スウィベルチェア 「5つの欠点」
続いて、ヘリノックス スウィベルチェアの持つ「欠点」と、「対策方法」について具体的に解説していきます。
【欠点1】風に弱い
誰も座っていない状態で、シートに強い風を受けて椅子が転びやすい事が「欠点」といえます。
強風によって(誰も座っていない)スウィベルチェアが飛ばされて、焚き火や水たまりなどに倒れてしまうリスクも考えられます。
【対策】
強風の時、席を離れたり、しばらく座らない場合は、イスを置く場所に気をつけましょう。
余裕があれば、就寝前には、風で動かないようにイス同士で(倒れないように)寄せておくか、
座面シートを外して保管しておくと安心です。
最近では、地面にペグを刺して、チェアが風で飛ばされるのを防止する「チェアアンカー」という便利な道具も販売されています。
【欠点2】火の粉に弱い
座面シートの素材は、ポリエステル生地。
コットン生地のように、火の粉に強いわけではありません。
焚き火の薪が爆ぜて、飛び散る火の粉により、シート生地に穴が空く可能性もゼロではありません。
風が強い夜に、焚き火をする時(特に席を離れるとき)は要注意です。
【対策】 もしシートに穴が開いてしまったら?
万が一、座面シートに穴が空いてしまった場合、以下の対策方法が考えられます。
【方法1】シートの交換が可能(色は黒のみ)
ヘリノックス代理店である「エイアンドエフ」では、座面シートの交換が(有料で)可能です。
しかし、購入できる交換シートは、なぜか「ブラック」一色のみ…
出典:ヘリノックス
座面シート単体の値段は、以下の通りです。
- スウィベルチェア 5000円(税抜)
- チェアツーホーム 6500円(税抜)
他の色も購入できると、もっといいんですけどね〜
【方法2】テンマクデザインの「チェアカバー」を取り付ける
テンマクデザインから、ヘリノックス製品に取付け可能な「チェアカバー」が販売されています。
画像(下)のように、座面シートの上に覆うように、チェアカバーを取り付けることができます。
空いた穴を隠すこともできますし、あらかじめカバーをつけておけば、焚き火の時に穴あき予防にもなるので安心ですね。
【方法3】ワッペンを貼る
穴が空いた箇所に、お気に入りのワッペンを貼り付けても良さそうです。
ペプシ アイロンワッペン
【欠点3】組立と片付に時間がかかる
ワンアクションで組み立てが完成する(折りたたみ式などの)ローチェアと比べて、組み立てと片付けに「時間」がかかります。
組み立てには、収納ケースから出して、まず「骨組み部分」を組み立てなければいけません。
慣れればなんてことは無いのですが、手間といえば手間です。
片付ける時も、外した座面シートに骨組み部分を包んでケースにしまうのに、若干の時間が必要です。
【欠点4】砂浜や雪の上だと、足が沈んでしまう
砂浜や雪の上にヘリノックスチェアを置いて座ると、イス足の先端に自重が集中して、地面に沈んでしまいます。
【対策1】雪はしっかり踏み固める
雪中キャンプなど、雪の上で使用する場合は、イスに座る前に「しっかりと雪を踏み固めること」が大事です。
【対策2】純正オプションキットを使用する(砂浜・雪上)
沈みにくくするための「純正オプションキット」を、イス足の先端に付けると改善されます。
出典:ヘリノックス
出典:ヘリノックス
【欠点5】 頭部が支えられない
スウィベルチェアのシート面積では、体の「首と頭と肩」部分を支えることができません。
【対策】「チェアツーホーム」と併用で完璧
頭部まで上半身全体をシートに支えてもらいたいのであれば、スウィベルチェアの他に、もう一つのお勧め「ヘリノックスチェア」があります。
ヘリノックス「チェアツーホーム」、という最適なキャンプチェアがあります。
チェアツーホームは、スウィベルチェアのように回転はできませんが、座面シートの縦幅が長いため、頭までしっかりと支えてくれます。
我が家(4人家族)では、「スウィベルチェア」と「チェアツーホーム」を、キャンプで両方(2つずつ)使っています。
専用ケース収納時、大きさの違いは?
専用ケースに収納した時は、スウィベルチェアとチェアツーホームで大きさが少し違います。(チェアツーホームの方が大きいです)
まとめ
ヘリノックス スウィベルチェア(タクティカル)について、詳しく解説してまいりました。
座面シートが回転する「スウィベルチェア」は、たくさんの長所を持ち合わせた「キャンプで最強」のキャンプチェアです。(欠点もありますが…)
今まで色々なキャンプチェアを購入して試してきましたが、僕の場合は、最終的に この「スウィベルチェア」にたどり着きました。
まだ座ったことが無い方は、ぜひ試してみて下さいね(^^)オススメです!