浩庵キャンプ場【5つの注意点と攻略ポイント】(山梨県|富士山 本栖湖)

浩庵キャンプ場

富士山のふもとにある湖(富士五湖)の一つである本栖湖。その湖畔にある浩庵キャンプ場(「こうあん」と読みます)は、富士山と本栖湖の両方とも一望できるぜいたくなキャンプ場です。

浩庵キャンプ場から見ることのできる富士山と本栖湖の景色は、千円札の裏側の印刷に採用されていることでも有名です。

富士山千円札

人気のキャンプマンガ「ゆるキャン△」にも第1話で、浩庵キャンプ場から見える富士山と本栖湖が登場します。

ゆるキャン 浩庵キャンプ場
ゆるキャン△1巻

このマンガの影響もあってか(?)このキャンプ場は、最近さらに拍車をかけて人気があります^^;

今回は、浩庵キャンプ場について、以下の4つのポイントを詳しくブログで解説します^^

  1. 浩庵キャンプ場の特徴
  2. キャンプ場での注意点
  3. キャンプ場の施設とテントサイトについて
  4. 攻略のポイント
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浩庵キャンプ場の特徴

富士山と本栖湖の景色が最高!

浩庵キャンプ場

富士山を望む本栖湖(もとすこ)の湖畔に面した抜群のロケーション。「この景色さえあれば他は何も必要ない!」と思えてしまうほど、一日中見ていても飽きません(´▽`)ノ

本栖湖の水際にテントが張れる

富士山と本栖湖の絶景ポイントの目の前にテントやタープが張れます!

後述しますが、テントやタープを張るときに、ちょっと注意が必要です。
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浩庵キャンプ場の注意点

【注意点1】予約はできないフリーサイト

テントを張る場所(湖畔サイトと林間サイト)全てのサイトは、事前の予約ができません。

ノルディスク ウトガルド

完全なフリーサイトとなっています。つまり良い場所は早い者勝ちです^^

【注意点2】いわゆる高規格キャンプ場ではない

浩庵キャンプ場は、至れり尽くせりな設備がそろっている いわゆる高規格なキャンプ場ではありません。

キャンプ場にある施設も、炊事場、トイレなどの必要最低限のシンプルな施設しかありません(でも目の前に富士山があることが、それを補って余りあるのですが)。

ゴミも持ち帰りなので注意しましょう。

【注意点3】地面の傾斜に注意(湖畔サイト)

湖畔サイトは、湖に向かって傾斜がついています。

テーブルなども石などを置いて水平にしないと、コップやお皿がずり落ちてしまうほどの傾斜です。

テントで寝るときも、子供たちは湖側にずりずり落ちて寝ていました(笑)。

コット(折りたたみ式のベッド)などがあれば使用した方がいいかもしれません。

また、湖に近づけすぎて車を止めようとすると、地面の傾斜がきつくて車がスタック(タイヤが空回りしてしまって動けなくなる状態)してしまう危険性もあるので注意しましょう。

【注意点4】地面が硬い(湖畔サイト)

湖畔サイトの地面は砂利と砂。特に砂利が多い地面はけっこう硬いです。

ジュラペグ(テントによく付属しているジュラルミン製のペグ)では地面に刺さらないこともあります。

スノピのソリッドステークのような鍛鉄製のペグが必要です。

ノルディスク カーリ20

また、砂地が多い地面にタープを張る場合は、風であおられてペグが抜けてしまわないように「長めのペグ(30cm〜40cmくらい)」も用意しておきましょう。

【注意点5】チェックアウトの時間が早い(10時)

浩庵キャンプ場は、チェックアウトの時間が午前10時とけっこう早めの時間です。

いつもよりも早めに撤収作業を始めましょう。

本栖湖

また、午前10時以降もキャンプ場に滞在したい場合は、受付でチェックアウト時間(午前10時)までにその旨を告げると、デイキャンプ料金(一泊料金の半額)を支払えば午後5時まで延長すること(レイトチェックアウトすること)ができます。

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浩庵キャンプ場 詳細

キャンプ場 地図

浩庵キャンプ場を上から見た地図はざっとこんな感じです。

浩庵キャンプ場 サイト地図

本栖湖の湖畔の一部をぐるっと湖畔サイトが囲んでいます。

林間サイトは、湖畔サイトよりも湖に若干離れた位置(一段高い場所)にあります。

受付(セントラルロッジ浩庵)

国道300号を中ノ倉トンネルに入る手前で左折すると「セントラルロッジ浩庵」が見えてきます。ここが受付です。チェックイン手続きをここで済ませます。

セントラルロッジ浩庵

この建物のお風呂も利用できますし、中には売店もあります。また、ボートやカヤック、SUPなどのレンタルもできます。

本栖湖 SUP

キャンプ場入口からテントサイトまでの道のり

浩庵キャンプ場 入り口

受付でチェックインの手続きを済ませたら、ロッジの目の前にある細い下り道がキャンプ場の出入り口です。入口のチェーンを自分で外して入場します。

下り道を道に沿って下って行くと、本栖湖が見えてきます。

まっすぐ行くと湖畔サイト、左に曲がると林間サイトです。

湖畔サイト

浩庵キャンプ場 湖畔サイト
浩庵キャンプ場 湖畔サイト地図

浩庵キャンプ場の湖畔サイトは、上の図のように、本栖湖の水際に沿って左右の横に長いスペースにテントが張ることができます。

炊事場やトイレから距離が離れるほど空いていますが、距離に比例して不便になります(笑)家族キャンプで湖畔サイトにテントを張る場合は、トイレに近い場所がオススメです。

