キャンプで料理したりお湯を沸かしたりで大活躍するシングルバーナー。僕は数あるシングルバーナーの中で「sotoレギュレーターストーブ ST-310」を使っています。
今まで数々のバーナーを試してきましたが、最終的に今つかっている新富士バーナーのST-310にたどり着きました。ST-301はCB缶を使うシングルバーナーの最高傑作だと思います。
今回のブログでは、
- ツーバーナーと比べたシングルバーナーの利点
- キャンプで快適に使えるシングルバーナーの条件
- 他のシングルバーナーとの比較
- ST-310を選んだ理由
ついて詳しく解説していきます^^
ツーバーナーと比べたシングルバーナーの利点
僕は家族キャンプでも、(ツーバーナーではなく)シングルバーナーを使っています。理由はシングルバーナーの方がメリットを多く感じるからです。
【利点1】シングルバーナーはどこでも使える
シングルバーナーは場所を選ばずに、どこにでも自分の手に届く場所に設置できるのが利点です。
テーブルの上、シェルターの中、地面に直接置いてもOK。どこでも自分の好きな場所で使えます。
一方でツーバーナーは組み立てて設置すると、自宅のキッチンのように使える場所が固定されてしまいます。バーナーを使いたい時は、いちいちキッチンの場所に移動する必要があります。
【利点2】シングルバーナーは持ち運びが楽
ツーバーナーは大きくて重いので持ち運ぶのが面倒ですが、シングルバーナーだと簡単に片手で持ち運べます。車からの出し入れも簡単です。また置き場所のスペースをとりません。
シングルバーナーに必要な3つの条件
シングルバーナーをキャンプで快適に使用するための条件は以下の3つです。(あくまで個人的な意見です^^;)
【条件1】カセットボンベ缶(CB缶)が使えること
ガス缶にはCB缶(カセットボンベ缶)とOD缶(アウトドア缶)の2種類があります。
CB缶(カセットボンベ)のメリット
CB缶のメリットは2つあります。
(メリット1)CB缶は値段が安い
CB缶とOD缶で同じガス量のガス缶1本につき、4倍〜5倍の値段の違いがあります。
ガス量 | 価格(実勢価格) | |
CB缶 | 250g | 100円〜250円 |
OD缶 | 250g | 400円〜500円 |
1回のキャンプでガス缶は1〜2本使うので、トータルで本数を積み上げていくと結構な金額になりますね(^^; 経済的なCB缶がオススメです。
(メリット2)CB缶は手に入れやすい
CB缶はコンビニ、スーパーどこでも売っているので、万が一忘れた時などでも安心です。OD缶はアウトドアショップなど限られた場所でしか手に入りません。
【条件2】十分な火力があること
一般的な家庭のガスコンロで最大火力が3610calあります。キャンプでそこまでの火力は無理だとしても最低2000kcalは欲しいところです。
【条件3】アフターメンテナンスがしっかりしていること
火を扱う機器なので、アフターサービスが万全なメーカーが安心ですね。トラブルがあった時に電話で質問などができると助かります。
条件にあったシングルバーナーの比較
上記3つの条件(CB缶、火力、アフターサービス)に当てはまったシングルバーナー候補は以下の5つです。
【候補1】イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
メーカー | 岩谷産業 |
品名 | ジュニアコンパクトバーナー |
型式 | CB-JCB |
最大火力 | 2300kcal(2.7kW) |
本体サイズ(幅x奥x高) | 155 x 155 x 127(mm) |
収納サイズ(幅x奥x高) | 82 x 68 x 109(mm) |
重量 | 274g |
連続燃焼時間 | 2時間 |
最大ゴトク幅 | 15.5cm |
photo by Iwatani
ジュニアコンパクトバーナーの特徴
岩谷産業のジュニアコンパクトバーナーは5つの候補の中で最軽量で価格もリーズナブル(3000円中盤)。バーナーに乗せることが可能な鍋の大きさは16cm以下と、見た目のコンパクトさよりも大きな鍋を乗せることができる。
ジュニアコンパクトバーナーの欠点
ゴトク(鍋を直接置く部分)を支える足場の台が小さい(逆台形になる)ため、ゴトクに置く鍋が不安定になりやすい。
【候補2】ユニフレーム US-700
photo by UNIFLAME
メーカー | ユニフレーム |
品名 | ミニバーナー |
型式 | US-700 |
最大火力 | 2400kcal |
本体サイズ(幅x奥x高) | 93 x 77 x 115(mm) |
収納サイズ(幅x奥x高) | 本体サイズと同じ |
重量 | 315g |
連続燃焼時間 | 100分 |
最大ゴトク幅 | 約9cm |
ユニフレーム US-700の特徴
ユニフレームのミニバーナー(US-700)は、実際に使う時のサイズが候補の中で最もコンパクト。また組み立てが不要ですぐに使える。
ユニフレーム US-700の欠点
コンパクトな反面、ゴトクが小さい(約9cm)ので大きい鍋がのせられない。また置いた鍋が安定しにくい。
【候補3】ユニフレーム US-D
