すぐにキャンプサイトが散らかって、使いたい物が見つからない…
そんな経験ありませんか?
僕の場合、ユニレーム「フィールドラック」のおかげで、キャンプサイトが散らかって雑然としてしまうことが、ずいぶん少なくなりました。
今回は、ユニフレームの定番商品「フィールドラック」について、以下のポイントを詳しくご紹介いたします。
- ユニフレーム「フィールドラック」8つの特徴
- フィールドラックを5年使い続けて感じている「13の良い点」
- 購入前に知っておきたい「9つの注意点」
- 類似品キャンピングムーンとの比較・相違点
- 「オリジナル or 類似品」買うべきはどっち?
- 一緒に持ってて良かった!「便利アイテム5選」
- フィールドラックが「向いている人・向いていない人」
ユニフレーム「フィールドラック」8つの特徴
そもそも「フィールドラック」って何なの?
汚れた地面からキャンプ道具を守ってくれる便利な整理棚よ。
まずはユニフレーム「フィールドラック」の特徴をざっくりと「8つ」にまとめました。
(特徴1)汚れた地面に荷物を置かなくても良くなる
大切なキャンプ道具を汚れた地面にそのまま置きたくない…
フィールドラックは、地面にそのまま置きたくないキャンプ道具(コンテナやクーラーボックスなど)の置き場所に最適です。
(特徴2)散らかりやすいサイトを整理整頓できる
フィールドラックは重ねて棚のように設置することができます。
散らかりやすいキャンプ道具を収納しやすく、雑然としたキャンプサイトの整理整頓に役立ちます。
(特徴3)コンパクトに収納できる
使わない時は、脚部分を折りたたんでコンパクト(厚み1cm)に収納できます。
コンパクトになって、車への積み込みに便利だわ〜
(特徴4)素材はスチール(鉄)
素材はスチール(鉄)、しっかりとした頑丈な構造です。
重量は1.7kg。女性でも片手で楽に持てる重さです。
(特徴5)天面は大きめなメッシュ構造
ラック本体の天面はメッシュ構造になっていて、全体の重量を軽減しています。
メッシュのマスが大きめ(約3.5cm四方)なので、そのまま置くことができない(天面をすり抜けてしまう)小物もあります。
後で詳しく解説しますが、別売りで専用の天板が2種類あり、フィールドラックの上に置くと本格的なテーブルとして使用することもできます。
(特徴6)品質の高い「日本製」
出典:ユニフレーム
フィールドラックを生産しているユニフレームは、金属加工で有名な新潟県燕市に本社を置く新越ワークス社(昭和38年創業)が手がける日本製ブランドです。
出典:ユニフレーム公式
フィールドラックにも、定評のある燕三条の加工技術がしっかりと反映されています。
(特徴7)カラーはブラックのみ
フィールドラックの色展開は、ブラックのみです。
以前(2017年まで)はシルバー色も販売されていましたが、現在は販売されていません。
(特徴8)サビに強い「カチオンメッキ」
フィールドラックの塗装は、スチール(鉄)素材にカチオン電着塗装(メッキ)が施されています。
カチオンメッキは、電流を通して素材に塗料を付着させる方法で、サビに強く、ムラなく美しく、塗装を仕上げることができます。
出典:三和鍍金
カチオンメッキは、自動車や家電などの塗装にも使われているよ。
フィールドラックのサイズ(寸法)
フィールドラックの使用時サイズは、幅60×奥行35×高さ23cmです。
ユニフレーム「焚き火テーブル」とサイズを比較してみる
フィールドラックを生産しているユニフレームのもう一つの定番商品に「焚き火テーブル」があります。
焚き火テーブルもまた、キャンプに欠かせない便利なテーブルの一つです。(おすすめです)
フィールドラックと焚き火テーブルのサイズを比較してみると、フィールドラックの方が横幅が5cm長く、高さが14cm低くなっています。(奥行きは同じ35cm)
フィールドラックの方が横長で、背が低いんだね。
畳んだ時、フィールドラックは厚みが約1cmになるので、焚き火テーブル(厚み2.5cm)よりも厚みが半分以下になります。
折りたたんだ時の厚みはフィールドラックがだいぶ薄いわね。
ちなみにフィールドラックの分散耐荷重は30kgなのに対して、焚き火テーブルの分散耐荷重は50kgと、焚き火テーブルの方がより重いものを載せられます。
フィールドラックの組み立て方
フィールドラックの組み立て方は非常に簡単で、以下の2つの手順で完成します。
(手順1)2つの脚を広げる
天面裏側に付いている折りたたみ式の2つの脚を広げます。
