本物とコピー品(soomloom焚き火台)との違い
【相違点1】コピー品の方が本体重量が重い
スピット(串)を除いた本体重量は、
- ピコグリル 367グラム
- コピー品 391グラム
コピー品の「soomloom焚き火台」の方が少し重いです。これは、コピー品の方がプレートを支えるフレームパーツ(ステンレス棒)が若干太いからです。
【相違点2】コピー品のステンレス板の方が錆びに弱い?
ステンレス板を磁石に近づけると、コピー品「soomloom焚き火台」の方が、激しく磁石に付着します。
つまりコピー品の方がステンレス素材に入っている鉄の比重が高いことになります。
あくまで個人的な推測ですが、(鉄の比重が高いので)将来的にコピー品の方が錆びに弱いのではないかと思われます。
【相違点3】コピー品の方が、ケースの縫い目が雑
収納ケースも本物ピコグリルにそっくりのサイズですが(↓)、
よく見ると、コピー品の方がケースの縫い目が雑です。
【相違点4】コピー品はスピットの本数が多い
本体に付属するスピットの数が、コピー品は3本(大2 小1)あります。
ピコグリル398には2本のスピットが付属しています。(販売店によります)
コピー商品の使用は、ユーザー側の考え方次第ですが、個人的には開発・デザインを手がけた方々の苦労を考えると…ちょっと残念な感じがします。
焚き火を快適にしてくれる「便利アイテム8選」
最後に、ピコグリルでの焚き火をより快適にしてくれる「おすすめ焚き火関連グッズ」を(今まで文中で紹介したアイテムを含めて)全部で8つ紹介していきます。
どの道具も愛用している焚き火グッズです!
【1】耐熱シート「F700Rカーボンフェルト」
焚き火台の熱から地面の芝生や地中の微生物を守るには「耐熱シート(スパッタシート)」が効果的です。
F700Rカーボンフェルトは、耐炎繊維を高密度にからみ合わせたフェルト素材で作られていて、もともと溶接作業で飛び散る火花から人や設備を守るために開発されたシートです。
出典:旭産業株式会社
F700Rカーボンフェルトは防炎シートの中で一番厚みがあり(5ミリ)、熱を地面に伝えにくくする効果があります。
またフェルトなので、小さく折りたたんで収納できるメリットもあります。
カーボンフェルトは、1m単位で販売されていることが多いですが、それだと値段が結構高いので、ちょうど良いサイズ(ピコグリルだと33cm×33cm)でカット売りされているシートを購入されることをオススメします。
【2】スノーピーク「焚き火台ベースプレートM」
先ほど紹介した耐熱シート「カーボンフェルトF700R」は、耐熱効果は抜群ですがフェルトに付着するたくさんの灰の後片付けが意外に面倒です。
そこでスチール製の灰受けプレートである、スノーピーク「焚き火台ベースプレートM」を耐熱シートの上に重ねて使用すると便利です。
焚き火台ベースプレートは36cm×36cm。ピコグリル398のサイズにジャストフィットします。
スチール製の灰受けプレート「焚き火台ベースプレートM」は、単体で使用すると焚き火の輻射熱を蓄熱して地面にダメージを与えてしまうので注意が必要です。
先ほど紹介した耐熱シート「カーボンフェルトF700R」を下に敷いて使用することをオススメします。
耐熱シート「カーボンフェルト」は、33cm×33cmでカットしてあるサイズを選ぶと、焚き火台ベースプレートMに(無加工で)フィットします。
他の焚き火台を使用するときも、利用できるので重宝しています。
【3】秘密のグリルさん用ゴトク(DOD)
DOD(ディーオーディー) の「秘密のグリルさん用ゴトク」は、重い鍋やケトルなどをピコグリルで使用する時に(スピットでは安定性に不安がある場合に)便利です。
サイズもピコグリル398にちょうど良い大きさです。
軽量化された細いステンレス棒の専用スピットと違い、秘密のグリルさん用ゴトクは丈夫でしっかりした作りなので、安定感があります。
【4】着火剤「ベスター」と「文化たきつけ」
焚き火の着火時に便利な着火剤には、「ベスター」や「文化たきつけ」が、単価も安くてオススメです。
ベスターも文化たきつけも、ホームセンターなどで一袋100円台で売っています。(1個10円以下の単価になります)
必要な量(1、2個)を手で外して(↓)、
焚き火台の上に置いて、ライターなどで火をつけるだけで簡単に点火できます。
着火剤に火をつけるのはバーナーライター(ガストーチ)があると、風が強い時でも確実に素早く点火ができます。
【5】火吹き棒「ファイヤーサイド・ファイヤーブラスター60」
焚き火の勢いが弱くなってきたら、火吹き棒で火元に空気を送ってあげると、弱くなった炎があっという間に強い炎によみがえります。
僕は無骨なデザインが気に入って、ドイツ製の「ファイヤーブラスター60」を使っています。
息を送り込むだけで簡単に火を操ることができるで、子どもたちもお気に入りです。
【6】スノーピーク「フォールディングトーチ」
薪に着火する作業が面倒に思っている方にオススメなのが、スノーピークの「フォールディングトーチ」です。
通常のガストーチの2倍ある火力(3500kcal/h)が特徴で、どんな太くて硬い薪にも簡単に着火できます。(その分、燃焼音も2倍ですが…)
太くてゴツい薪しか無い場合や、着火剤を忘れてしまった場合に非常に助かります。
専用のアダプタを使って、CB缶、OD缶の両方使えるのも便利です。
どんな太くて硬い薪にも、素早く確実に着火できるよ
【7】ブリキのバケツ「オバケツ」
ブリキのバケツが一つあると、焚き火を含めた様々なキャンプシーンで便利です。
例えば、焚き火シーンでは、散らかりやすい焚き火道具をバケツの中に一つにまとめておけます。
また、汚れた食器類をまとめて入れておいて、そのまま洗い場に持って行くこともできます。
僕は品質の良さで定評のある、渡辺金属工業の「オバケツシリーズ」をずっと愛用しています。
【8】薪置き「ログフープS」
たくさんの薪を、焚き火台の横に置いておくには、ダッチウエスト社の薪置き「ログフープS」がとても便利です。
折りたたみ式の2本の鉄製リングの間に、薪をたくさん置いておくことができます。
薪を地面に直接置いてしまうと、地面から発生する湿気を吸って、火付きが悪くなったり、焚き火中に爆ぜる(勢いよく火の粉が飛び散る)原因にもなります。
ログフープに薪を置いておけば、地面に直接触れないため、湿気を心配する必要がありません。
たたんで収納もできるので、車載スペースも取りません。
まとめ
焚き火台「ピコグリル398」について、詳しくレビューさせていただきました。
ピコグリルが向いている人・向いていない人
ピコグリル398は、下記のような焚き火スタイルの方に超おすすめです!
- 焚き火台をコンパクトに持ち運びたい人
- 焚き火台を使ってグリル(調理)も楽しみたい人
- 少人数(ソロ〜家族キャンプ)で焚き火台を使いたい人
- 長くて太い薪も焚き火に使用したい人
- 焚き火台の組立・片付けの時間を短縮したい人
- 多人数で焚き火台を囲んで焚き火を楽しみたい人
- 薪をとにかくたくさん焚き火台にくべたい人
- 芝生で焚き火をする時、耐熱シートを使うのが面倒な人
焚き火の美しい炎をいつまでも見続けていたい方に、是非おすすめしたい焚き火台です。