Photo by ユニフレーム
メーカー | ユニフレーム |
品名 | テーブルトップバーナー |
型式 | US-D |
最大火力 | 3000kcal |
本体サイズ(幅x奥x高) | 200 x 200 x 90(mm) |
収納サイズ(幅x奥x高) | 本体サイズと同じ |
重量 | 900g |
連続燃焼時間 | 55分 |
最大ゴトク幅 | 20cm |
photo by UNIFLAME
ユニフレーム US-Dの特徴
ユニフレームのテーブルトップバーナー(US-D)は、5つの候補の中でゴトクの幅が最も広い(20cm)ので、大きな鍋も安定して置くことができる。また火力も強い。対荷重が15kgなので、ダッチオーブンや、鍋料理なども可能。組み立て不要。
ユニフレーム US-Dの欠点
組み立て不要の反面、収納するときのサイズが大きい。候補の中で一番重い(900g)
【候補4】SOTO シングルバーナー ST-301 新富士バーナー
メーカー | 新富士バーナー |
品名 | シングルバーナー |
型式 | ST-301 |
最大火力 | 3200kcal(3.7kW) |
本体サイズ(幅x奥x高) | 190 x 176 x 83(mm) |
収納サイズ(幅x奥x高) | 160 x 100 x 90(mm) |
重量 | 690g |
連続燃焼時間 | 1.4時間 |
最大ゴトク幅 | 20cm |
SOTO シングルバーナー ST-301の特徴
新富士バーナーのSOTO(ST-301)はゴトク幅が広い(20cm)。よって最大25センチまでの大きめの鍋が使用できる。また折りたたんでコンパクトに収納が可能。火力も高い。
SOTO シングルバーナー ST-301の欠点
組み立てに少し時間がかかるので、ケースから出してすぐに使えない。
【候補5】SOTO レギュレーターストーブ ST-310 新富士バーナー
メーカー | 新富士バーナー |
品名 | レギュレーターストーブ |
型式 | ST-310 |
最大火力 | 2500kcal(2.9kW) |
本体サイズ(幅x奥x高) | 166 x 142 x 110(mm) |
収納サイズ(幅x奥x高) | 140 x 70 x 110(mm) |
重量 | 350g |
連続燃焼時間 | 1.5時間 |
最大ゴトク幅 | 13cm |
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の特徴
ゴトク部分とそれを支える台が一体になっており、置いた鍋が安定する。直径19cmまでの鍋が使用可能。コンパクトに収納できる。低温でも火力が安定するマイクロレギュレーター機能付。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310の欠点
ゴトク部分と支える台が一体のため火傷しやすい。点火スイッチが押しにくい(別売りアタッチメントあり)
条件に合わなかったけど魅力的なシングルバーナー
SOTO 新富士バーナー Gストーブ ST-320
メーカー | 新富士バーナー |
品名 | G-ストーブ |
型式 | ST-320 |
最大火力 | 1500kcal(1.7kW) |
本体サイズ(幅x奥x高) | 153 x 195 x 77(mm) |
収納サイズ(幅x奥x高) | 142 x 78 x 25(mm) |
重量 | 380g |
連続燃焼時間 | 2.6時間 |
最大ゴトク幅 | 9cm |
最大火力が1500kcalと若干火力が弱めだけど、収納サイズが驚異の2.5cm(!)
photo by 新富士バーナー
めちゃくちゃ小さくなるギミックに魅力を感じました。セカンドバーナーとして良いと思います。
シングルバーナー比較表
シングルバーナーを各機種ごとに比較した一覧表です。
小さい文字で見づらくて申し訳ありませんが、ご参考になれば幸いです^^
候補の中で、ST-310を選んだ理由
条件にあった5つの候補の中で、最終的にST-310を選んだ理由は以下の3つです。
【理由1】五徳に安定性がある
ゴトク全体が「台形」のカタチをしているので、大きめの鍋をのせても安定します。
【理由2】コンパクトに収納できる
折りたたんで収納する時も、使う時に組み立てる時も素早くできる仕組みになっています。
【理由3】火力が安定している
CB缶を使うバーナーの弱点は、外気温が低い時に火力が低下しやすいことです。
ST-310は気温が低い時にも火力を安定させることができる機能(マイクロレギュレーター機能)を持っています。
この機能によって、ドロップダウン(バーナーを長時間使用しているとガス缶自体が冷えて火力が低下してしまう状態)の影響も受けにくくしています。
【理由4】デザインが良い
デザインは好みの問題ですが、長く大切に使うには大事なポイントです。シンプルなデザインが好きな僕は、候補の中でST-310が一番気に入りました。
まとめ
シングルバーナーST-310を使って2年になりますが、今でも(他のシングルバーナーと比べて)使い勝手が良いことを実感します^^
キャンプで使用するシングルバーナーを検討されている方には、自信を持ってオススメします。