(手順2)脚のツメを天面の格子に引っ掛ける
広げた脚部分にある「ツメ」を、メッシュ天面の格子部分に引っ掛けます。
両手を使って、フィールドラックの脚を押し上げるような感じで行うと簡単にできます。
押し上げる時に少し力がいるけど、慣れれば大丈夫だよ。
【完成!】
たったこれだけの手順で完成します。
10秒くらいで完成しちゃいます。
フィールドラックを5年使い続けて感じた「13の良い点」
フィールドラックを実際に5年以上使い続けて、僕が実感している「フィールドラックの良い点」を順番にあげていきます。
つらつら書いてたら全部で13個もありました。
【良い点1】荷物を地面の汚れから守ってくれる
キャンプ道具や荷物はなるべく地面に置きたくない
道具を地面にそのまま置くと、泥や砂とかが付いて汚れちゃうから置きたくないよね。
キャンプでは、地面にそのまま荷物を置きたくないシチュエーション(地面が濡れている時や、枯れた芝生が付きやすい寒い時期など)によく遭遇します。
乾いている地面も翌朝には湿気を帯びて濡れているなんてことも良くあるわね。
大切なキャンプ道具は、汚れた地面にはなるべく置きたくありません。
あとで底面を掃除する手間も大変だよね。
フィールドラックの上にキャンプの荷物や道具を置けば、地面の泥汚れ、砂、雨水、枯れた芝生の付着などから大切な道具を守ってくれます。
【良い点2】虫の侵入を防ぐ
地面に荷物を直接置かないことで、地面にいる虫(アリとか)がバッグやコンテナの中に侵入してくる可能性を低くできます。
虫の活動が活発な時期は、フィールドラックに荷物を置くことで安心感があります。
キャンプは好きだけど虫が苦手な人にはオススメだよ。
【良い点3】クーラーボックスの保冷力が長持ちする
クーラーボックスは地面に直接置くと、地面の熱が直接クーラーボックスに伝わって保冷効果が薄れてしまいます。
フィールドラックの上にクーラーボックスを置くことで、地面と距離を保つことができ、ボックスの保冷力を長持ちさせることができます。
クーラーボックスは外気温と差があるほど結露して外側に水滴が付き、地面に直置きすると底面に土や砂が付着してしまいます。
フィールドラックの上にクーラーボックスを置けば、土や砂が付かないので、撤収時に車に積み込む時も底面を掃除する手間が省けます。
また、フィールドラックは分散耐荷重が30kgあるので、大きめのクーラーボックスも安心してラックに載せることができます。
【良い点4】キャンプサイトが散らかりにくい
なぜキャンプサイトがいつも散らかるんだろう?
それは一度使ったキャンプ道具を戻す場所が決まっていないからじゃよ。
フィールドラックは、雑然とするキャンプ道具の整理整頓に役立つ
フィールドラックは、キャンプサイトで雑然としてしまうキャンプ道具の整理整頓に役立ってくれます。
僕は複数のフィールドラックを使って、キャンプ道具を決めた場所に置くようにしてから、キャンプサイトの散らかりが少なくなり、スッキリするようになりました。
ただしフィールドラックが増えれば増えるほど、収納がはかどるので、ついついもう一つ欲しくなっちゃいます。
【良い点5】道具が取り出しやすく、腰の負担が少ない
毎回腰をかがめて荷物を出し入れしていると、腰に負担を与えてしまいます。
フィールドラックに荷物を置くと、道具を出し入れする時にしゃがまなくても良いので、「道具の出し入れがしやすい(=腰の負担が少ない)」という隠れたメリットがあります。
フィールドラックは腰にも優しいのね。
【良い点6】サイトの収納力が上がる
フィールドラックを縦に重ねて置くと、収納力バツグンの棚として利用できます。
フィールドラックは、最大4段まで組み立てたまま重ねることが出来ます。
4段重ねる時は、別売りの「コンプレッションベルト1300」で固定するとさらに安定するよ。
フィールドラックは複数購入がオススメ
フィールドラックの購入は1つだけでも便利ですが、棚として使うと非常に便利なので、高い確率で次にもう1つ、またもう1つと欲しくなります。
人気もあって在庫がなくなってしまう時も多いので、セールなどで安くなっている場合は、あらかじめ複数買っておかれることを個人的に強くおすすめします。
【良い点7】収納時はコンパクト(1cm)に折りたためる
脚を折りたたむと厚さわずか1cmの「ほぼ平らな板」になります。
この厚みなら、車に積み込んだ時も全く邪魔にならず、車載スペースに余裕が生まれます。
複数を重ねて収納できる
