スノーピーク【HOME&CAMPバーナー】使ってわかった「良い点と注意点」GS-600

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実際に使ってわかった「8つの注意点」

使ってみてわかったHOME&CAMPバーナーの「注意点」について、全部で8つ順番に挙げていきます。

HOME&CAMPバーナー雪景色

【注意点1】ずっしりと重い

HOME&CAMPバーナーは約1.4kgの重量があり、手に持つと、ずっしりとした重さを感じます。

HOME&CAMPバーナー重量

ボトル状に小さく収納した時の方が、中身が詰まった重さを感じやすいです。

HOME&CAMPバーナーボトル形状

一般的な卓上コンロの重さは1キロ〜2キロくらいなので、卓上コンロとしては相応な重さと言えるかもしれません。

「重さは安定感を表している」と、考えることもできるね。

HOME&CAMPバーナーのゴトク形状

オートキャンプには全く問題なし

ある程度の重量はありますが、携帯しやすいコンパクトなサイズになるため、車やバイクでのキャンプなら全く問題ありません。

登山やトレッキングには不向き

登山やトレッキングなどでHOME&CAMPバーナーを持ち運ぶには、1.4kgの重さが気になります。

もっと軽量のシングルバーナーを持っていくことをお勧めいたします。

コンパクトなシングルバーナー

【注意点2】使う時、思った以上に場所を取る

HOME&CAMPバーナーと焚き火テーブル

HOME&CAMPバーナーは(収納時はコンパクトですが)、使用時は想像以上にテーブル上のスペースを占領します。

HOME&CAMPバーナーと卓上コンロ

鍋などをゴトクに置くと、一般的なカセットコンロと同じくらい(もしくはそれ以上の)スペースを取ってしまいます。

当たり前ですが、シングルバーナー(ST-310)と比べると、使用時のサイズにかなりの違いが出ます。

HOME&CAMPバーナーとST-310

それぞれのバーナー大きさの比較

いろいろなアウトドアバーナーの大きさを比較してみると、以下の通りとなります。

  • ツーバーナー(コールマン):64×33cm
  • HOME&CAMPバーナー :35×30cm
  • 卓上コンロ(イワタニ)  :34×27cm
  • シングルバーナー(st-310):14×28cm

HOME&CAMPバーナーのサイズ比較

大きさを順番に並べると、以下の様になります。

ツーバーナー >> HOME&CAMPバーナー卓上コンロ >> シングルバーナー

HOME&CAMPバーナーが必要ない場合

ソロキャンプなどで、小さめのクッカーしか使わない場合は、HOME&CAMPバーナーは必要ありません。

シングルバーナーst-310

テーブルの場所を取らないシングルバーナーがあれば十分だと思います。

【注意点3】ロックピンを押さないと故障する

組み立てる時、本体の裏側にあるロックピン(ボタン)を押し込みながら回転させないと故障してしまいます。

HOME&CAMPバーナーのロックピン

可動部分の動きがおかしくなっちゃうよ。

直感的とはいえない組立手順

ロックピン押しながら回転させる」という手順は、事前に説明書を読んでおかないと(直感的には)わかりません。

出典:スノーピーク公式

もちろん事前に説明書を読めば良いだけなんですが…ね。

事前に取扱説明書を読むのは必須

初めて組み立てる場合は、事前に説明書を読んでおくのは必須です。

HOME&CAMPバーナーの取扱説明書

手順を知らない人には組み立てさせたくない

本人であれば説明書を読めばいいだけなのですが、組立手順(ロックピンを押すこと)を知らない人が組み立てたら故障してしまうので、気をつけましょう。

ごめん、壊れちゃった。

ガーン(そしてうなだれる)

【注意点4】炎の熱が一点に集中しがち

バーナーから出る炎は、バーナーの内側から出る「内炎式」。バーナーからは、シングルバーナーのようなトルネード型の炎が出ます。

HOME&CAMPバーナーの炎

そのため、炎は鍋の中央部分に集中します。

HOME&CAMPバーナー炎の一極集中

そのため、火加減を注意しないと、(下の画像のように)鍋の中央部分だけが焦げやすくなってしまいます。

ストウブ焦げ跡

バーナーの炎が当たった部分だけが焦げてしまった跡。

中央に炎が収集するのを防ぐには、ユニフレームの「バーナーパットを使うと、熱の分散化が可能です。

HOME&CAMPバーナーとバーナーパット

【注意点5】使用不可の調理器具が多い

取扱説明書によると、ダッチオーブンやスキレットなどの鋳鉄(ちゅうてつ)製品などは使用不可とされています。

出典:GS-600 取扱説明書

使用不可な調理器具

HOME&CAMPバーナー使用不可の調理器具

説明書で使用不可とされている調理器具は以下の通りです。

ダッチオーブンやスキレットなどの鋳鉄(ちゅうてつ)製品、セラミック付きの焼き網、 石板、陶板、セラミックを使用した焼肉器、燻製器

スキレットも使用不可とは、けっこう厳しいね…

HOME&CAMPバーナーとスキレット

なぜ使用不可なのか?

