(注意点7)販売店によって本体の価格差が激しい
炉ばた焼器 炙りやの販売価格は、販売店によって価格がけっこう違います。
例えば、イワタニの公式オンラインショップは定価販売。Amazonや楽天の売価よりも高い設定です。
購入する場合は、いろんなお店や販売サイトを見て、一番値段の安いお店で買いましょう。
(注意点8)大人数の調理には向いていない
炙りやは、持ち運びがしやすいコンパクトなサイズになので、多人数の調理には向いていません。
2〜3人分くらいだといいけど、それ以上だと調理に時間がかかるね。
大人数で調理するときには、大型のバーベキューコンロを使った方が効率的です。
(注意点9)高火力とは言えない
炉ばた焼き器 炙りやの最大火力(最大発熱量)は2.3kW。
カセットコンロには、炙りやよりも最大発熱量が大きい高火力なコンロがあります。(例:3.3kWの最大発熱量がある高火力コンロ「タフまる」↓)
よって、火力の数値だけで他のコンロと比較すると、炙りやの火力はそこまで高火力とは言えません。
しかし、遠赤外線効果によってじっくりと炙り焼きをする調理方法の炙りやには、そこまでの高火力は必要ではありません。
炙りやの火力は、じっくりと炙り焼きをするには必要十分な火力だと言えます。
逆に、炙りやを使ってスキレットなどで調理するのには、火力は物足りません。
(参考)高火力なほどガス缶の消費が早くなる
高火力のコンロは、ガス缶の消費が早くなります。
炙りやのガス消費(連続燃焼時間)は約90分であるのに対して、高火力のガスコンロ(タフまる)は約70分〜75分しかありません。(↓)
- 炙りや ガス消費量 約169g/h 連続燃焼時間 約90分
- タフまる ガス消費量 約236g/h 連続燃焼時間 約75分
(気温20~25℃のとき強火連続燃焼にてカセットボンベを使い切るまでの実測値)
「ガスが長く持つ」という意味でも、炙りやは「ちょうど良い火力」だと言えるね。
屋外で使用する場合は「風」に注意!
屋外で炙りやを使用していて「火力がいまいち物足りない」と感じる時は、風の影響による火力ダウンが原因であることがほとんどです。
対策としては、屋内(幕内)に場所を移動するか、風よけ(ウインドスクリーン)を設置すると火力は復活します。
炉ばた焼器炙りやに関する「疑問点・不安点」まとめ
僕が実際に使っていて感じた「疑問点」や、購入前に思った「不安だった点」などを、その解決策を含めて書き記しておきます。
(疑問点1)カセットガスは純正品じゃないとダメなの?
カセットガスはイワタニ純正品じゃないとダメなの?
他社製のカセットガスでも使えるよ(※メーカーは非推奨)
イワタニ公式ページのQ &Aでは、やや強い口調で「使用不可」と書かれています。
出典:イワタニ公式
あくまで僕個人の場合ですが、いろいろな他社製カセットガス(カセットボンベ)を炙りやに使ってきましたが、今まで使えなかっり不具合が起こったことは一度もありません。
カセットボンベ(カセットガス)は、日本のJIS規格(日本工業規格)によって寸法や仕様が決められているため、どのボンベも同じ仕様になっています。
ただし、メーカーは推奨していないので、あくまで自己責任で使用しましょう。
(疑問点2)「炎たこプレート」は設置できるの?
たこ焼きが調理できる「炎たこプレート」って炙りやでも使えるの?
使えるけど、品番に注意が必要よ!
現在、公式ページなどで販売されているイワタニの「スーパー炎たこ用プレート」は、形状がマイナーチェンジされており、炙りやにぴったりハマりません(使えません)。
炙りやに設置できるたこ焼きプレートは旧型の「炎たこプレート」です。購入時には注意が必要です。
使用できるプレート(↓)
使用できないプレート(↓)
間違えて購入しないようにね。
(疑問点3)炙りや1と2の違いは何?
炙りや1と2って違いがあるの?
