キャンプで使うランタン選び。
いろいろ種類があるけど、結局どれがベストな選択なんだろう?
キャンプを始めてからランタンを購入するたびに、僕はこの問いを繰り返しながら、さんざん迷って、いろいろ買ってみて、たくさん失敗してきました(泣)
失敗しないランタン選びとは?
ランタン選びを失敗しないためには、まず「ランタンにどんな種類と特性あるのか」を理解することです。
選んだランタンの特性が自分のキャンプスタイル(例:キャンプ人数は?子供は何才?など)にピッタリ合えば、ランタン選びは失敗はしません!
ランタンの種類をわかりやすく分類してみる
様々な種類のランタン特性を理解することは、キャンプ初心者にとって難しそうですが、実は次に挙げるたった2つのキーワードで簡単に分類できてしまいます。
そのキーワードとは「明かり(光量)」と「燃料」です。
ランタンは「2つのキーワード」で簡単に分類できる
ランタンはたった2つのキーワード「明かりの種類」と「燃料の種類」というシンプルな切り口によって、非常にわかりやすく分類ができてしまいます。
ランタンを【明かりの種類】で分けてみる
まず一つ目のキーワードである「明かりの種類」とは、「ランタンの『何が』光って明るいのか?」の「何が」に当たる種類のことです。
明かりの種類は「マントル」「LED」「炎(ほのお)」の3つにざっくり分類できます。
次に3つの明かりの特徴を挙げていきます。
明かりの種類【1】「マントル」系
マントルとは?
マントルとは「合成繊維で編み込まれた網状の袋」のことで、マントルの袋にガス状にした燃料を溜め、発熱させて光を放つ仕組みです。
マントルの「長所」
【長所1】文句なく明るい
マントルは直接光源を見ていられないほどの強力な明るさを放ちます。
3つの明かりの種類の中で体感的な明るさはナンバーワンです。
【長所2】雰囲気が良い
マントルを大事そうに守る風防ガラスや、無駄がないランタン本体の無骨なデザインは、それがサイトにあるだけでアウトドアな雰囲気をアップさせます。
マントルの「短所」
【短所1】マントルは破れやすい
マントルはもろく破れやすいので、慎重な扱いが必要です。小さな穴が空いたり、破れたら交換が必要です。
【短所2】ヤケドに注意
マントルは強力な光を放ちますが、それと同時に強力な熱も出します。
ランタンに触れるとヤケドするほど熱い箇所があるので、小さなお子さんがいる場合は注意が必要です。
代表的な「マントル系」ランタン
代表的な「マントル系ランタン」にはこのようなランタンがあります。
明かりの種類【2】「LED」系
2番目は自宅や職場でもよく見かけるようになった「LED(発光ダイオード)」を使った明かりです。
LED系の「長所」
【長所1】明るい
LEDはマントルにも負けないほどの強力な光を出すパワーを持つタイプもあります。
【長所2】安全性が高い
LEDは光は熱をあまり出さないため、直接ランタンに触れても問題ありません。キャンプで小さなお子さんがいても安心して使用できます。
LED系の「短所」
【短所】アウトドアな雰囲気が無い
LEDランタンの光の色(白色)は自宅や職場の照明を見ているようで、他の「明かり」と比べると残念ながら雰囲気が良いとは言えません。
白色ではなく暖色系のLEDランタンも出てきているので、まだそちらの方がアウトドアな雰囲気が出ます。
代表的なLED系ランタン
代表的なLED系ランタンにはこのようなランタンがあります。
明かりの種類【3】「炎(ほのお)」系
3つ目の「明かり」は、太古より先人たちが使用している明かりの元祖「炎」です。
炎系の「長所」
【長所】雰囲気が良い
炎のゆらめきは、なんとも言えないムーディーな「雰囲気」があります。
百万年前から我々の祖先が使いこなしてきた「炎」は、キャンパーのDNAに直接的に響くのか、炎を眺めているとなぜか心が癒されていく感じがします。
炎系の「短所」
【短所】明るくはない
基本的にロウソクと同じくらいの炎なので、周囲を照らすほど明るくはありません。
炎ひとつで夜を快適にキャンプ場で過ごすのはちょっと無理です。
代表的な炎系ランタン
代表的な「炎系ランタン」にはこのようなランタンがあります。
3つの明かりを「座標軸」にしてみるとわかりやすい
「3種類の明かり(マントル・LED・炎)」は、「明るさ(光量)の大きさ」と「雰囲気の有無」の2つの軸にした座標軸にしてみると、その違いがさらに明確に理解できます。
「明かりの種類」についての説明をまとめると以下の図ようになります。