テンマク【パンダTC】4つの特徴・3つの注意点(レビュー)

テンマクデザイン「パンダTC」

テンマクデザイン「パンダTC」の以下の点について詳しくレビューしていきます。

  1. パンダTCを購入した理由
  2. パンダTCの特徴
  3. 「パンダTC」と「パンダ」との違い
  4. パンダTCの注意点

設営の手順とコツについては以下の記事(↓)をご参照ください^^

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パンダTCを購入した理由

パンダTC

パンダTCを購入する前までは、家族全員(4人)が寝ることのできる大きめテント(ウトガルド・リビングシェルロングなど)を使用していました。

ウトガルドやリビングシェルロングは(家族で使うには)大きくて快適なのですが、一人使用には大きすぎるので、ソロキャンプや親子キャンプ用の「小さなテント」が欲しかったのです。

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パンダTC 4つの特徴

芝生に張ったパンダTC

【特徴1】テント素材が「ポリエステル×コットン生地」

パンダTCの「TC」とは、テント本体の素材が「TC素材」であることを表しています。

TC素材

TC素材とはポリエステル×コットンの混紡生地のことです。(ポリコットンとも言います)

【TC素材の豆知識】

・「TC」とはテトロン(ポリエステル)「T」と、コットン(綿)「C」を混紡した素材の事。テトロンとコットンの頭文字を合わせて「TC」。

・「テトロン」とは帝人と東レの共同商標のポリエステルの別名。「テ」は帝人のテ、「ト」は東レ(トウレ)のト、「ロン」はナイロンのロン。

以下に「TC素材」の特色を5つに分けて解説します。

TC素材 5つの特色

1.火の粉につよい

生地にコットンが入っているため、焚き火などの火の粉が舞っても(ナイロン生地と比べて)生地に穴が開きにくい素材です。

焚き火 火の粉

ただし「パンダTCにかなり近い距離で焚き火をして、火の粉を気にせずにいられるか?」となると、かなり気になります(^^;

直火の焚き火

TC素材はナイロン生地と比べると穴が開きにくいだけで、防炎素材ではないので近い距離で炭や薪が爆ぜたら確実にテントに穴が開くので注意が必要です。

2.結露が発生しにくい

ナイロン系のテント(もしくはシェルター)の場合、冬場は天井から水滴がポタポタ垂れてくるほど「結露」が激しいことがあります。

テントの結露

それほどナイロン系の生地は寒暖の差が激しいと幕内に結露が発生しやすいのですが、コットンを含んだTC素材は結露が起こりにくい(コットンが水分を吸収してくれる)のが利点です。

3.遮熱性が高い

(上画像の)中央の白く見える部分は幕の内側から見た「ギラギラした太陽」です。

TC素材は日差しをよく遮るため夏の日差しに強く、遮熱性が高いため冬の幕内の温かさを逃しません。

4.カビ発生の危険性あり

TC素材は便利な点が多い反面、湿気が残った状態のまま長時間保管しておくと、生地にカビが生えてしまう危険性があります。常に乾燥撤収を心掛けないといけません。

5.大事に使えば長持ちする

パンダTC素材

TC素材は表面に「ウレタンコーティング」をしていません。よって加水分解などの経年劣化が無いため(カビに気をつければ)長持ちします。

【ウレタンコーティングとは】
防水のためにテント生地に施すコーティング加工のこと。防水効果はあるが、水分(雨や湿気など)と反応することによって「加水分解」を起こして少しずつ劣化していきます。

【特徴2】設営が簡単

とにかく設営が楽です。設営方法はテントの四隅をペグダウンして、ポールを立てるだけでテントが立ち上がります。

パンダTCワンポール

たったの10分でテントが完成します。

【特徴3】室内がちょっと広い

ソロテントとしては室内が広めです。インナーテントのサイズは幅115cm長さ250cm。

幅115cmの広さは、セミダブルベッドの幅(120cm)よりも5cmだけ狭いベッドで寝るイメージを想像するとわかりやすいかも知れません。

パンダTC インナーテント

小学生の子供となら親子で寝ることができます。(女子キャンでギリギリ2人もいけそう)

次ページは【パンダTCとパンダとの違い】、【パンダTCの注意点】について詳しく紹介します。