに分ける

まずは、テントのパーツを二つ(テント本体とフロアマット)に分けましょう(ジッパーで簡単に外れます)。分けることで作業もしやすくなります。

ノルディスクのコットンテント(ウトガルド、アスガルド19.6、アスガルド12.6など)は、ポリコットン生地のテント本体と、防水生地のフロアマットの2つの異なる素材のパーツに分かれます。

【手順2】酸素系漂白剤に重曹を混ぜる

酸素系漂白剤に重曹とぬるま湯(40度くらい)を入れてかき混ぜます(割合は酸素系漂白剤10:重曹10:ぬるま湯6くらいで)。かきまぜ続けるとペースト状になります。

酸素系漂白剤は40度くらいの温度が一番パワーを発揮するので、水よりもぬるま湯を入れたほうが良いでしょう。

【手順3】コップにお湯を入れてラップで包む

画像のように、コップに40度から50度くらいのお湯を入れてサランラップで包んで輪ゴムでしばります。

洗剤や漂白剤は温度が高い方が効果が上がります。ただしお湯をかけながら黒カビを取るのは大変なので(笑)コップとラップを使って黒カビの発生したコットン生地を温めながら黒カビをピンポイントで取り除きます。

あまり高温のお湯を入れると生地が傷む可能性があるので、避けましょう。

【手順4】黒カビがある生地の下に手順3のコップを置く

コットン生地の裏側にぬるま湯を入れてラップで包んだコップを置きます(生地を温めるため)。黒カビの部分が中央にくるようにをコップ置いたら、輪ゴムで固定します。

【手順5】歯ブラシで 手順2のペーストを塗る

黒カビの部分に「手順2」で作った酸素系漂白剤のペーストを丁寧に塗りましょう。


このくらいペーストを塗りつけた方が効果がありました。

【手順6】サランラップをかぶせて待つ

塗った後そのままにしておくと、ペーストが乾いてしまうので、その上にサランラップをかぶせます。
輪ゴムで固定して、黒カビの濃さに応じて30分から1時間くらい待ちましょう。

【手順7】雑巾できれいに拭き取る

30分から1時間くらい経過したらサランラップを外します。

(サランラップを外すと、このような感じになっています)

水で濡らした雑巾でペーストごと拭きあげましょう。

すると、黒カビがしっかりとれました!

【手順8】コットン生地を乾かす


雑巾でしっかりと拭き取った後は、濡れたコットン生地を十分に乾かしましょう。

最後の仕上げに、アルコール系消毒剤のスプレーで除菌しておくとカビの繁殖を抑える効果もあるので安心です。

この黒カビを取る方法は、あくまで僕の個人的見解によって行ったものであり、メーカー推奨のものではありません。ご自身で行う場合は十分ご注意をお願いします。テントの生地に傷みが生じた場合の責任は負いかねます。念のため(^^;
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まとめ

コットン系のテントは、夏は涼しく、冬はあたたかで、さらに結露がしにくいなど、素晴らしい事だらけなのですが、その反面、カビが繁殖する速度が他のテントと比べて速いという欠点があります。

ノルディスク ウトガルド

しかし、今回のような黒カビが発生してしまうコットンテントにとって最悪の事態の対処方法を知っておけば、万が一そうなっても、焦ることなく対策が取れますし、安心ですよね (^ ^)

そして、何より大事なのは乾燥撤収をいつも心掛けること。特に雨のキャンプの後はメンテナンスが大事ですね! 僕の悲しい失敗談をいかして(笑)みなさんの参考にしていただければ、こんなうれしいことはありません(^_^)

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【※追記】

以上の方法で、コットンテントの黒カビは取れたのですが、副作用としてコットンテントの撥水加工は見事に取れてしまいました(>_<)

雨が降ると、上記画像のように黒カビを取り除いた部分だけが撥水しなくなります。ご注意を。。

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