【注意点2】「節」のある薪は割れない
斧を使っても割れない「節のある薪」。こういう薪はキンドリングクラッカーでも割ることができません。
割れたとしても相当なパワーで叩きつけなければならないので、ケガのリスクを伴います。
節のある薪は、あえて割らずにそのまま焚き火に焚べて使いましょう。
【注意点3】サイズ違いに注意
キングサイズもあります
キンドリングクラッカーには、通常の「オリジナルサイズ」と、もっと大きな「キングサイズ」との2つの種類が用意されています。
オリジナルとキングサイズとの違い
オリジナルサイズとキングサイズの違いにフォーカスを当てていきます。
寸法の違い
サイズ感ではおよそ1.4倍大きくなるイメージです。(重さは2倍!)
- オリジナル :外径19cm × 高さ31cm 重量4.8kg
- キングサイズ:外径26cm × 高さ43cm 重量9.5kg
キングサイズは車で持ち運ぶのが大変そうね…
割れる薪のサイズ
キングサイズだとかなり大きめの薪が割れますが、キャンプではそこまでのサイズは必要ではありません。
キングサイズ:太さφ18cmまで 長さ60cmまで
結論:キャンプではオリジナルサイズが正解
キャンプでの薪割りなら、オリジナルサイズで全く問題ありません。(キャンプ用途ではなく自宅などで本格的に大きな薪を割りたい場合はキングサイズが良い場合もあると思います)
見た目が似ているので、オリジナルサイズを購入する時にキングサイズを間違えてポチらないように注意しましょう。
【注意点4】台座には固定するべきか?
木材などの「台座に固定されている」キンドリングクラッカーもよく見かけます。
台座に固定しないと使いにくいのかな?
【結論】キャンプ場での使用なら必要ありません
結論から言ってしまうと、キャンプ場(芝生や土などの地面)で使用するなら、台座に固定する必要はありません。
台座に固定する理由
キンドリングクラッカーを台座に固定する理由は、
「どんな場所でも安定して薪割りができるようにするため」です。
例えば、
- アスファルトの上で使うと、金属とアスファルトが反響して割った後の音がすごい。
- 柔らかい地面だと力が入りにくく、薪が割れにくい。
など、特殊な環境でも作業をする必要がある場合には台座の固定が必要です。
主に芝や土の上で作業することの多いキャンプ場では、台座は必要ありません。(個人の見解です)
台座に固定してしまうと、その分全体の高さが高くなり、車に収納しづらくなるデメリットもあるので注意が必要です。
台座に固定する場合に必要な道具
ちなみに、木材などの台座に固定する場合は、六角コーチスクリュー(M8×長さ50mm以上)を使用します。(購入時に金具は付属していません)
オリジナルサイズのキンドリングクラッカーを固定する場合、六角コーチスクリューは2本必要です。
【注意点5】錆びに注意
素材が鋳物(鉄)なので、水分が付いたままの状態にしておくと錆びてきます。雨ざらしは避けましょう。
万が一、サビが発生してしまったら、ワイヤーブラシなどでサビを落として油を塗ったり塗装をしましょう。
【注意点6】グローブはした方がいい
薪のささくれから手を守るために、手を保護するグローブはできればあったほうがいいです。
素手でも薪割りはできますが、薪を触っていると指に時々刺さります。
僕は、厚手の園芸用手袋「ウィズガーデンプレミアムシリーズ レジナス」をデザインと機能が気に入って使用しています。(寒い時期のテント設営などにも使えて便利です)
まとめ
キンドリングクラッカーについて、詳しくレビューさせていただきました。
キンドリングクラッカーが向いている人
キンドリングクラッカーは、以下のような方に向いています。
- とにかく簡単に薪を割りたい人
- 薪を割った時の快感を味わいたい人
- 堅い広葉樹の薪を割るのに苦労している人
- 斧や鉈だとケガが心配な人
- 子供にも安全に薪割りをさせてあげたい人
- テントの中で薪割りがしたい人
- メンテナンスが面倒な人
キンドリングクラッカーが向いていない人
キンドリングクラッカーは、以下のような方には向いていません。
- 斧や鉈でワイルドに薪を割りたい人
- 極端に長い薪(50cm以上)、太さ15cm以上の薪を割ることが多い人
- そもそもキャンプで薪を割る必要がない人(焚き火や薪ストーブをしない人)
キンドリングクラッカーは、最小限の力で、簡単に、安全に、楽しく薪割りができる素晴らしい道具です。
これは「薪割り初心者の救世主」と言っても良いでしょう。
試し割りをさせてくれるお店もあるので、ぜひ体験してみてね!
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