たくさんのキャンプ道具を車に積み込む様子は、よく「テトリス」に例えられます。
キャンプ道具を車に詰め込み、隙間を作って、さらに詰め込む。
たくさんのキャンプ道具を車に積み終えると、確かにテトリスに似た達成感があります(笑)
今回のブログでは、「車にキャンプ道具をたくさん積み込む方法」について、以下のポイントを詳しく解説します。
- コンパクト化に差が出る道具5選
- キャンプ道具をまとめる「入れ物」は何を選ぶ?
- 車に積み込むコツと工夫
- ルーフキャリアの注意点
【方法1】コンパクト化できるキャンプ道具を選ぶ
まずは車に積み込む時にコンパクトになるキャンプ道具を選びましょう!
コンパクト化に差が出るキャンプ道具を以下にまとめました。(全部で5つ)
【道具①】イス
キャンプで使う「折りたたみ式のイス」は、種類によって折りたたんだ後のコンパクトさが、かなり違います。
我が家は4人家族なので、折りたたみのイスが4つ必要です。
何度か買い換えましたが、キャンプには以下の2種類のイスを2つずつ、合計4つのイスを持って行くスタイルに落ち着きました。
- コールマン フォールディングチェア(2つ)
- ヘリノックス チェアツーホーム(2つ)
この2種類のイスについて解説をしていきます。
コールマン フォールディングチェア
コールマンの「フォールディングチェア」は車から取り出して、開いてすぐに座ることができる便利なイスです。
しまう時も同じく簡単(ただ閉じるだけ)で、しかも折りたたむとかなり「薄く」なります。
ヘリノックス チェアツーホーム
ヘリノックスの「チェアツーホーム」は、先述したコールマンのフォールディングチェアと比べると、組み立てるのに少し手間がかかりますが、座り心地は抜群です。
片付ける時も、かなりコンパクトに収納することができます。
4つのイスを車に積み込む時は、下写真のようにコンパクトに収納が可能です(^^)
【道具②】寝袋
寝袋の種類は大きく分けると、お布団のような「封筒型」と、体をすっぽり覆う「マミー型」とに分かれます。
封筒型はあまりコンパクトにはならず、マミー型はコンパクトになるので、車への積み込みを考えると「マミー型」の方がオススメです。
また、寝袋の中身が「化繊」か「ダウン(羽毛)」かによってもコンパクト化に差が出ます。
「化繊」よりも「ダウン」の方が値段は高くなりますが、ダウンの方が化繊よりも暖かくてコンパクトに収納できます。
子供用のマミー型シュラフも、コンパクトにしまうことが可能です。
【道具③】テーブル
我が家ではキャンプ用テーブルは「大きいテーブルを1つ、小さいテーブルを2つ(合計3つ)」持って行くパターンが多いです。
デーブルを積み込む場合、コンパクト化のポイントは「テーブルを折りたたんだ時に、スタンド(足)が綺麗に天板に収まるか」が重要です。
僕が使っている小さいテーブル(ユニフレームの「焚き火テーブル」)は、天板にスタンドがピッタリ収まるので、収納のコンパクト化が可能です。
しかもテーブル上に、熱々のダッチオーブンやスキレットがそのまま置けたり、シングルバーナーを使ったりできるので、とても便利です。(木製のテーブルだと焦げてしまいます)
3つのテーブルを車に積み込む場合、写真(↓)のようにコンパクトに収まります。
大きなテーブルは、「196(イチキューロク)KUROSON370」という折りたたみウッドテーブルを愛用しています。
【道具④】焚き火台
しっかりした構造の焚き火台は、車の収納スペースを占領しがちです。
「メッシュ型の焚き火台」であれば、クルクルっと丸めてしまえるため、車の収納場所を選びません。
焚き火をする時も、底が網目のようになっているため空気の通りが良く、薪を効率よく燃やすことができます。
【道具⑤】クーラーボックス
クーラーボックスの種類は、柔らかい生地を使った「ソフトタイプ」と、硬い素材で作られた「ハードタイプ」に分かれます。
ハードタイプは断熱性能が優れているものが多いのですが、車の収納スペースをたくさん取ってしまいます。
ソフトクーラーボックスは、ハードタイプと比べて断熱性能は少し劣りますが、
クーラーボックスの中が空になれば、キャンプの帰りは折りたたんで積み込むことができます。