浩庵キャンプ場

前述しましたが、地面は砂地と砂利です。

湖に向かって傾斜がついているので、なるべく傾斜の少ない場所にテントを張ると楽です。

林間サイト

林間サイトには、たくさんの樹木が生えています。

浩庵キャンプ場 林間サイト

夏の暑い日は日陰が多くできるので、涼しくて良さそうです。

その反面、樹木が邪魔してテントから富士山と湖が見えるポイントは、湖畔サイトよりも多くありません。

浩庵キャンプ場 富士山

また、混雑時は林間サイトの中に車を横付けできません。林間サイトの隣にある駐車場に車を移動して駐車しなければいけません。

奥の方にテントを張ると、駐車場までの行き来が遠くなってしまって不便です。

トイレ

トイレは林間サイトに近い場所にあります。

浩庵キャンプ場 トイレ

全部が水洗洋式トイレです。ウォシュレットも(一つだけですが)あります。

炊事場

炊事場はトイレの隣にあります。

浩庵キャンプ場 炊事場

お湯は出ませんが、屋根があるので暑い日や雨の日には助かります。

また、トイレと炊事場はキャンプ場内に一箇所しかありません。家族キャンプの場合は、ここから近い方が何かと便利だと思います。

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浩庵キャンプ場の攻略ポイント

混雑時の対策

ハイシーズンの土日や連休などは、かなり込み合います。

朝8時のチェックインの時間には、すでにセントラルロッジの前の道路に、車が行列をつくっています(^^;

本栖湖と富士山

混雑が予想される日程で人気のある湖畔サイトの良い場所に陣取りたいのであれば、朝早く(朝6時くらいでも、多少並んでいますが)から並ぶ必要があります。

早朝の到着が難しければ、このキャンプ場のチェックアウト時刻が午前10時なので、午前10時少し前にチェックインして、撤収して帰るキャンパーさんの場所を狙いましょう。

けっこう、金曜日に宿泊して土曜日に帰るキャンパーさんもよく見かけます。

湖畔サイトか?林間サイトか?

「湖畔サイトか、林間サイトか、どちらがオススメ?」と聞かれたら、僕は迷わず「湖畔サイト」と答えます。

理由は、大好きな富士山が見えるから^^

もちろん雲がかかって富士山を見ることのできないこともありますが、それでも「あそこに本当は富士山があるはずだ」と妄想しているだけでも楽しいです(笑)

夜明けの富士山は必見!

夜明けの浩庵キャンプ場では、富士山の左側から日が昇り始めます。

富士山 夜明け

「絶景とは、ここの景色のためにあるのでは!」と思えるほど、朝の早起きには価値があります(^-^) 僕は今まで行ったことのあるキャンプ場の景色の中で、浩庵キャンプ場のこの時間の景色が一番好きです。

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その他の情報

周辺の買い物施設

キャンプ場から一番近いコンビニ(ファミリーマート富士宮朝霧店)までは、車で20分くらい(約15km)の距離があります。

お風呂

セントラルロッジ浩庵

セントラルロッジ浩庵(受付場所)の中にあるお風呂を利用できます。

  • 利用時間は午前10時から午後8時まで
  • 料金 大人500円 子供300円(1才以上から小学生)
混雑するシーズンだと、夕方からお風呂は混み合ってきます。時間を少しずらして利用しましょう。

また車で30分くらい移動すると、以下の温泉施設があります。

直火OK!

直火

浩庵キャンプ場は直火OK。地面に直接薪を置いて焚き火ができます。

虫対策

毎回、僕たち家族は湖畔サイトにテントを張るのですが、森林香を焚いているせいかブヨや蚊などには刺されませんでした。

森林香

林間サイトは樹木で日陰が多いせいか、湖畔サイトよりは虫がたくさんいる印象です。

キャンプ場の売店

セントラルロッジ浩庵に売店があります。

売っているものは必要最低限なもののみ(消耗品、飲み物、お菓子、薪など)。必要なものは事前に購入しておきましょう。

ビールなどはコンビニ価格よりも割高です。
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浩庵キャンプ場 情報

富士山

浩庵キャンプ場(こうあんキャンプ場)

  • 住所:山梨県南巨摩郡身延町中之倉2926
  • 電話:0556-38-0117
  • チェックイン:午前8時
    チェックアウト:午前10時
  • デイキャンプは午後5時まで
  • 入口のゲート開放時間:朝8時から午後8時まで
  • レンタル:カヌー(カヤック)、ウインドサーフィン、SUP、スラックライン、マウンテンバイク、釣り具など
  • 標高960m
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まとめ

浩庵キャンプ場のブログレポートを、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

このキャンプ場は、僕が「今度はどこのキャンプ場に行こうかなー」と考え始めると、必ず毎回候補に浮かぶキャンプ場の一つです。

富士山

ぜひ、みなさんもこの素晴らしい景色を体験してくださいね。

きっと富士山と本栖湖の景色に感動して、いつもよりも多く写真を撮っているはずです^^

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