何年か前に僕がキャンプをやり始めた時、右も左もわからず苦労した経験を元に…
もしキャンプ1年目で知っていたら、あんなに苦労せずにすんだのになぁ
と思ったことを、全部で10個お伝えいたします。
お読みいただき、キャンプ初心者の方のご参考になれば幸いです。
【1】 「持っていく物✔️チェックリスト」を作る
キャンプは持って行くモノが多い → つまり忘れ物が多い
キャンプに持っていく荷物や道具は、旅や出張の持ち物よりも格段に多くなりますよね。
なので、ついつい忘れ物をしてしまいがちです。
うっかり忘れちゃうんだよな。
チェックリストを作ろう
忘れ物を無くすには、キャンプに持っていくモノの「チェックリスト」を作って、準備し終わったらチェックを付けていく方法をおすすめします。
ノートなどの紙媒体でリストを作成すると、キャンプのたびにリストを書き出さないといけないので、スマホやパソコン等のデータでリスト化するのがおすすめです。(チェックリストを作成するアプリはたくさん出ていますが、僕は昔からEvernoteというアプリを使っています)
チェックリストは、キャンプ道具を新しく買ったり買い替えをしたら、リストに追加して常に更新していきましょう。
【2】設営時には、車の前に「荷物シート」を敷く
キャンプ場に到着して車から荷物を下ろす時、まずは車のすぐ近くに「荷物をおろすためのシート」を敷くだけで、設営がぐんとスムーズになります。
シートを敷いたら(風が強い場合はペグを打ちます)、シートの上に車に積んであったキャンプ荷物を並べていきましょう。
シートに荷物を並べるだけだから、家族や友達にも手伝ってもらいやすいよね。
シートの上に荷物をぜんぶ並べることで、設営をどの順番で行っていくと効率よくできるのかが(視覚的に)明確になります。
また、設営中キャンプあるあるの一つ「あの道具はどこにしまったっけな?」と、探し物をする無駄な時間も無くなり、設営がはかどります。
撤収時も、同じようにシートを敷いて、車に積み込む前に並べておくと、効率的に車に荷物を入れていくことができます。
シートの上に置くことで、大切なキャンプ道具も汚れないよ。
雨が降っている場合は、まず雨具を着てタープやシェルターを張った後で、タープ下にシートを敷いて車から荷物を運び入れると荷物が雨に濡れにくくなります。
【3】寝る前までに「結露」の予防対策をしておく
結露とは、空気中に含まれている水蒸気が冷えることで水滴になって、外気に直接触れているモノに露(水滴)が付く現象を言います。(露が降りる、とも言います)
露は、植物や地面だけでなく、屋外にあるすべてのキャンプ道具にも付着します。
1日の温度差が激しい時には、結露が激しくなります。
1日の中で一番気温が下がるのは夜中〜夜明け前の時間帯。
朝起きると、外に置きっぱなしのキャンプ道具はすべて水滴まみれになっていて、それぞれの道具を拭きあげるのが大変な作業となってしまいます。
子供の絵本を置きっぱなしにして、ビショビショに波打ってしまったこともあるわ…(ガーン)
露(水滴)が付着して困るキャンプ道具は、寝る前までにタープ下やシェルター、テント内、車の中などにしまっておきましょう。
濡らしたくないものをタープ下に置くだけで、結露を防ぐことができるよ。
特にイスやテーブルは翌日の朝に濡れていると拭くのが大変なので、寝る前にタープ下に必ず移動するようにしておくことをオススメします。
【4】天気予報アプリの信頼性を疑う
その天気予報はピンポイント?