使用不可の理由は、「輻射熱の影響で容器(ボンベ)が加熱され、爆発する可能性があるから」とのこと。

HOME&CAMPバーナーのカセットボンベ缶

鋳鉄やセラミックなどの素材や、燻製器などの調理方法は輻射熱が強く、予期せず容器(ボンベ)が異常加熱し、容器(ボンベ)の内圧が急激に上昇し爆発する可能性があります。

出典:GS-600 取扱説明書

説明書をそこまで読んでなかった僕は、使用不可とは知らずスキレットや燻製器などをガンガン使っていました。(特に問題はありませんでした)

HOME&CAMPバーナーと燻製器

鋳鉄製品の輻射熱がどのくらい影響を及ぼすのか?」を実験してみたので、次章(輻射熱でテーブルに気をつかう)をご覧ください。

ダッチオーブンが安心して使える卓上コンロもある

ダッチオーブンなどの使用ができる卓上コンロは他のメーカーから出ています。

ダッチオーブンなどで長時間の調理をされる方は、(HOME&CAMPバーナーではなく)こちらを選ばれた方が安心です。

【注意点6】輻射熱でテーブルに気を使う

HOME&CAMPバーナーは、一般的なカセットコンロには設置されている、ゴトクの下に熱をさえぎる「遮熱板」がありません。

HOME&CAMPバーナー 遮熱板

バーナーを使用する時間が長いと、鍋に当たる炎から反射される熱(輻射熱)によって、テーブルに熱が伝わります。

輻射熱のイメージ

熱に弱いテーブル(木製など)は、「輻射熱に注意するように」と説明書にも記載があります。

HOME&CAMPバーナー輻射熱のテーブルへの影響

【実験】輻射熱のテーブルへの影響は本当にすごいのか?

「実際にテーブルへの輻射熱の影響はどのくらいあるのか?」を実験してみました。

テーブルへの輻射熱

メーカーでは「使用不可」の鋳鉄製の鍋で実験

バーナーの炎を「強火」の状態にして、ゴトクに(取説では不可とされている)鋳鉄製の鍋を置いて、輻射熱の影響を受けたテーブルの温度を10分おきに測定してみました。

HOME&CAMPバーナー 輻射熱実験

【10分経過】

強火のまま10分が経過。ゴトク真下にあるテーブルの表面温度は39度

HOME&CAMPバーナー輻射熱実験10分経過

手でテーブルを触ると「ほんのり暖かい」といった感じです。

【20分経過】

さらに強火の状態を保って20分経過。テーブルの表面温度は41.5度

HOME&CAMPバーナー輻射熱実験20分経過

テーブルの表面は、まだまだ熱くは感じません。

【30分経過】

強火のまま30分経過。テーブルの温度は47.3度。鍋の中の沸き立ったお水も蒸発して、だいぶ少なくなってきました。

HOME&CAMPバーナー輻射熱実験30分経過

手でテーブルを触ると、「まあまあ熱い(触れないほどではない)」という感じですが、これ以上強火のままで使用し続けるとテーブルに影響を与えそうです。

強火でずっと加熱し続ける料理って?

強火の状態で30分間ぐつぐつ沸騰している鍋を見ながら考えたのですが、

20分〜30分以上の間、強火のまま加熱する料理って何かあるんだろうか?

鍋料理の場合は、5〜10分くらい強火で煮立たせてからは、中火や弱火にして鍋の温度を保つことの方が多いのではないでしょうか?

アウトドア 鍋料理

と、考えたので次の実験もやってみました。

【温度を調整しつつ30分経過】(沸騰してから中火〜弱火で温度を調整)