キャンプの荷物が多くなる春秋冬の季節はソフトクーラーボックスで断熱性能は十分ですし、暑い季節も時々ブロックアイスを入れてやれば、十分冷たさをキープできます。
【方法2】キャンプ道具をまとめる「入れ物」はソフトタイプを選ぶ
キャンプ道具をまとめて運ぶケースやバックは、硬い素材のものよりもソフトな素材にした方が、たくさん車に積み込みが可能です。
なぜならソフトタイプは、車のラゲッジスペースの隙間に柔軟に積み込むことができるからです。(ソフトタイプは少しカタチを変形させて押し込むことができる)
逆に、金属製やプラスチック製などの固いハードタイプのケースやバックは、隙間スペースに形を変えて押し込むことができないため、ラゲッジスペースの融通がききません。
【方法3】後部座席の「足元スペース」を活用
後部座席の足元にある「空きスペース」に荷物を積み込むことができます。
足元のスペースには、硬いものではなく、柔らかいもの(テントや寝袋)を入れた方がたくさん積み込めます。
積み込んだ後は、後部座席に乗り込む子どもたちには靴を脱いでもらい、足を投げ出して座ってもらいます(笑)
座席の真下スペースも活用する
座席シート真下の空きスペースも利用しましょう。
僕の場合は、灯油缶やペグを入れるケースなどを入れています。
【方法4】車後部ラゲッジルームに「収納棚」を置く
SUV、ワンボックス、ミニバン、やワゴンなど、リヤハッチタイプの自動車は、後部の荷物スペースに「収納棚」を置くと積み込みが格段にアップします。
ラゲッジルームに収納棚を置くと、上部の荷物はそのままに、棚下の荷物を取り出しやすくなるメリットもあります。
「収納棚」を選ぶときの注意点
収納棚を選ぶ際は、キャンプ道具の重さに耐えられる「棚」を選ぶことがポイントです。
僕が使用している「スライド式 多機能収納棚」は耐荷重が45キロもあり、重いキャンプ道具をたくさん載せても大丈夫です。
しかも棚の横幅を、スライドさせて調節することができるので便利です。
キャンプの時、収納棚の上に板を置けば「大きなテーブル」としても使えます。
普段は車のラゲッジスペースの下に板を敷いておけば、収納スペースを節約できます。
板はホームセンターで売っているものを使用しています。
「ルーフキャリア設置」は最後の手段
車の天井(ルーフ)にキャリアを設置すれば、さらにたくさんの荷物を積み込むことができます。
僕の場合は北海道にファミリーキャンプ旅行(10泊11日)を計画した時、たくさんの荷物を積み込む必要性にかられてルーフキャリアを設置しました。
ルーフキャリアの「注意点」
車にルーフキャリアを設置する場合、いくつかの「注意点」があります。
【注意点1】荷物の出し入れに時間がかかる
車の天井(ルーフ)に載せた荷物を出し入れするのは、思った以上に時間と手間がかかります。
(車とキャリアの種類によりますが)ハシゴを使ったり、荷物をキャリアに乗せてからロープで固定したりする必要があるためです。
【注意点2】高さ制限に注意
ルーフキャリアを付けると車高が高くなるため、駐車場などの「高さ制限」に注意する必要があります。
キャリアに荷物を積んでいると、さらに車高が高くなるため天井に注意が必要です。
【注意点3】値段が高い
ルーフキャリアはなかなか値段が高い買物です。
取り付けが自分でできないと、取り付け工賃もかかります。
【注意点4】一度設置したら、後戻りできません
キャリアは一度取り付けたら、元に戻すことは(面倒なので)ありません。慎重に決めましょう。
値段の高いルーフキャリアを買う前に、まず今まで解説してきた「あまりお金のかからない方法」でやれることをやってみて、それでも収納スペースが足りなければ設置するのが良い方法です。
まとめ
車にキャンプ道具をたくさん積み込む方法について、解説させていただきました。
僕はこの4つの方法を駆使してキャンプ道具を車に積み込むので、キャンプ場で隣サイトの方から「なんでその車にこんな多くのキャンプ道具が入るんですか?」と、たまに質問されることがあります(笑)
ブログを読んでいただいて、役に立ちそうな方法が一つでもあれば、とても嬉しいです(^^)