フィールドラックは、2つ以上を重ねて(スタックして)収納が可能です。
3枚重ねても厚さはたったの3cmに収まるよ。
複数のフィールドラックを車に積み込んでも、車載スペースをかなり節約することができます。
【良い点8】小さなテーブルとしても使える
フィールドラックは荷物を置く便利な棚ですが、小さなテーブルとしても使うことができます。
そのまま(メッシュ形状のまま)でも使用できますが、マス目があるので細かい物を載せる事ができません。
その場合、別売りの専用天板があると本格的なテーブルに変身します。
ユニフレーム純正の別売り天板は木製とステンレス製の2種類販売されています。
僕は、熱に丈夫な「ステンレス天板」の方を購入して使っています。
天板は自作も可能
天板はフィールドラックのサイズに合わせて、自分で簡単に作製することもできます。
100円ショップやホームセンターなどを利用して、自作の天板にチャレンジしても楽しいです。
【良い点9】素早く設置でき、設営の時間短縮になる
フィールドラックは、わずか10秒ほどで設置が完了してしまいます。
コツさえつかめば、複数あっても、次から次へと組み立てていけるので設営に時間がかかりません。
素早く設置できるので、キャンプの設営作業を効率に進める事ができます。
【良い点10】長い間使える頑丈な構造
フィールドラックはシンプルな構造なので、故障しやすい箇所が無く、一度購入したら長期間使うことができます。
僕は、一番昔に購入したフィールドラックは5年前になりますが、今も現役で全く問題なく使えています。
燕三条の加工技術で溶接もしっかりしているので、ハードに使用しても問題ありません。
耐熱性も問題なし
フィールドラックには、熱々のスキレットやケトルもそのまま置けます。(塗装してありますが耐熱性に問題は全くありません)
耐荷重も30kgあるので、重さのあるダッチオーブンも気軽に置くことが出来ます。
【良い点11】レイアウトが自由に変更できる
複数のフィールドラックがあれば、キャンプ場で自由にレイアウトが可能です。
ソロキャンプ、家族キャンプ、グループキャンプなど、キャンプスタイルに合わせて簡単にレイアウトが変更できます。
【良い点12】主張しすぎないビジュアル
フィールドラックは、キャンプサイトの雰囲気を損なわないシンプルかつ美しいデザインです。
フィールドラック自体が強く主張しすぎることなく、主役であるキャンプ道具を目立たせてくれる名脇役的な存在です。
【良い点13】アイデア次第でいろいろな使い方ができる
フィールドラックは、アイデア次第で様々な使い方ができるのも魅力の一つです。
実際に僕が使っている用途を例として挙げさせていただきます。
(例1)サブテーブル(サイドテーブル)として
フィールドラックは、サブテーブル(サイドテーブル)としても使い勝手が良いです。
ちょっとしたモノ(カメラや火吹き棒など)を気軽に置けるスペースがあると、キャンプではとても助かります。
(例2)大きめの板を置いて大きなテーブルに
フィールドラックにホームセンターなどで売っている大きめの木板を置けば、メインテーブルとしても使用できます。
大人数でのキャンプの時に助かるね。
僕はいつもパイン集成材を車の収納スペースの一番下に敷いていて、必要な時だけ使うようにしています。
(例3)洗った食器の乾燥に
フィールドラックのメッシュ構造を利用して、洗ったカトラリーの乾燥に使用できます。
天板がメッシュ構造なので通気性がよく、早く乾きます。
(例4)ウォータージャグの置き場として
フィールドラックを利用して、ウォータージャグの置き場として使うこともできます。
近くに水場がない時にも助かるわね。
(例5)シェルコンを置いて道具の出し入れをしやすく
細かいキャンプ道具をまとめて収納するのに超便利な「シェルフコンテナ」
地面に直置きするよりも、フィールドラックに載せた方が道具の出し入れがしやすくて便利です。
しゃがまなくても良いから腰も楽だよ。
(例6)炉ばた大将シリーズを置くのにもピッタリ
イワタニの「炉ばた大将シリーズ(炉ばた焼き器炙りや)」をピッタリサイズで置くことができます。
フィールドラックは場所を取らないので、キャンプだけでなく自宅のベランダでも愛用しています。
(例7)薪の湿気防止に
薪を直接地面に置いたままにしておくと地面の湿気を吸ってしまい、火付が悪くなったり、焚き火中に爆ぜたりします。
フィールドラックの上に薪を置くことで、地面の湿気から薪を守ることができます。