色が違うだけで中身は同じよ。
炙りや1も2も「サイズ・性能・重さ」は同じ
炙りや1(茶色)と炙りや2(黒色)ともに、本体サイズ、焼き網サイズ、重さ、最大火力、など基本スペックに違いはありません。
(炙りや1↓)
(炙りや2↓)
「カラー」が違うだけ
炙りや1と2の違いはカラーが違うだけです。
- 炙りや1:メタリックブラウン
- 炙りや2:マットブラック
新型(炙りや2)は、旧型(炙りや1)よりもツヤ消しのマット仕上げになっています。
(疑問点4)旧モデル「炉ばた大将 炙りや」 (RBT-A、RBT-W) との違いは?
旧モデル「炉ばた大将 炙りや」と現行モデルとの違いはあるの?
RBT-W はほぼ同じ。RBT-Aのみ本体サイズが違うよ
炙りや1よりもさらに1つ前のモデルである、旧モデル(「炉ばた大将 炙りや」という名前で売っていた RBT-A、RBT-W)と、現行モデルに違いはあるのでしょうか?
それぞれのモデルに多少の違いはありますが(↓)1世代前と現行モデルに大きな違いはありません。(焼き網やたこ焼きプレートなど旧モデルで使えていたものは現行モデルにも使用できます)
それぞれのサイズ(幅×奥行き×高さ)
- 現行モデル:409 × 214 × 134mm
- 1世代前(RBT-W):409 × 214 × 131mm
- 2世代前(RBT-A):395 × 198 × 117mm
それぞれの重量
- 現行モデル:2.4kg
- 1世代前(RBT-W):2.4kg
- 2世代前(RBT-A):2.2kg
それぞれの火力(どのシリーズも同じ2.3kw)
- 現行モデル:2.3kw
- 1世代前(RBT-W):2.3kw
- 2世代前(RBT-A):2.3kw
(疑問点5)フィットする収納ケースはあるの?
「炉ばた焼器 炙りや」を収納できるケースってあるの?
炙りやがピッタリ入るケースが色々あるわよ!
僕が初めて炙りやを購入した8年前には、持ち運び用のケースはほとんどありませんでしたが、現在では様々な専用のケースが販売されています。
たくさん種類があるから、自分の好みのケースを選ぶといいよ!
(疑問点5)専用グリルプレートのメリットとデメリットは?
よくAmazonとかで、炙りや専用のグリルプレート(鉄板)が売ってるよね。あれってどうなの?
メリットとデメリットがそれぞれあるから伝えるね!
専用グリルプレートのメリット
- プレートに蓄熱性があるため、焼き網よりもさらにカリッと焼けてジューシーに仕上がる。(焼き鳥は焼き網でも美味しさは変わらない)
- たくさん焼いても鉄板の温度が下がらないため、安定して調理できる。
専用グリルプレートのデメリット
- 鉄製の場合は初回のみシーズニング(油の膜で保護する作業)が必要。
- 使用した後のメンテナンス(しっかり洗って乾かすこと)が必要。
- 重いので持ち運び時に注意。
まとめると、焼き網よりも蓄熱性があって美味しく焼けるけど、重くて、メンテナンスが面倒。ってことだね。
まとめ
イワタニの「炉ばた焼器 炙りや」についてレビューさせていただきました。
炉ばた焼き器 炙りやが「向いている人・向いていない人」
最後に今までの”まとめ”として、炉ばた焼き器 炙りやが「向いている人」と「向いていない人」を箇条書きにしてみました。
炉ばた焼き器炙りやが「向いている人」
炉ばた焼き器 炙りやが「向いている人」はこんな方です。
- 手軽に本格的な網焼きや串焼きを楽しみたい方
- 七輪や炭火で焼いたような食感を味わいたい方
- 炭の火起こしや後片付けが面倒だと感じている方
- いろんな場所に持ち運んで使うことが多い方
- シンプルなデザインが好きな方
炉ばた焼き器炙りやが「向いていない人」
炉ばた焼き器 炙りやが「向いていない人」はこんな方です。
- 大人数の調理に使いたい方
- とにかく高火力なガスコンロを探している方(タフまるがおすすめです)
- 室内での調理に煙が気になる方(脂分が多い食材は煙と匂いが出ます)
さいごに
炉ばた焼き器 炙りやを8年以上使ってますが、今でもキャンプや自宅の調理に欠かせない存在になっています。
将来、買い替えの時期が来ても、迷いなく同じシリーズを買います。 そのくらいの溺愛っぷりなので皆さんにもおすすめです!