インターネットやアプリなどでキャンプ場の天気予報を調べる場合、観測地点が目的のキャンプ場のピンポイント地点では無い場合があります。
例えば「○○市」にあるキャンプ場の天気予報は、キャンプ場ズバリの天気予報ではなく、○○市の市役所などの代表地点の天気予報を表示していることがあり、その天気予報をあてにしていると大きく外れてしまうことがあります。
ざっくりの範囲で天気予報を表示してることがあるんだよね。
予報の地点がずれていると、当然ですが「予報地点の標高」も変わってきます。
標高が違うと最低気温がかなり違ってくるため、キャンプに持って行く防寒具やストーブの有無などのチョイスを間違えやすくなってしまいます。
ネット検索したキャンプ場の天気や気温は、ピンポイントの場所(標高も含めて)を表している予報なのかを確認することが大事です。
信頼性の高いアプリをスマホに入れておこう
キャンプに行く前に、少しでも正確な天気予報(特に雨雲データや風速データ)を確認できるアプリを入れておきましょう。
僕が気に入って使い続けている天気アプリやサイトは以下の通りです。
ただし、予報はあくまで予報なので、万が一のことを考えて、雨対策や寒さ対策は万全にしていきましょう。
ちなみにApple Watchがあれば、天気アプリを連携させてキャンプ中にも突然の雨を知らせてくれるので便利ですよ。
【5】クーラーボックスの中に隙間をつくらない
スキマがあると保冷力は下がる
クーラーボックスの保冷力を上げるために見落としがちな点は「ボックスの内部に隙間があるほど保冷力は下がってしまう」ということです。
どれだけしっかりとした保冷力の高いクーラーボックスでも、ボックス内にスキマがあるとボックスの開け閉めにより、温かい空気が入りやすくなり保冷力が落ちてしまいます。
クーラーボックスの形状にかかわらず、隙間が少なくなるように詰め込むことが大事です。
クーラーボックスは地面に直接置かない
クーラーボックスを地面に直接触れるように置かないようにしましょう。
地面に直置きしてしまうと、地熱がクーラーボックスに伝わってしまい、保冷力が落ちてしまいます。
【6】洗い物の前に食器の汚れを拭き取る
キャンプ飯は美味しいけど、食後の洗い物がなかなか大変です。
キャンプ場の炊事場は、お湯が出ないところがほとんど(もしくは有料)なので、油汚れが取れにくいのです。
水しか出ないと、油汚れがなかなか落ちないんだよなー
水洗い前にペーパーで拭き取る
汚れの付いたシェラカップや鍋などは、水洗いの前にペーパータオルやスクレーパーで大まかな汚れを拭き取っておくと、炊事場での洗い物がグンと楽になります。
1泊のキャンプであれば、キャンプ場では水洗いせずに(汚れだけ簡単に拭いておいて)そのまま持ち帰って家でまとめ洗いしてしまうのもアリですよ。
ペーパータオルで汚れを拭き取るなら、スコッティの洗って使えるペーパータオルがマジでおすすめです。(今まで使ってきたペーパータオルの中で吸水性が高く、使い勝手が良いです)
【7】汚れても構わないクツを1つ余分に持っていく
キャンプ場では、急な雨や結露などで地面や芝生が濡れて、歩くとけっこう靴に汚れが付きます。
お気に入りの靴をキャンプで汚してしまっては残念すぎるので、汚れても良い靴(もしくは防水機能のある靴)を1つ余分に車に置いておくと安心です。
【8】鍛造ペグは必ず買っておく
テントを買った時、プララスチック製やアルミ製のペグが同梱されている場合があります。
これらのペグは、芝生などの柔らかい地面には刺さりますが、硬い地面にはなかなか刺さってくれません。
川沿いのキャンプ場などの「石だらけの地面」にはとても歯が立ちません。
どんな地面にも確実に刺さる「鍛造(たんぞう)ペグ」をまだ持っていなければ、早めに買っておきましょう。
鍛造ペグとは?
鍛造(たんぞう)とは、金属を叩いて圧力を加えることで強度を高めて成形する技術のことです。
この製法で造った鍛造ペグは、さまざまなペグの中で強度が高く、どんな地面にも確実に刺さってくれます。
ペグの長さは、20cmと30cmがそれぞれあると、テントにもタープにも両方対応できます。
風に影響を受けやすい張り綱には30cmのペグを使うと安心です。
また、しっかりとした鍛造ペグ専用のハンマーも一緒に使うことをオススメします。
【9】テントフレームは真ん中から半分に折りたたむ
テントの骨組み部分であるフレームを片付ける時は、フレームの真ん中から折りたたむクセをつけましょう。
理由は、端から少しずつ折りたたむと、フレーム内のゴム紐(ひも)が偏って伸びてしまい、ゴムの寿命が短くなってしまうからです。
真ん中からフレームを折りたたむことで、内部のゴム紐の付加を分散させて、ゴムの負荷を減らしてあげましょう。
【10】キャンプ道具を買うときの心構え
「いつもAmazonが最安」ではない
キャンプ道具を買う場合、Amazonがいつも最安値とは限りません。
転売者がいたり、送料を含んで割高になっている場合もあるよ。
目的の商品をポチる前に、他のサイト(楽天、ヤフーショッピング、ヨドバシドットコムなど)でもチェックしてみると、もっと安い値段で買えるかもしれません。
優待セールを活用しよう
ヒマラヤやスポーツオーソリティなどの会員優待セールも活用しましょう。
欲しいけど、すぐには必要ないキャンプ道具をピックアップしておいて、セール中にまとめ買いするとお得です。
「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめとけ」という至言
この言葉は、今までの経験上、正しいことを言い当てている「至言」と言い切っても良いでしょう。
メルカリとかヤフオクなどで売り払うキャンプ道具は、たいてい値段が決め手で買ったものが多いです。
キャンプ道具はもちろんのこと、普段の買い物にもこの言葉を自問自答するようにしています。(もちろん値段が高すぎれば買えませんので、諦めますけど…)
欲しくなったキャンプ道具を目の前にして、迷った時は自分にいつも問いかけるようにしています。
「それは車に積めるのか?」を常に考える
僕の場合、カッコいいキャンプ道具でもコンパクトに収納できない道具は、結局手放してしまうことが多いです。
これは車載スペースにもよりますが、とっても大事なことです。
まとめ
「キャンプ1年目で僕が知っておきたかったこと」について述べさせていただきました。
これからも「初心者の時にもっと知っておきたかったこと」が頭に浮かんだら、拙ブログやTwitterなどでお伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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