鍋を煮立たせてから火の加減を調整しつつ30分経過させました。

HOME&CAMPバーナー 輻射熱実験

結果、テーブルの温度は39.2度。この程度の温度なら、テーブルに影響を与えることはまずありません。

結論「強火で長時間使うなら遮熱シートを使おう」

実験の結果、「強火で長時間バーナーを使うことがある場合は、遮熱シート(バーナーシート)をテーブルに敷いた方が良い」という結論に達しました。

出典:スノーピーク公式

もちろん、テーブルの強度にもよりますので、あくまでも参考値としてお留めおきください。

純正でなくても、(もっと価格の安い)バーナーシートはいろいろあります。

【注意点7】最大火力が低い

HOME&CAMPバーナー 最大火力

HOME&CAMPバーナーの最大出力は、2.4kw(2100kcal/h)。他のコンロやバーナーと比べて火力が低めです。

HOME&CAMPバーナー 火力低い

ちなみに他のコンロやバーナーの最大火力と比較すると、

HOME&CAMPバーナー火力比較

  • イワタニ カセットフー:3.3kW(2,800kcal/h)
  • イワタニ マーベラスⅡ:3.5kW(3,000kcal/h)
  • シングルバーナーST-310:2.9kw(2500kcal/h)※st-760使用時

と、どれもHOME&CAMPバーナーよりも高火力です。

(参考:家庭用ガスコンロは4.2kW 3600kcal/h)

HOME&CAMPバーナーに高火力を求めすぎてはいけない

HOME&CAMPバーナーの強みは安定した火加減であり、高火力ではありません。

HOME&CAMPバーナー 火力

お湯を最短時間で沸かしたいならば、HOME&CAMPバーナー以外の高火力バーナーを選んだ方が正解です。

グランマーコッパーケトル

ちなみに、HOME&CAMPバーナーの連続使用時間が「11時間」と他よりも長いのは、他のバーナーと比べて火力出力が弱いためです。

【注意点8】小さなクッカーは置けない

大きめの鍋は安定しておけるけど、小さめのソロクッカーやシェラカップはゴトクの形状から乗せることはできません。

HOME&CAMPバーナー クッカー置けない

HOME&CAMPバーナーの対応鍋径は最小Φ14cmまでです。

「バーナーパット」を使えば、小さいクッカーも大丈夫

ユニフレーム バーナーパット

バーナーパットをゴトクに置くと、小さい径のクッカーも安定して置くことができます。

HOME&CAMPバーナー バーナーパット

メーカー推奨ではないので、あくまで自己責任で使用しましょう。

ユニフレーム(UNIFLAME) バーナーパットM 610688
ユニフレーム(UNIFLAME)
”使用しているのはこのMサイズです(Sサイズではありません)”

まとめ

スノーピークHOME&CAMPバーナーの「良い点と注意点」について詳しく解説させていただきました。

HOMECAMPバーナー

最後に、HOME&CAMPバーナー「良い点と注意点」をそれぞれまとめると、以下のようになります。

【良い点 まとめ】

HOME&CAMPバーナーの良い点は全部で9つ、以下の通りです。

  1. 組み立てのワクワク感がある。
  2. コンパクトに収納可能できる。
  3. スタイリッシュなデザイン。
  4. 大きな鍋も安定して置ける。
  5. 弱火にしても消えない火力調節。
  6. 風に強い(火が消えにくい)。
  7. カセットボンベ缶(CB缶)が使える。
  8. 火力が安定するヒートパネル付き。
  9. 家でもキャンプでも両方使える。

【注意点 まとめ】

注意点は全部で8つ、以下のポイントでした。

  1. ずっしりと重い。
  2. 使う時、意外とスペースを占領する。
  3. ロックボタンを押さないと故障する。
  4. 炎の熱が一点に集中しがち。
  5. 使用不可の調理器具が多い。
  6. 輻射熱でテーブルに気を使う。
  7. 最大火力が低い。
  8. 小さなクッカーは置けない。

このバーナーが向いている人、いない人

最後に、HOME&CAMPバーナーが向いている人と向いていない人についてまとめてみました。

HOME&CAMPバーナー向いている人いない人

【HOME&CAMPバーナーが向いている人】

HOME&CAMPバーナーが向いている人は以下のような方です。買って損はありません。

  • キャンプで鍋や大きなフライパンをよく使う人。
  • 卓上コンロを使っていて、持ち運びが面倒に思っている人。
  • 車載スペースを少しでも広くしたい人。
  • 美しいデザインやギミックが好きな人。
  • カセットボンベ缶で燃料を統一したい人。
  • 家でもキャンプでも同じコンロが使いたい人。

【HOME&CAMPバーナーが向いていない人】

HOME&CAMPバーナーが向いていない人は、以下のような方です。コンロやバーナーは他に素晴らしいものがたくさんあります。

  • お湯を誰よりも早く早く沸かしたい人
  • ダッチオーブンで調理をしたい人。
  • 登山やトレッキングでバーナーを使いたい人。
  • ソロキャンプ用の小さめの調理器具を使っている人。
  • キャンプ道具は、いつも使う前に説明書を読まない主義の人。

ご検討されて見える方のご参考になれば幸いです。

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キタガガ

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