【バランゲルドーム】実際に使ってわかった「良い点と注意点」レビュー

【良い点3】コンパクトに収納可能

重量が軽い

バランゲルドームの重量は、たったの9.36kg。(カタログ値)

バランゲルドーム 収納

ペグの重さ(24本あります)を抜くと、約8.8kgと驚くべき軽さです。

収納袋への収まりもコンパクトです。(ポールを入れた大きさです)

バランゲルドーム収納袋サイズ

ノルディスク「ウトガルド」と比較

ノルディスク ウトガルド

僕が持っているノルディスク「ウトガルド」の重量は全部で31.4kg(幕体22.5kg、フロア8.9kg ペグ含む)

ウトガルド収納袋

バランゲルドームと比べて重さが3倍以上あります。(バランゲルには無いフロアシートもあるので当たり前ですが)

収納袋に入れた大きさを比較すると、その違いは一目瞭然です。

ウトガルドとバランゲルドーム収納袋比較

車で持ち運びする時、ラゲッジスペースを占有する面積が、(コットン系テントと比べて)かなり節約できます。

余ったスペースに他のキャンプ道具をたくさん置く事ができます。

【良い点4】スカート(内側)あり

バランゲルドームには、地面とテント幕との間に、外気を遮断する「スカート」があります。

バランゲルドーム スカート

一般的なスカートはテントの外側に付いているのですが、バランゲルドームはテントの内側にスカートが付いています。

バランゲルドーム内側スカート

この内側スカート構造により、テント内の熱を外に逃がしにくく、外からの冷気や吹いてくる冷たい風を防ぐことができます。

外側に(ビラビラした)スカートが出ていないので、スッキリしていてデザイン的にも好みです。

バランゲルドーム

【良い点5】薪ストーブが無加工で設置可能

一般的なテントは、薪ストーブの使用を想定した構造になっていません。

Gストーブ

薪ストーブを使用するには、テントに様々な工夫と加工が必要です。

薪ストーブ

それに対して、バランゲルドームは薪ストーブの使用を前提とした構造になっています。

バランゲルドーム gstove

【1】天井から煙突を出せる

幕の天井にある換気口から、薪ストーブの煙突を出せる構造になっています。

バランゲルドーム テントガード

煙突は高温になるため直接煙突が生地に当たらないように「煙突ガード」が必要です。

煙突口の開閉は、ロープを使って簡単に切り替えできます。

バランゲルドーム ガイロープ

テント生地は「難燃性」ポリエステル製

テントの生地は燃えにくい「難燃性ポリエステル」を使用しています。

バランゲルドーム

コットンと同じくらい火に強いわけではありませんが、一般的なポリエステル生地と比べると丈夫な作りになっています。

【2】換気もバッチリできる

薪ストーブなどの暖房器具をテント内で使用する場合、換気を十分に行い一酸化炭素中毒を防ぐことが大事です。

バランゲルドーム薪ストーブ

バランゲルドームには、換気口が全部で3ヵ所も設置されています。

バランゲルドーム換気口

たとえ雪中キャンプで、テントに雪が降り積もってしまっても、換気口が違う場所に3つもあれば、換気が不完全になってしまう状況を避ける事が出来そうです。

冬キャンプ

積雪の事まで考えて設計してあるとは、さすが北欧ノルウェー仕様ですね(^^)

バランゲルドーム 雪中キャンプ

【良い点6】キャンプ場で「かぶりにくい」

バランゲルドームは、まだ日本国内にそれほど流通していません。

よって、キャンプ場で他のキャンパーさん達とテントが「かぶりにくい」というメリットがあります。

バランゲルドーム

たくさんあるテントの中でバランゲルドームは目立つので、キャンプ場が混んでいても子供たちが迷子にならなくて助かります。

【良い点7】汚れが目立たちにくい

仕方がないことなのですが、テントは使うと汚れが付いてきます。

バランゲルドーム

バランゲルドームは、色が濃いオリーブ色。

バランゲルドーム換気口

汚れが付いても、他の色と比べて目立ちにくく気になりません。

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バランゲルドーム「4つの注意点」

【注意点1】結露が起こりやすい

コットン素材のテントと比べると、ポリエステル素材は、幕内に結露(水滴が付く)が起こりやすいです。

バランゲルドーム 結露

ドーム型なので天井からポタポタ水滴が落ちてくることはありません。

水滴は壁を伝って流れ落ちていきます。

撤収する時は、水滴を雑巾やタオルなどで軽く拭いてから乾燥させると、早く乾きます。

【注意点2】虫が多い時期は使えない

虫が多い季節は、テント内でコット寝する時に虫の存在が気になるため(虫嫌いの僕には)使えません。

キャンプ 虫

虫が入らない様に出入口を締め切ると、メッシュ部分が少ないため、幕内の温度が上がって暑くなってしまいます。

バランゲルドーム メッシュ

【対策1】インナーテントを使う(別売)

バランゲルドーム インナーテント

画像引用: helsport

虫を避けたい場合は、別売りの「インナーテント」をドームに取り付けて、その中で過ごすこともできます。

【対策2】幕内に自立式テントを張る

幕内に小型の自立式テントを別に設営して、その中で寝る方法もあります。

小型の自立式テント

俗に「カンガルースタイル」と呼ばれています。

カンガルースタイル

【注意点3】在庫が少ない

バランゲルドームは在庫が少なく、すぐに売り切れてしまいます。

バランゲルドーム売り切れ

日本に入ってくる数が少なく、在庫切れになってしまう事が多いそうです。(取扱店のスタッフさん談)

インターネットで購入する場合は、こまめに在庫の有無をチェックするしかありません。

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まとめ

大型ドームテント「バランゲルドーム」について詳しく紹介させていただきました。

バランゲルドームとラングラー

薪ストーブをテントに入れることを考えてみえる方には、特にオススメです。

バランゲルドーム

この記事がバランゲルドームの購入を検討されてみえる方のご参考になれば幸いです(^^)


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