
夏のキャンプを快適に過ごすために、最も大切な事は何か?
それは、

少しでも涼しい環境のキャンプ場を選ぶこと
これに尽きます。

今回は、夏キャンプで「涼しいキャンプ場を選ぶポイント」と「注意点」について、詳しく解説していきます。
【ポイント1】標高の低いキャンプ場は選ばない

涼しいキャンプ場を選ぶ時に最も大切ななことは、
「標高の低いキャンプ場は選ばない」
ことです。
標高が高いほど、キャンプ場は涼しい
キャンプ場の「標高」が高くなればなるほど、涼しくなります。どのくらい涼しいかと言うと、

つまり、標高1000mにある高原のキャンプ場は、標高0mの海沿いキャンプ場と比べて、
気温が「6℃」も違うことになります。

富士山が見える「浩庵キャンプ場」は標高960m
単純比較すると、
標高0mのキャンプ場が「34℃」の時、標高1000mのキャンプ場は「28℃」となる計算です。

標高の高さでキャンプ場の快適さが全く違うことが良くわかります。
キャンプ場の「標高」を簡単に知るための「マピオン」
キャンプ場の「標高」を調べるのに、簡単なウェブサイトが「マピオン」です。

キャンプ場の名前を直接入れると、地図などの情報とともに標高が「海抜◯m」と表示されます。

【おまけ】「緯度」も温度に関係がある
おおまかですが、「緯度1度につき、約1℃気温が下がる」と言われています。

東京、名古屋など(北緯35度)と比べて、
仙台、新潟(北緯38度)は3℃、札幌(北緯43度)は8℃くらい気温が低い計算になります。
(もちろん気象条件によって温度は変わってきます)
標高が高いキャンプ場での「注意点」

標高が高いキャンプ場での「注意点」が2つあります。
【注意点1】寒さ対策はしっかりと
標高が高いキャンプ場は、夏でも夜・朝は思った以上に冷えます。

長袖の上着など、重ね着できるものは必ず持っていきましょう。
【注意点2】結露に注意

標高が高いキャンプ場は、昼と夜(朝)の気温差が原因で「結露」が起こりやすくなります。

テントやタープの結露は、時間が経つと自然に乾くので問題ありませんが、外に出してある「椅子・テーブル・机の上に置いてある物」などにも全て露が付きます。

スマホやゲーム機などの電子機器や、本や雑誌なども露で濡れてしまいます。
濡れると本はシワシワに、電子機器は使えなくなってしまう可能性もあります。
結露を避けたいものは、前日の夜(寝る前)にテントや車の中に入れておきましょう。

【ポイント2】木陰のあるサイトを選ぶ

「標高」の次に大事なポイントは「木陰」です。

標高の高いキャンプ場を選んだ後は、少しでも木陰のあるサイトを選ぶことをオススメします。

夏の強烈な日差しを避けるには、「タープ」をイメージしがちですが、「木陰」はタープ以上に直射日光を広い範囲で防いでくれます。

「木陰」は、葉が生い茂った背の高い樹木の下から生まれます。

キャンプ場に「林間サイト」があれば狙い目です。
木陰のお陰で、涼しさが他のサイトと比べて断然違います。

また、樹木があると、おまけで木登りやハンモックも楽しめます!

木陰が少ないサイトでは、日差しを避ける「オープンタープ」は夏には必須です。

タープの生地は、光を通しにくい「遮光性が高い」モノを選ぶことがポイントです。
僕の場合は、生地が分厚い「ポリコットン」のタープを使っています。

木陰があるサイトの「注意点」

【注意点】区画サイトは樹木の場所に注意
区画サイトの場合、木陰をつくってくれる樹木が邪魔して、大きめなテントを張ることが難しいこともあります。

区画サイトに大きなテントを張る予定の場合は、キャンプ場の予約時に確認しておくと良いでしょう。
【ポイント3】キャンプ場に川や湖があると、なお涼しい

キャンプ場に冷たい水が流れる川や湖があると、サイトに涼しげな風が吹き抜けて気持ちがいいです。

子どもたちも水遊びを楽しめます。

冷たい水で、飲み物や果物を冷やすこともできます(^^)

水の生き物を捕まえるのも、川や湖ならではです。

川や湖があるキャンプ場の「注意点」

【注意点】ブヨに注意
渓流などの澄んだ水の近くにはブヨが生息しています。
出典:ウィキペディア
ブヨは刺された後の痒みと腫れが蚊と比べると段違いに大きいです。

虫対策は万全にしていきましょう。
まとめ

涼しいキャンプ場を選ぶ大事なポイントと、注意点について解説させていただきました。

夏でも涼しくて快適なキャンプライフを楽しみましょう!










